25年ウェブサイトをつくって感じた、プロダクトづくりに大事な「熱い想い」
もともと小学生の頃から25年ほどウェブサイトをつくり続けており、40以上のウェブサイトをリリースor運用してましたが、Findyでは創業時の2016年からプロダクトをつくっています。
Findyでは4つのリリースを行いまして、長くグロースできているサービスだともう6年目になり、僕のプロダクト開発人生の中でも一番継続しているプロダクトになります。
本日はこのプロダクトづくりの人生を振り返って大事にしたいマインドについて書いてみます。
5年も飽きないプロダクト開発
2017年5月。Findyは僕と代表の山田さん、業務委託のデザイナーの方で8ヶ月の開発期間を経てリリースされました。
それこそ初期はエンジニア実務経験3年くらいの僕が企画と開発(フロントエンドからインフラまで全部)やるみたいなところから始まりました。2022年現在は企画、デザイン、エンジニアリングで20人強でプロダクト開発を行っています。
5年以上もこのプロダクトを触っているとこのサービスが取り巻く環境やプロダクト開発の良し悪しについて考えるシーンはありますが、それでもやっぱり僕は飽きずにできています。
では、僕はなぜこんなにも飽きずにこのFindyのサービスづくりを推進し続けられるのか?
飽きない理由は、何度も今後のプロダクトの展開を妄想しまくって面白かったから
それは、この領域に対する課題が面白いものであり、この領域の提供できる価値を想像したときに、まだまだ未知の面白さが眠っていることをわかっているからです。
毎日のようにプロダクトの施策を考えたり、施策のレビューに入るときに、「エンジニアにとって良い未来が待ってる施策になるのか?」「自分の周りのエンジニアみんなが笑顔で使ってくれる仕様なのか?」をずっと考えます。
そんなことを考え続けていると、「あ、これは友人のAくんがなんか嫌がりそうだな〜」とか「知人のBさんはいいフィードバックくれそうかも?」と想像できる瞬間が何度も湧いてきます。
さらに、カジュアル面談や面接のタイミングで「Findyはどんなプロダクトにしたいですか?」という質問を何度ももらうため、口に出しながら今後のプロダクトの発展性について伝えながら自分の思考を整理しています。
例えば、
Findyは単なる転職・採用サービスではない
HRTechという側面にも見られがちだが、エンジニア向けの課題解決をしたい会社
Findy、Findy Freelance、Findy Teamsの連携とその将来性
「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる」上で、新しいサービスをどうつくるか
こういった内容を踏まえ、エンジニアとエンジニア組織における課題を話し続けると今後まだ作れていないプロダクトの方向性を早く実現してみたい。ワクワクが止まりません!
まだまだやれることがある道半ばなので、自分の実現したい世界に1秒でも早く近づけるためには、ということを毎日考えています。
プロダクトをつくる上で大事なのは「プロダクトに対する熱い想い」
今まで僕は40もののサービスをつくって1年以上運用したものは10個もなく、ほとんどはリリースから1ヶ月も経たずにクローズしていました。
1ヶ月以内にクローズするものは、
コンセプトが不十分なもの
リリースしたら満足できる一発ネタのもの
お客さんの声を聞かなかったもの
代替するサービスが他にあって自分が依存しているもの
技術的にチャレンジしてみたかったもの
などが該当します。逆に言えば、
企画的にコンセプトが考えきれている
初期リリースしても解決したい課題やビジョンがある
お客さんの声を聞き続けていきたいと感じる
代替するサービスに対して強い改善要望が出てくる
技術的なチャレンジが企画よりも優先度的に前に来ない
が複数重なったものはうまくいっているなと思います。Findyには全部これがある。経営理念、ビジョン、そしてプロダクトの融合と営業力。作っただけでは終わらず、いかにお客さんの声を聞き続け、前向きに改善し続ける。新しい技術的チャレンジも大事ですが、あくまで事業上の課題があってこその技術的チャレンジ。(とはいえ、Findyつくるときに未経験のAWSの利用やReactにもチャレンジしてきました👍)
「自分が本当に『存在させるべき解決策』をつくりたいとどれだけ思うか」がめちゃくちゃ大事なんだな、とリリース時に何度も感じました。つまりは、「プロダクトに対する熱い想い」を日々感じながらいかにプロダクトに向き合うかなんですよね。
自分がビジョンを描けなくても、描いたビジョンに共感できるならそれは「熱い想い」
プロダクト企画をする人はビジョンが描ける必要はあるか、に対してはあれば加点くらいだと思います。
自分は6年以上 Findy で「技術立国日本をどうつくるか」という設立趣意書にも書いた内容を考え続け、ビジョンの「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる」ことを現在は追い続けています。考え続けて対話し続けるといろんなアウトプットが生まれてビジョンが見えてきますが、まだ携わったことのない方からすると「最初から自分でビジョンを考えるのは難しい」と思います。同じ思いのある人達で考え続けるのが大事です。
「このFindyのやってることはなんとなく楽しそう」「今までそういった課題感を少しでも感じたことがあるし、楽しめそう」「3〜5年は飽きなそう」と思ったらそれは「熱い想い」だと思います。
最初から一人で将来のビジョンを考えても、考えられなくて当たり前だと思いますし、すこしでも「いいな」と思って共感し続けたら徐々に思い描けるようになると信じています。課題が自分ごとのように捉えられそうな領域かの「におい」を大事にしていきます。
65年後、この世から去る時の「挑戦するエンジニアのプラットフォーム」を想像したい
10年、20年、30年、…100歳になる65年後。そして僕が生きていないだろう100年後。今後Findyが、この市場が、「挑戦するエンジニアのプラットフォーム」がどんな方向性になるのか見たいので、自分の人生をまだまだこの会社に預けて確認してみたいなと思います。
今後エンジニアはどう生活している?
エンジニア組織がより活性化したら何が起こる?
エンジニア組織のグローバル化が進むと何が課題になる?
テクノロジーが主体となった会社が増えるとどう世界は変化する?
…etc
そんな面白い将来を想像すると本当に毎日が飽きません。思ってた以上に妄想し続けるのと、自分の興味がある分野にチャレンジすることは大事だなと思います。
Findyに関わってもらってるメンバーが常に飽きないプロダクトにするには、今までFindyが毎年成長してきたように、今後も毎年想像を超え、2倍、3倍と日々変化が訪れるサービスと組織にしていきます。
また今週も熱い想いを持ちながら、エンジニアの方々にとっていい企画を実現し続けていきたいと思います💪✨
【おしらせ】
この記事を読んでいただいているあなたも、「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる」ことに、人生の一部をトライしてみませんか?
まだまだFindyではエンジニア、デザイナー、PdM募集中です!
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