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スキルを持ったアイドルが独立すると

ひとつの季節だけには とまっていられない 風をみつけた男は  
夢を追いかけてく  
田原俊彦『ごめんよ 涙』1989 作詞  松井五郎

80年代男性ソロアイドルについて書いてきました。約40年を振り返ってみて思ったのが、確固としたスキル自立心、あるいは教養創造力を持ち合わせると、人気アイドル経由の芸能人はかえって生きにくかったということ。

実力や才能があると、どうしても主張が生まれる。自分の能力を発揮したい、創りたい。外の世界を知りたい、世間を見たい、他の可能性を探りたい。虚像のままでいるのは嫌だ。

でも、大衆は憧れという幻影を見てるだけなのだから、大きな事務所に所属して周りの仕掛け人に任せておく方が、結局は楽に大成する。

特別な才能もなくポリシーもなく主張もなく、恵まれた環境の中で流され続けた方が、「大御所」だとか「お洒落で自然体」とか、仕掛けられたように大衆が勝手に思ってくれる。ファンは結局、思いたいように思いたいだけ。
だから、お人形になれればなれるほど、空っぽなほど、アイドルは成功しやすい。歌や演技の実力がなくても、大手事務所にいればイメージ操作でどうとでもしてくれる。

実力や才能や人気があるふりを長年していると、つまりハリボテをやりきると、いつのまにか「それふう」の人間になってくる。それなりには、なる。

でも、やっぱりオトコはお人形のままではいたくないと思ってしまう。自分の脚で立ちたいと思う。いつかは大人になるのだから。

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magazine h  1984

自立心があるがゆえに、ホンモノであるがゆえに、生きるのが困難となってしまうアイドル界、芸能界。

「僕みたいに一匹狼で戦ってる人間は周りから噛まれっぱなし 」   田原俊彦 Bunshun Online 2020/12/13 [追記]

☆彡

ー ウエンツさんは独立だったり事務所移籍については考えないんですか。
「全く考えないです、面倒くさいです」「人の下に入って生きていたいです、人に守られたいです」      ウエンツ瑛士 (某超大手芸能事務所所属)
「ひろゆき×ウエンツ瑛士」 ウエンティービー 2022年2月1日 [追記]

近年は動画や記録があったりして、「あれ?こうなってるけど、おかしいんじゃない?」と、人々が少しずつだけど分かってくるようになりました。

「何でテレビに出ているんですかって言うと、事務所のゴリ押しがあってのこと」「ゴリ押しをしてもらうため、マネジャーの誕生日には手紙やプレゼントを贈り、社長に物を贈っている」「事務所に愛されているから、その上でのゴリ押しはもうOKでしょう?」 
ウエンツ瑛士 「ダウンタウンDX」NTV 2020年8月20日

芸能界は虚構の世界。事実真実がどうであれ大衆にとってはどうでもいいこと。だけど芸能人も魂を持った人間。だからやっぱりできるだけ健全である方がいいと、私は思っています。