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プログラミング未経験者だったけど、初ハッカソンで賞をもらった話。

 ハッカソンとは「プログラミングのアイデアプレゼン大会」のようなもの。午前中テーマが発表になり、指定された機材で制作、なんと夕方には参加者全員がオンライン上で発表を行います。すごい短期決戦!! 今回初参加したので、感想を綴ります。

「ハッカソン」(hackathon)とは、広い意味でソフトウェアのエンジニアリングを指す“ハック”(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた米IT業界発祥の造語で、もともとはプログラマーやデザイナーから成る複数の参加チームが、マラソンのように、数時間から数日間の与えられた時間を徹してプログラミングに没頭し、アイデアや成果を競い合う開発イベントのことをいいます。(引用:Weblio辞書より)

今回参加したハッカソンはこちら

「obniz」という電子機器使用。というルールのみ事前提示されていました。

不安で眠れなかった前日

 面白いアイデアを出す。短期決戦。カチカチ頭 & 変な凝り性 の私は

「まじめ・・・つまんない・・・無難なアイデアで置きに来た・・・」

と思われのが嫌で嫌で、前日、いや前々日からほとんど眠れず。
技術がないことより、自分の頭の固さをわざわざ披露することに、胸が締め付けられました。 が 先日聞いたある言葉(ネットで発信することについて)を思い出しました。

「見られるだけで感謝 普通見向きもされない 世間はそこまで興味ない」

うん。別に何か失うわけじゃない。見てもらえて感謝感謝、と言い聞かせ、

「恥は無視 もっとこうしていれば と後悔だけは絶対ないようにしょう」

よし。準備を徹底的にやろう。当日アイデア考察時間確保しよう。と考えました。使える技術を一覧にまとめ、すぐ動くようコードも準備。本当にすぐに動くか、全部パーツと技術をもれなく1個1個、深夜まで試しました。

準備

不安な気持ちは最後まで消えませんでしたが、やれることはやったので、そのどこか新鮮な当日の朝の気持ちも、音声で残してみました。

迎えた当日 結果は・・・


 作った作品はこちら

なんとなんと「オーディエンス賞」を頂くことができました!

 ただただ、とても嬉しかったです。時間内に終わった達成感もあったし、一生懸命準備した自分を、ちょっぴり褒めました。お前やったじゃん。と。
でもそれ以上に、生意気ながら驚いたことがあります。

「自分よ よく短時間でこんな変わったアイデア思いついたな」

どうやってアイデア発想したか


 当日発表されたテーマは「obnizで運動を表現する」でした。ハッカソン前半で「みんなでアイデアを出そう」というワークショップがあり、頭ガチガチ男でも、比較的面白いアイデアに辿りけました。手順は下記の通りです。

①参加者全員で「新しい運動」を150個くらい作ってみる
②その中のアイデアから全員 今日の制作物を「絶対に」選ぶ
③選んだアイデアをどうやって実現するか考える

①の時は「多分この中のアイデアを参考にするんだろうな~」くらいに軽い気持ちでしたが、②を聞いて頭が一瞬完全にフリーズしました。

「え、この中から決めるの 参考にする じゃなく 決めるの・・・?」

パニック状態でしたが、制限時間も設けられ、とにかく決めるしかないので、正直なぜ選んだか覚えてない(笑)のですが、納豆ブートキャンプになってしまいました。③の時には、なぜか落ち着いた気持ちでした。決まっちゃったし、あとは手持ちの技術を結び付けるしかないよな~と淡々と進めました。②は苦手でも、①はやり方次第、③はまだ得意なことを発見しました。

アイデアを出した後の制作は、迷いなくひたすら突き進みました。後半、ほんのちょっと余裕も出てきて「発表ページの画像もこうやったら目立つかも!」「動画もこだわってとろう!」と調子に乗っている自分もいました。

