20200129JPDAコラム_

元お受験ママ管理栄養士が教える「免疫力」を高める食事(レシピ付)/若林由香里

年末あたりからインフルエンザ等が流行りだしました。受験生を抱えた親にとっては特に体調管理に気を遣う季節がやってきましたね。

免疫力が下がると、病気のリスクが高まります。

日々健康的に過ごすためには日頃からの予防が大切です。免疫力を高めて、病気に負けない、受験期を乗り切るパワフルな体づくりをしていきましょう。


そもそも「免疫力」とは?

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「免」は免れる、「疫」は疾病の意味があり、細菌やウイルスなどの外敵から体を守る仕組みのことです。
ここでは、それらの外敵から「自分の体を守る力」を免疫力と定義します。

免疫力は、加齢、冷え、ストレス、睡眠不足、運動不足、栄養不足など様々な原因によって下がります。ですから、受験のような強いストレスがかかっているときには注意が必要です。

免疫の役割を担っている免疫細胞は骨髄で作られ、外敵を見つけるもの、知らせるもの、攻撃を指令するもの、攻撃するものなど役割がさまざまです。

免疫細胞の多くは腸に存在しているといわれています。そもそも腸は最終的に栄養素などを消化、吸収、排出する役割を担っており、食べ物の中に細菌やウイルスなどが付着していた場合、体の中への侵入を防ぐために、腸には免疫力が備わっています。

栄養素のバランスも大切ですが、腸内環境を整えることも、免疫力を高めるポイントの一つになります。


免疫を高める栄養素や発酵食品

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栄養素は「チームプレー」ですから「この栄養素(または食品)を食べておけばよい」というものはありません。しかし、不足している場合、外敵と戦う力不足となってしまいますので、現在のお食事から不足していると思う栄養素を意識するために参考にしてみてください。

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日本パーソナル管理栄養士協会代表理事/San-CuBic代表 三城円です。当協会のパーソナル管理栄養士チームとともに、おいしく食べながら「内臓力アップ」と「健幸美ライフ」の情報、管理栄養士としての想いを発信してまいります。よろしくお願い申し上げます。