得意を伸ばすか、苦手を克服するか
わたしは圧倒的に得意を伸ばすタイプだ。
仕事の中には様々な工程があって、その中には得手不得手があるものだ。スタッフワークについた当初、20年くらい前、私の最たる苦手は「数字。特にEXCEL関数を使った集計業務」だった。
多様な業務を行う中で毎週&月末の集計は、苦手意識も相まって時間がかかる作業。私にとってはもったいない時間の使い方をしていたのだ。
そんなときに手を差し伸べてくれたのは上司だった。
「集計業務は〇〇さんに任せることにしよう」とサポートスタッフをつけてくれたのだ。集計報告業務は私の責任で提出するけれど、そのプロセスは他の人が担ってくれたのだ。全体の業務の一部ではあったが、私にとってはありがたいことだった。
その時の上司は
苦手が隠れてしまうくらい得意が抜きん出ればいい
と言ってくれたのだ。
結果、もともと得意だった「考えること」「アイディア出し」「発想を膨らます」などに注力することの時間が増えたのだ。
得意とするところに注力すると何が良いのか。
・効率的であることはもちろん、圧倒的に自己肯定感があがる
・できる、がパワーアップするので仕事が楽しくなる
・もっともっとと欲張りになり、地力がついて伸びていく
できる人と比較して「わたしはできない」と思って傷ついたり凹んだりするより、「昨日より上達している自分」を認識して、自分で自分を褒める方が効果的だし効率的。
だからといって、完全にやらないわけにはいかない。
「考え方」をレクチャーしてもらい、仕事に直結した例題を出してもらい数式を覚えていく。私ができるレベルのものを繰り返し行うことで、少しだけレベルは上がった。
※当時、Google先生は存在しない
得意を伸ばすか、苦手を克服するか。
どちらかが正解ではない。
どちらが自分にあっているか、どちらを組織が求めるか、にもよるだろう。
私が大切だ、と思うのは、自分がどちらのタイプかだけでも知っておくことだ。仕事が受けやすくなるだろうし、自己肯定感があがる。仕事に、自分に自信が持てるに繋がるのだ。
さて、あなたはどちらのタイプですが。
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