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かってにおもてなし大作戦 #18 リサーチツアー 川崎市立民家園編

今年「2020」はいよいよ、オリパライヤー突入!

私は今年、かわさきパラムーブメントの一環で市民講座として「かってにおもてなし大作戦」に参加しています。

「かってにおもてなし大作戦」とは?

すごーく簡単に言うと・・・studio-L blogから画像抜粋

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追加情報
 川崎市は「パラリンピック」に注目
 イギリスの選手団がやってくる
 今まで出会うことがなかった多様な友達に出会い、おもてなしを実行する

そして、いよいよ来週から「第2回:楽しさと意義から企画を磨こう」が始まります。

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前回ステップアップ講座を振り返ってみよう

市民講座に参加されていたみなさんは、アイデアシートを使って今年2月下旬にかけて行われる社会実証実験の「川崎市内で行われるいろんな人に対してのおもてなし活動」を検討されていたと思います。社会実証実験と聞くと組織や団体、企業ですが一個人レベルで実施しようとしてます。(川崎って心が広いねw)

2020年「かってにおもてなし大作戦」は、より多様な方にもおもてなしを体験できるよう自分たちが普段会わないような方にも自分から会うことで「自分のおもてなし大作戦」に磨きをかけていこうというのが2019年年末の市民講座の終わりだったかと思います。

「かってにおもてなし大作戦2019アイデアシート&リサーチシート」のリサーチの部分。

どんな人に出会って、どういう風にリサーチしよう

というのも検討事項でした。

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その中で、企画をされているstudio-Lさんのほうから、「多様な方々との接点を作るイベント」が企画されました。

イベント例

①一緒にダンスをしよう!
 障害があってもなくてもみんなで楽しくダンスができることを目標に活動しているNPO法人ダンスラボラトリーの活動を見てみる(一緒に踊る)

②ランチをしながら店員さんにお話を聞いてみよう!
 高津区溝の口のてくのかわさき2階にある喫茶店「喫茶ほっと」で、精神障がい者の地域活動支援センターを担っています。(一緒にランチ)

③お茶をしながら店員さんにお話を聞いてみよう!
 メサ・グランデ-「食」を通じた地域コミュニティづくりに取り組み、障がいのある方の居場所や活動拠点、就職支援の場として川崎市から認定を受けています。

④ムロさんといく旅 ~川崎市立民家園編~
 ムロさん:かってにおもてなし大作戦の企画段階から一緒に活動しているメンバー。趣味の写真撮影や地域内外のイベントへの参加など、車いすでアクティブに活動されています。

ということで、④のイベントに参加してきました。

車いすのムロさんとの出会い

一年前、車いすのムロさんとは、ここで出会いました。

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車いすで生活するムロさん。「かってにおもてなし大作戦」では、いろんなところに出かけて行かれて、ついに「川崎時間」というフリーペーパーにもとりあげられるほど。

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前置きが長くなりましたが、ムロさんと日本民家園へ

2020.01.13(成人の日)13時40分
私と息子は諸事情で向ヶ丘遊園駅から合流。

■タイムスケジュール:
 ・13:00 武蔵小杉駅集合
 ・13:40 向ヶ丘遊園駅下車(向ヶ丘遊園駅で合流も可!)
 ・14:00 川崎市立日本民家園入園
 ・15:00すぎに解散予定

駅の乗り降りの様子が見れなかったので、乗り降りを手伝ってもらってたのかわからずで申し訳ない・・・そんな知識不足の自分のために。

https://www.jreast.co.jp/equipment/

私も通勤時に車いすの方がJRを使用して乗ってるのはよく見たりしているので、駅員さんに協力してもらったりしてたのかも。今度確認しておこう!

おもてなしリサーチメンバーのみなさんと合流

子供も含めて10名前後。

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向ケ丘遊園から日本民家園は、1キロ前後徒歩+緩やかな坂道。

驚いたのがムロさんの車いすの速度。

写真に写ってないですが、私と息子が後方から。車いすといえど車輪ついてるのもあるかもですが、先頭を行っているのが車いすのムロさんなんです。

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いろいろと禁止事項あり。右下に「カラスに注意」なんてのもありますね!

