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雑談

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思いついたことを、思いついたままに書いています。
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#今日の雑談

縫い代ってどれくらい?

投げ銭スタイルなので、最後まで読めます。 参考になると嬉しいです。 長着(いわゆる着物のことです)には 内揚げといって、身八つ口の下あたりに 布を縫い込んでいるところがあります。 そこに、縫い込んである布の量によって後々、身丈を長くできますし 裾が破れてお直ししたい時には、そこから融通してきます。 (細かな説明は省きますね) 実際のところ、それぞれの縫代には、どれくらい入っているのかというと 下図の通りなのですが、かなり差があります。 背が高いと、全てが少なくなって、時に

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幅広反物の悩み

投げ銭スタイルなので、最後まで読めます。 参考になると嬉しいです。 裄の長い人が増えたので、反物の幅が広くなりました。 反物幅が必要なのは肩山や袖山だけで 身幅は細いままなので 写真のように脇縫い代が、前幅の真ん中まできてしまいます。 浴衣は耳ぐけなので、前幅にこれだけの布が重なる… たったこれだけのことで暑く感じる方もいます。 単衣仕立ての紬などの折りぐけの場合でも 脇縫い代幅が少し減りますが 布が重なる(表1枚縫い代4枚)ので、これまた暑く感じる。 絽や紗の上仕立て

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和裁を学んだところは、こんなところ

私が通った学校は岡山新装学院ですが 残念ながら、閉校してしまいました。 在学生としていただけるお仕立て代が 都会の他校よりも多かったようです。 とてもありがたいことですね。 学校の収入にすればよいものを 生徒に少しでも多くという考え方だったのかもしれません。 だから、閉校になってしまったのかな。 経営をする上では失敗だったのかもしれませんが 教え方は、とても丁寧にだったと思っています。 柄合わせも、学生にきちんとやらせていたし できた柄合わせを先生に見せて、ダメ出しされ

技能検定試験とは

和裁技能士(1級)の実技試験、7時間かけてやります。 内容は写真の通り。 他の技能士は、1〜3時間くらいが多いかな。 中には、大工さんの5時間30分や 電気製図の6時間というのもありますが おそらく、和裁が一番長いです。 検定試験のこともあって早く縫う訓練は必要です。 早く縫うのに厳しい修行がつきものです。 ボ〜ッとしていては早く縫えません。 なので、ありえないような厳しい教え方は ある意味必要不可欠でしょう。 早く縫えることは和裁技能士を続けていく上で 収入の面でも重要

和裁技能士を目指している方に向けて

これから、和裁技能士を目指して 学校に行くことを考えている若い子はどれくらいいるでしょうか。 学校選びは重要です。 できれば、地元の呉服屋さんなど、できるだけ多くの呉服屋さんに 仕事を依頼している和裁士さんの出身校を聞いてみると良いです。 出身校の本当の技術がわかります。 大きい学校だから良いとは限りません。 とはいえ、閉校した和裁学校が多く 今は選べるほど残っていないのかもしれないですね😢 学校によっては、早く縫うことばかりを教えて 綺麗に縫う技術をないがしろにしている