アイデア

ハッカソンが教えてくれた3つのこと
 

①やったことがないことこそやってみる いやなら次にやめればいい
②自分の得意・不得意なことを理解して対策を練る
③アイデアは 尖らせて膨らませて 選ばざるをえない環境を作る

 不安でたまらない中、それでも参加してみたことで、学びが大きかったことをまずは感じました。自分の場合は「恥をかきそうで怖い・不安」がとても強い傾向にあるので、そう感じた時こそ「成長のチャンスあり」と、このイベントが終わった今、強く思います。

今回苦手なアイデア出しに時間を割くため、徹底的に事前準備したことが功を奏したので、後悔しないために得意・不得意を見極めて、苦手の克服は目指しつつ、事前にできることに集中することが大切だと感じました。

アイデア出しでは今回のアイデア発想法がとても参考になりました。ただ今回のように「まずみんなで沢山アイデアを出す」は、いつでも出来る訳ではないので、普段からたくさんの面白いアイデア作品に浸かっていることが大切だなと感じました。

自分なりに精一杯やったからこそ、学びも多かったこのハッカソン。今後また参加したいし、今後トライするどんなことにも「後悔なく全力」の気持ちを持つぞ、ということを、初ハッカソンが教えてくれました。

最後に アイデア面白い! 技術すごい! 作品紹介


 まだまだ足りない私の「アイデア尖らせ力」「技術力」。他のみなさんの素敵な作品から吸収しようと思います。

①アイデアが好き! 松岡修造の「もっと熱くなれよ!」

 みなさんいかがですか。私はハッカソンの数時間、いや数日前から、obnizやプロブラミングの、数少ない手持ちの技術力をいかに表現するかだけに集中していました。その中でのこのヌケ感。まずサムネイルが無駄に筆ペンで書いてあります。しかも作品のこだわりポイントには

修造(L字に折った紙を付けて、起き上がるようにする。手を放すと重みで倒れるように、適当な重しを付けるとよい。)

と書かれています。obnizやコードじゃないんかい。さらにさらに動画の最後で修三はこけてしまいます。私なら絶対撮り直します。

この作品に私がすごく惹かれるのは そこにそんなにこだわる!?という技術や時間の無駄遣い感 と 失敗もコンテンツにしちゃう感 です。自分にはな発想でした。自分って変にプライド高いな。だから面白い作品作れないのかな。と痛感させられました。
(すみません書き方下手ですがバカにする気持ちありません。。。)


②技術がすごい!! 腕立て伏せ検知 モードも選べる!!

 距離センサーで腕立伏せの回数をカウントしてくれるだけでなく、目標回数に行くと、ランプが点灯、音楽が流れ、更にLINNEで通知がきます。これだけでも十分すごいのですが、なんと「モードが複数から選べる」とのこと。途中のある程度の完成形で満足せず、これもできる、これもできると実装レベルをどんどんと上げていく様子が目に浮かびました。

発表時には「温度センサーで呼吸も測りたい」とおっしゃっていて、やれること、やりたいこと、をとことん追求していく、だからこそ新たな技術が身についていくんだろうなぁとその向上心に感嘆しました。

③技術がすごい!! 貧乏ゆすり選手権 

振動センサーが1分間の貧乏ゆすりの回数を計測し、データを WEBアプリ側に飛ばす。すると「貧乏ゆすりコンペティション」をが開始され、するとそこからゆすり回数のカウントダウンが始まり、「ゆすりちゃん」ユーザー同士で貧乏ゆすりバトルが勃発するとのこと。もはや今の自分には理解できない技術レベルです。obnizだけでなく、webプログラムの知識も組み合わさることで、obnizの面白さがされに引き出されていて、技術力は高まれば高まるほど、相互作用がどんどん生まれるんだな。。。。と励今後のみなりました。

紹介しきれないですが、他の作品もめちゃくちゃ面白いので、ぜひ見てください!

資料 ハッカソン後の自分の気持ち・音声

事前準備


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