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小笠原の海はわたしの人生を変えたか

#わたしと海 というお題で作品の募集をしていることに気づきました。
noteを始めた初期にちょろちょろと書いた程度だけれど、私は海と縁の切れない生活をしているので、思い出に残っていることを書いてみようと思います。書き出すとキリがないくらい話があるので少しだけ。

一度行くと人生が変わる、といわれている島が東京都にはあります。それが小笠原諸島です。世界自然遺産になってから今年で12年、その12年前に初めて小笠原諸島の父島に行きました。

そのときの記事。

これは一人で行ったときの記録。初めての一人旅、24時間かけて行ったのに台風の影響で1泊だけして帰ってきました。ほろ苦い思い出です。今でも台風シーズンになると「おが丸(船の愛称)大丈夫かな」と頭の片隅によぎります。

たった1日の小笠原滞在でしたが、父島の方たちがとても優しくて、ダイビングにドルフィンスイミング、島寿司など、島の魅力がいっぱい詰まった体験をさせてくれました。

この小笠原一人旅が楽しかったのがきっかけで、学生のあいだも、社会人になってからも、色々なところに一人旅をすることになります。日本全国の動物園と水族館、沖縄のダイビング、ミクロネシア・ジープ島、果てはアメリカの動物園と水族館も一人で行きました。確実に人生の分岐点でした。
ごちゃごちゃですが「趣味の話」と「動物園と水族館めぐり」に記事があります。

小笠原に話を戻しますね。
学生時代の一人旅のあと、会社の出張で2度父島を訪れることができました。しかも仕事場は大好きな「海」です。約10日間の滞在中、毎日海に出て、今ではもうできないようなタフな仕事をこなし、きれいな空を眺め、幸せでした。すごく大変だったけれど、ギリギリまでがんばっていた私がそこにいました。

病気と付き合いながら生きるようになった今、初めて一人旅をした小笠原からの10年間が眩しく見えるし、すごくがんばった小笠原出張のおかげで「がんばることへの悔い」がない気がしています。何て言えばしっくりくるのか難しいのですが「がんばれるときにがんばったんだ」とすんなり思えます。

仕事の合間に

小笠原の海がなかったら、「あのときもっと色々やっておけばよかった」と後悔することがきっと多く残ったんじゃないかなと思います。それくらい私にとっては大事な場所です。チャンスがあったらまた行きたいなと思いを馳せています。

恒例の盛大なお見送り

小笠原では「いってらっしゃい」とお見送りしてくれます。また「ただいま」を言える日が来ますように。

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