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4年ぶりのタイ出張で感じたこと(日記2023年5月23日)

約4年ぶりにタイ出張をしました。


色んな変化を感じましたが、今回感じたことを少しまとめてみようと思います。

①    アメリカ、欧州と比較するとそこまでひどいインフレではありませんでした。

昨年のイタリア出張、今年のアメリカ出張と比較するとタイはそれほど
衝撃的な物価高騰を感じることはありませんでした。

もちろん、全体的にジワリと価格は上がっていますが、
でも、相変わらず、マッサージも食事も割安感はあります。

日本と比較して云々ということではなく、世界的なインフレと
比較すると、物価は安定していると感じました。
ホテル滞在のコストパフォーマンスはとても良いです。
驚異的なインフレのアメリカや欧州と比較して、
お金のことをあまり気にすることなく、
ゆっくりと休みを満喫するにはタイは素敵な国だと思います。

バンコク市内の快適なホテルも
欧州やアメリカと比較してまだまだ安い。
なんとONSENという大浴場とサウナ付

②    街から蚊が減りました。全体的に清潔になりました。


おそらくインバウンドの取り込みに対して、国を挙げて色々な
工夫をしているのだと思います。


バンコク市内から足を伸ばせば、
海辺のホテルは快適です。


なかでも大きな変化を感じたのが、蚊が極端に減ったということです。
以前、聞いたところでは、シンガポールは、街中いたるところで、
殺虫剤を散布していて、ほとんど蚊がいなくなったということを
聞きました。
今回のタイでは、今までだったら蚊に食われたであろうエリアでも
蚊にほとんど遭遇しませんでした。
デング熱など蚊によって死者が出ることもあって、対策をしている
ということなのでしょう。
蚊が居ないというだけで、夜の街歩きは、とても快適になりました。


バンコク市内ではいたるところで
マリファナが売っていました。でも、
どこで吸っても良いわけではなく
ダメな場所もたくさんあります。

③    ビジネス投資の感覚がちょっと違う。


タイに駐在する日本人のみなさんからの情報から感じたことです。

タイには相続税がほとんど無いといことです。
つまり、お金持ちの一家は世代を超えてお金持ち。
なので、ビジネスチャレンジの視点も少し違います。

資金調達してしっかりと検証して確立の高い選択をするのではなく
有り余るお金を、自分の興味や好みで、割と自由に投資します。

つまりお金持ち家族が自己責任でビジネスを決めるので
常識では考えられないようなチャレンジもしやすいのだと
思います。

ビジネス的な視点でコスト計算すると、なかなかできないような
デザインのホテルや、それはあり得ないでしょう的な
お店のつくり方も、お金持ち家族のかなり個人的な
感性で決断されていることが多いのだと思います。

タイのビジネスにユニークさや、エネルギーを感じるのは
こういう、環境があるからなのかもしれません。

あと、財閥系というかお金持ち系のお店に行ったときに
在庫が猛烈にいっぱいあるのはなんでなんだろうとずっと
わからなかったのですが、今回教えてもらったのは、
在庫の評価の仕方が日本とちょっと違っていて、滞留在庫の
帳簿上の評価を、かなり短い単位で半減させるというルールが
あるということなのです。

一年以上滞留したら在庫の評価が半減する。
つまり、在庫金額の半分がコストとして損金算入すること
になるのですね。
ということは工具のように、流行にあまり影響をうけないものは
半分を損金算入しても、実際には普通の価格で売れる。
だから、利益圧縮の税金対策、利益の繰り延べとして在庫を沢山
仕入れるというということをするのかもしれません。

さらに大きなバーゲン価格での販売をよくやるのも
このような在庫管理のルールの違いにもよるのですね。


ファクトリーギアのタイのお店も
凄い在庫量です😁

と、いうことで

4年ぶりのタイ。

新たな発見がありました。

やっぱり違う国に触れるということは
とっても刺激がありますよね。

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