Google検索でFAQ構造化データが表示される導入事例74社(随時追記)
国内でも導入が進んで検索結果で目立つようになってきた、よくある質問の構造化データ。設置されてるサイトを見つけたらまとめていく覚え書きnoteです。meta descriptionの最適化を頑張るよりも、FAQ構造化データを置けるのならCTR改善はしやすいと感じています。
※記載は順不同・ジャンル問わず。
よくある質問の構造化データとは?
適切な構造化データがWebページに設置されているとコンテンツの内容を検索エンジンのクローラーが理解しやすくなり、よくある質問の場合は検索結果でアコーディオン形式のFAQパーツが表示される場合があります。
「よくある質問(FAQ)」のページには、特定のトピックに関する質問と回答の一覧が掲載されています。「よくある質問」のページを適切にマークアップすると、検索結果にリッチリザルトを表示し、Google アシスタントのアクションで対応できるようになります。これにより、想定するユーザーにリーチしやすいサイトになります。
(Google検索セントラルより引用)
記載順に質問3~4項目が表示され、回答は質問をクリック・タップすると展開表示。回答内にはリンク設置ができ、デフォルト表示の3~4項目め以降の質問と回答は「すべて表示」をクリック・タップするとさらに表示されていきます。
FAQ構造化データのNG・注意点
注意点としては、このあたり。
・FAQPageを広告目的に使用しないでください。
・すべての FAQ コンテンツは、参照元のページでユーザーに表示されなければなりません。
・サイトで同じ「よくある質問」コンテンツが複数表示されている場合(つまり、同じ質問と答えがサイトの複数のページで表示される場合)、サイト全体で 1 つのよくある質問のインスタンスだけにマークアップします。
(Google検索セントラルより引用)
・広告目的に使用しない
よくある質問の趣旨と離れた過度なPRはNG
・ページに含まれないFAQは設置できない
ユーザーが見るコンテンツにないのに構造化データに存在する、はNG
・ページごとの個別化が必要
複数のページに同一のFAQ構造化データは設置できない(1ページのみ有効扱いになる)
CTR改善におすすめのFAQ構造化データ
よりCTRが高まるFAQ設置では、このあたりがおすすめです。
・ユーザーの悩み、疑問が解決できるFAQを設置する
・4問以上のFAQを設置する(もっと見る、で拡張表示)※
・回答欄にアンカーリンクを設置する(ゼロクリック防止)
※追記)2021年6月17日現在、PC版とSP版でデフォルト表示を3問→2問(もっと見るが削除)、SP版で3問+もっと見るがグレーボタン化したパターンが見られます。Google側で変更テストを行っている可能性が高いですが、また元の表示に戻るかもしれないですね。
それでは導入事例を載せていきます(順不同)。
1.価格.com
2.ソニー損保
3.エイチ・エス損保
4.GMOコイン
5.bitflyer
6.DMM Bitcoin
7.auじぶん銀行
8.イー・ローン
9.ヤマダ電機
10.トリバゴ
11.JTB
12.一休.com
13.travelbook
14.BIGLOBE
15.くらしのマーケット
16.ミツモア
17.生活110番
18.リショップナビ(じげん)
19.クラシアン
20.水道トラブルネット
21.enepi(じげん)
22.なんぼや
23.ハナユメ
24.fotowa
25.プレシュスタジオ
26.Wix.com
27.Shopify
28.ふるさと納税ガイド
29.情シスのミカタ
30.ディーエムソリューションズ
31.モバレコ
32.iPhone格安SIM通信
33.OZmall
34.nissen
35.CONCENT
36.クラブツーリズム
37.旅プラスワン
38.LIXIL
39.留学くらべーる(じげん)
40.結婚相談所比較ネット(じげん)
41.中古車EX
42.MOTA車買取
43.グーネット
44.ズバット車買取
45.プロヌリ
46.ホームプロ
47.スマイティ
48.イエウール
49.SBIいきいき少短
50.モーターファン
51.ふとんの西川
52.GARDEN STORY
53.ULLR MAG.(デサント)
54.セゾンカード
55. ZUU online
56.ナビナビクレジットカード(エイチーム)
57.しまうまプリント
58.カメラのキタムラ
59.楽天損保
60.クラシコ
61.チャレッジ by PERSOL
62.SBI証券
63.スタディサプリ 進路
64.エクスペディア
65.パーフェクトスペースカーテン館
66.JBS
67.厚生労働省※
※厚生労働省ではFAQ構造化データが設置されていないため、通常のFAQとは異なる扱いかもしれません。
68.エポスカード
69.24/7ワークアウト
70.asana
71.Microsoft(Microsoft Teams)
72.Instabase
73.保険市場
74.MINE
随時更新していますが、旅行系・保険系は特に導入事例が多い印象です。また、銀行・暗号資産(仮想通貨)取引所など金融系も意外と導入割合が多いです。
競合サイトがよくある質問の構造化データを導入しているのなら、仮に検索順位で優位になっていても競合のCTRが高い可能性もありますし、もし同業他社で導入事例がまだないようならチャンスかもしれません。
追記)SERPsの最上位に枠付きで表示される強調スニペットと比べると、FAQ構造化データはあくまでも掲載順位のまま表示されます。
ただし、強調スニペットに掲載させるためには構造化データのように働きかけできる対策がなく、また1つの掲載枠がコンテンツの有益さなどによって1つの掲載枠が入れ替わってしまう可能性を考えると、FAQ構造化データは他社の影響を受けにくく対策しやすいかなと思います。
FAQ構造化データのサンプルと簡単ジェネレーター
よくある質問の構造化データ使いたいな、と思ったときに公式ガイドラインを読み込んでも良いですが、便利なジェネレーターもあるのでおすすめです。
質問と回答を埋めていくとマークアップが生成されるので、簡単です。
サンプルとして、以下の3つのFAQがコンテンツにある場合の構造化データを生成しました。
質問1)質問が入りますか?
答え)答えが入ります。
質問2)質問が入りますか?
答え)答えが入ります。
質問3)質問が入りますか?
答え)答えが入ります。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [{
"@type": "Question",
"name": "質問1)質問が入りますか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "答え)答えが入ります。"
}
},{
"@type": "Question",
"name": "質問2)質問が入りますか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "答え)答えが入ります。"
}
},{
"@type": "Question",
"name": "質問3)質問が入りますか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "答え)答えが入ります。"
}
}]
}
</script>
TechnicalSEO.comのJSON-LDジェネレーターは、画像軽量化ツールでおなじみのTinyPNGみたいに、ときどきクリスマスバージョンになったりニューイヤーバージョンで雪が降ったりちょっと可愛げがあって気に入っています。
前述のように以下の点には気を付けておきましょう。また、回答のなかにアンカーリンクを置くこともできますのでその際は絶対パスが良いかと思います。
・同じFAQ構造化データを複数ページには使用できない
・広告目的で使用することはできない
・コンテンツにない構造化データは設置できない
FAQ構造化データを設置することで、ユーザーからよくある質問を問い合わせ前に解消することもでき検索結果上での情報量も拡充できるのは大きなメリットです。
ユーザーに役立つコンテンツを作り、伝わるように届けていきましょう。
追記)HowTo構造化データについても導入事例を見かけるようになってきたので、別記事にまとめました。
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