備忘録05
『 地域プロデュース、はじめの一歩 』
著:山納 洋
この本を読んで、
自分なりに解釈した
「 プロジェクトの作り方 」
を残します。
“ ジレンマ ” に気付く
“ ジレンマ ” とは...
誰かの悩み や 愚痴
です。
不満、不安、不快、不便など、
普段の生活の中に隠れた “ ジレンマ ” を
見つけてみましょう。
自分も含めて、
誰かの 「 やりたいこと 」 や
「 やらなければならないこと 」
もこれに当たります。
プロジェクトは、この
“ ジレンマ ” に気付く
ことからスタートします。
“ ジレンマ ” を捉える
次に
この “ ジレンマ ” がいったいどのようなもの
なのか調べてみましょう。
例えば、
同じように悩んでいる人は他にもいるか?
構造的な問題があるか?
有効な取組をしている事例はあるか?
など、深堀りしてみましょう。
これらを調べていくと、
自分なりのプロジェクトの
“ ヒント ” や “ ビジョン ”
が見えてくるはずです。
“ ジレンマ ” を共有する
「 問題の解決 」 の前に
「 問題について話し合う場 」
を作ってみましょう。
もしかしたら、
同じような “ ジレンマ ” を持っている人や
プロジェクトに賛同してくれる人などの
共感者
を見つけることができるかもしれません。
その人と
情報やイメージを共有すること、
コミュニケーションを深めることで
さらに プロジェクトの関係者 に
なってもらえるかもしれません。
また、この周囲の人との共有は、
プロジェクトを進める上で何度も繰り返し
行わなければいけません!
プロジェクトや商品を成立させるためには
「 作り手 」「 売り手 」「 使い手 」との
コミュニケーション を図り、
認識を共有 していなければならないからです。
自分本位や他人任せであったり、
相手が求めていることをくみ取れないと、
商品が売れないどころか
プロジェクト自体が破綻 してしまいます。
小さなプロジェクトから始める
最後に、
周りの人を共有することで得られた
“ ヒント ” や “ アイデア ” をもとに、
小さなプロジェクト や 商品 を
実際につくってみましょう。
コツは
「 お客さんが求めていること 」
を意識すること
誰かの 「 やりたい 」 や
「 やらなければいけない 」 を
「 みんなのやりたい 」 に変えること
また、誰かに外注する際は、
自分がどういうデザインを良いと思うか
自分なりの落とし所はどこにあるか
を作り手と供給すること
あとは、
このプロジェクトの実施や
商品の販売を通して見つけられる
また新たな “ ジレンマ ” や
より高度な “ ジレンマ ” を
共有 → 実施 → 改善 させていくことです。
皆さんも新たなプロジェクトを
プロデュースしてみてはいかがでしょうか。
今回読んだ 『 地域プロデュース、はじめの一歩 』 では、
公私ともに多くのイベント・プロジェクトを立ち上げた著者が、
その成功や失敗が包み隠さずつづられています。
まちづくりや地域おこしに興味のある人にもオススメです。
ぜひ読んでみてください。