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図書館読書記録①

こんにちは。双極性障害で休職中の会社員です。

復帰へのリハビリとして主治医から「図書館に通うこと」を許可されたので、せっせと通って読書をしています。ただ読むだけなのはもったいないのでnoteにまとめていきます。備忘録的に書くのであまり期待しないでください。


生きもの「なんで?」行動ノート/きのしたちひろ

生物業界ではお馴染みの、きのしたちひろさんの本。
興味をそそる可愛いイラストですが、デフォルメが一切なく忠実に描かれています。すごい。さすがきのしたさん。
内容は生物の不思議な行動について、論文を翻訳してイラストを交えて紹介しているもの。字もイラストもぎゅぎゅっと詰まっていて最初はどこから読んだら良いのか戸惑いましたが、読み進め方が分かるとするする読める!とっても読みやすい!

特に「へぇ〜!」と思いながら読んだ項目は
・オサガメの極寒クラゲ食いだおれツアー
・ヒソヒソ声で話すミナミセミクジラ
・イエセビのソーシャルディスタンス
・産卵の時に心臓が止まるサケ
でした。出だしから良い本に出会いました。

イカの不思議 季節の旅人・スルメイカ/桜井泰憲

スルメイカに関する長年の研究が丁寧に書かれています。論文を読み漁っていた学生時代のほうが頭に入ってきやすかったな〜と思うくらいの専門書です。欲しいところで図や写真が挿入されているのでありがたいです。成体から幼生まで幅広い研究内容でした。特にスルメイカの卵塊については全く知らなかったので勉強になりました。アオリイカとは全然違うんですね!難しい飼育実験から分かった内容を実際のフィールドでの生態解明や今後の予測につなげていて、新しい知識と興味を得ることができました。

絶滅してない! ぼくがまぼろしの動物を探す理由/宗像充

「いったい絶滅ってなんだ?探してないだけじゃないのか?」という言葉が印象に残りました。絶滅宣言の不確定さや国と自治体での扱いの違いなど、課題があることを知りました。探している人がいれば情報も入ってくる、そのための本だなと感じました。文字が大きくて物理的に読みやすいです。

ライフ/小野寺史宜

これは図書館ではなく母が貸してくれて読みました。暖かな人間関係を描いた小説です。前半と後半で繋がる部分があるのが面白かったです。結婚披露宴とパンが印象的でした。展開にドキドキすることなくのんびりと気楽に読めました。舞台が東京の平井というところで、多少土地勘のある地域だったので、風景描写が目に浮かぶようでした。

もっとしりたい 飼育員さんのすごいこたえ/淡路ファームパーク イングランドの丘

飼育員さんが寄せられた質問に答える本の第2弾です。なぜか第1弾は置いてありませんでした。貸出中?でもこの本単体で十分楽しめます。質問は簡単なものからマニアックなものまで幅広く、へぇボタンがあったら毎回押してしまうようなものばかり。答えの出だしで「よく観察していますね」と褒められることもあり、私が褒められてるわけではないのに良い気分になります。

面白かった質問と回答は以下の2つです。
・一番トイレが近い動物はなんですか
・コアラはなぜ灰色なんですか(木に隠れるなら緑や茶色のほうがよくないですか)

じつは食べられるいきもの辞典/松原始,伊勢優史,ぽんとごたんだ

字が大きくイラストもカラフルで見やすく、読みやすい本でした。タコを食べるのは日本人ばかりなのは知っていましたが、ウニもそうだとは知りませんでした。他にもたくさんのへぇ〜!が詰まっていて、サクサクあっという間に読めます。オーストラリアに行ったときにカンガルーとワニを食べたのですが結構美味しくて、それも載っていたので懐かしい気持ちになりました。

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