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本読みの仕方を変えたことと。2冊まとめて、いろいろ。

2019年の年末くらいから、脱電子書籍し、紙の本にシフト(主にメルカリや楽天)。本に直接雑なメモや線を引きながら、思ったことをさささーと書き綴る読み方を試してみている。

過去には読書ノートを作ってみたり、読書メモをまとめてみたり、ブログにまとめてみたりと色々試したのだけど。再び本を開いたとき、当時の自分が何を思ったのか?何に反応したか?が書かれている方が、シンプルでわかりやすいし、過去の自分と対話してる気持ちになるなと思ったから。

あとは、「本から何かを得よう」ということを捨てたのは大きい

何かを読み解かねば。インプットしなければ。気づきを実践に昇華しなければ。
なんて、大真面目に思っていたときがあって。

そんな考えでいたので、本以外のことにもちょっと目的思考を持ちすぎてたかなとおもう。疲れちゃうでしょう、それは。目的意識は大事なんだけれど、最短距離で目的までいかなくたって良い読書だってあるでしょう。読んだあとで、「あ、これって」って気づいたってよい。30代になって逆に変な焦りがなくなったように思う。

そんな風に変わってきて、積読してた本や気になった本をランダムに読んできたのが4月。ちょっと仕事とかキャリア関係に偏っていておもしろくないが、自分の興味関心があらわになる感じがする。(5月はもうちょっと偏愛セレクトにしたい。)

他者と働く

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「わかりあえなさ」から始める って言葉に目が止まって読み始めた。そもそもとして、私自身が他者と「わかりあえない」前提、自分は相手の何を「わかってるのだろう?」という気持ちがある。ネガティブな意味ではなくて、昔自分が「なんでわかってくれないの?」とか「わかりあえてると思っていたのに」って変な甘えを持っていたことがあって。以心伝心とか無理でしょ!ということをやっと理解できてきたのが今。。

この本の中では 対話とは「新しい関係を構築すること」と定義されている。関係性を常に新しくしていくこと、だとか。

対話については2つある。「私とそれ」と「私とあなた」。

前者は、道具としての関係。後者は双方向に受け入れあっている関係。客と店員、上司と部下。役割に対しての関係性が「道具」だと。道具として関係性を築いていると、道具として役に立たずに適応できない人はどんどんと居場所を失っていく。その中で必要なのって、対話し・その人のナラティブを眺めようとして、居場所を作ることなのではないのか? 居場所を作るとはどうゆうことなのか?そういった切実な思いから、プロセスやアプローチがまとめられている。 私自身、仕事できなくて居場所をなくした経験もあり、なぜ自分は道具として役に立てないんだと苦悩したときもある。なのでそうゆう立場の人の気持がすごくわかる。適応課題という言葉を知れたのは、大きい。

文化人類学の思考法

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これはもうめちゃくちゃおもしろかった。もう一度読みたいし、関連書籍も注文してしまった。

特に、「呪術と科学」と「貨幣と信頼」!!

自分が、なんとなくの「あたりまえ」「常識」の中から判断をしていたかということに気付かされる。1つのものさししか持たずに、判断をすることは危ういし、いくつかのものさしを持つことができればこんなに面白く世界を見れるんだ!と思える。すごく読みやすいから1日2日で読みきれちゃうのでは。

この本をきっかけに、ネイティブ・アメリカンとかヤップ島について調べようと思い、このラジオをききはじめた



あと3冊はつぎに


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