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娘の加害恐怖、その2

【このnoteをきっかけにメッセージやDM等くださった皆様、本当に有難うございます。
この病気をもっと多くの人に知って頂きたい、同じような症状の方にも気付きがあってほしい、という想いで書いております。ですので症状も書いております。かなり重症だったため、まだもう少しありますので、お付き合い頂ければ幸いです。】


娘には他にも「加害恐怖」の症状があった。

・乳母車に乗った赤ん坊を見かけた→その赤ん坊を殺してしまおうと思ったのではないか。
・小さな子供を見かけた→その子に何かして怪我させてしまったのではないか。
・駅のホームに立っていた(これは外出が出来ていた時の症状です)→誰かをホームから突き落としたのではないか。
・本屋さんで本を手に取った→本を汚したり破ったりしてしまったのではないか。
・お店に入った→何かを壊して出てきたのではないか。
・人とすれ違った→睨んでしまったかも知れない。

今思い出せるだけでもこんなにもあり、思い出せないものはもっとあったように思う。
楽しいはずの外出なのに、都度こんなにもたくさんの不安と恐怖を感じていた小さな娘。
辛かっただろうに。

そしてその恐怖を感じる度に、決まって娘は必死な目で私に
「大丈夫だろうか?大丈夫だよね?」
「大丈夫か見てきて!ちゃんと確認してきて!」
人目を気にせず泣いてお願いしてくるのだ。

最初は周囲が気になり
(お願い!もうやめて!)という気持ちでいっぱいだった。
強迫が酷かったときはいつもそう思っていたかな…

娘は世界一可愛いし大切。助けてあげたい。
抱きしめて安心させてあげたい。
でも…もう逃げたい

娘の症状が強く出ていた期間、こう思わなかった日は1日もなかった。


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