日本民家園入園

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結構な坂ですが、車いすを押してあがっています。

今回は日本民家園の日本文化的なところはこのnoteの観点から外します。

民家園見学での気づき

民家に入るところの砂利道や段差で車いすを持ち上げて建物に入ったり、下り坂の場合は、押して坂道を下ると乗っている人が「前傾になって危ない」ので「バックで坂道を下る」

https://www.min-iren.gr.jp/?p=33796

こういうところは普段から車いすに乗っていないと気づけないところ※だったりします。

※「そんなことも知らないのか」と言われることもあるかもしれませんが、体験を通して気づきを得るのが大切なnoteでもあるので、ここに記しておきますね。

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私も近い体験として息子が小さいころに「ベビーカー」は押していたことがあるんですが、乗っているほうと自分の腕を動力して車いす押しているほうでは感覚が違います。

参加者自己紹介も

以前、「かってにおもてなし大作戦」でやっていたことやこれからどう参加しようかなーという方もおられました。
旧家屋の写真を撮ったり、ムロさんと日本民家園の方の説明を聞いたり。集合写真も撮ったので今度見せてもらおうっと!少し知ってる人が増えたかな?

話を元に戻して

ムロさんは、車いすを回す手に手袋をはめて、ちょっとした段差は腕力で乗りきろうとしてるところを、ちらほら拝見しました。

ちょっとした段差もつらいんだろうなぁ・・・
写真を撮るときに手袋外してスマホで撮影してたので外すのメンドクサイだろうなぁーとか(写真が趣味)

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車いすの方から見ると押してくださいとかお願いするのも結構勇気がいるんじゃないかな?とか思ってみたり、こういうところは「コミュニケーション」していかないとなんですよね!

日本民家園マップ

日本民家園は、山の斜面にある施設なので、どのくらいまで行けるんだろうと思ってましたが、あとで調べたらこんなものを発見。バリアフリーマップというものになるかと思います。

http://www.nihonminkaen.jp/access/slope_map/

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山下臨時口のところまできて解散したのですが、坂とかの表現が矢印で表示されてます。noteでも図形や表示デザインなど得意な方も多いので「こうなるといいのかも」とかあるかもしれません。

はじめての迷子

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うちのデジタルネイティブ(息子)は、年の近い子と仲良くなりすっかり上機嫌で建物の中を走りまくり。彼らは誰でもすぐに仲良くなれてしまいます。こういうところは大人も勉強させられるところ。

解散前に友達と遊んでいたいですが、一人で走ってしまい迷子に。警備員さんに保護されて、日本民家園の入口で保護されて、園内放送をされる直前で私が発見。うちのデジタルネイティブ(息子)は、もう少しで泣きそうになる手前でした。

いつも「遠くに行っちゃだめだよ!」いうんですが、彼も失敗して勉強することがあると思うので、「パパに会えてよかったね!」で終わりました。

今回、障害のあるなし、性別や年齢も多様なほうがいいかなと思って私の息子にも参加してもらいました。いろんな経験を通して、知ってもらうことを私も親としてしていきたいと思います。(子供に無理強いはしないー)

帰り道に気づいたこと

ムロさんは帰り道も車いすで颯爽と帰っていったのですが、溝を巧みによけたり、路面にも障害物がないか見て集中してるので、普通に歩く人だと話しながら歩いたりも可能ですが、車いすの人からすると路面と前方に注意しながら車いすを操作しないといけないのかなと思うこともあり、車いす押してもらうときは、移動しながら話しやすいのかもということなどを感じてました。

車通りの多い道では雑音も多いので、普通に歩いている人と、車いすで移動する人の視線やお互いの声の届き方も違います。車いすで止まっているときに自分から屈んだり、膝を折って会話するとムロさんと近い景色を見ながら話ができるのかもしれないですね!

まとめ

今回、「車いすのムロさん」が主役のイベントに参加しましたが、noteのなかにいろいろと気づきを入れてみました。

置かれている状況の方と一緒になって自身が体験すること。

で、より自分が「おもてなし」を磨いていけるものになるのかなと思います。車いすの方はどうしても障害物や車いすの車輪ではいけないところには、一人ではなかなか行けません。「ボランティア」という意味ではなく、そばにいるだけでも心強いものかなとも思うのです。

今後、川崎市民の方が「かってにおもてなし大作戦」を経験していくことを発信していくこと、経験された方をnoteの記録を通して繋いでいくことが「私のかってにおもてなし大作戦」になります。

それでは、3500字を超える長いイベントレポートでしたが、川崎市のみなさんと市民講座、社会実証実験などでお会いできるのを楽しみにしています。

かってに広報担当 ブロガー みやもとより。


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