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[教員向け]LINEだけじゃないメッセージアプリ3選

はじめに

 今や欠かせないアプリとなったLINE。令和2年度には全年代での利用率90%超えとなり、電話やメールに代わるコミュニケーションツールとなっています。そんなLINEですが、似たようなアプリが他にもあることをご存知でしょうか。生徒や若者が当たり前に使っているので、どんなものか知っておけば指導に役立つかもしれません。

Discord

 アメリカ発のこのアプリは、一言でいうとゲーマー用LINE。例えばスマホでゲームをしながらLINEをすると、ゲームに遅延が発生してプレイに悪影響を及ぼすかもしれません。それがDiscordなら1つのアプリで低遅延で、しかも画面共有までできる(LINEも2020年5月から可能)という優れものなのです。LINEと違って1対1ではなく、サーバーというグループみたいなところにみんなで集まって話をするのがメインの使い方なので、個別にチャットしたい、通話したいというのには向きません。また、既読通知もありません。

Slack

 Discordがゲーマー用LINEなら、Slackはビジネス用LINEです。例えばLINEで職場グループを作って会話をすると、途中からグループに参加した人は、加入以前の会話内容を見れません。また、話題が多岐に渡る場合収集がつかなくなります。Slackはワークスペースというグループにメンバーを所属させ、その中で話題ごとにチャンネルという単位で会話が整理されます。もちろん、加入以前の会話履歴も閲覧することができるので、会話の流れを最初から追うことが可能です。そのため、LINEに比べてとても会議向きだと言えます。実際に導入する企業や教育機関は増えていて、NTTドコモ、Softbank、avex、Panasonic、慶応義塾大学、近畿大学と枚挙にいとまがありません。職員会議、学年会、教科会、分掌会、高校にも様々な会議がありますが、Slackを利用すればスマートに会議を進められると確信しています。

Twitter・Instagramなどのダイレクトメッセージ

 通常はメッセージアプリとして使うことはないですが、たまたま知り合った人に直接連絡する手段として、これらSNSのダイレクトメッセージ(以下DM)が使われることがあります。メイン機能ではないので、簡単なメッセージのやり取りができるくらいです。親しくなくてもメッセージが送れてしまうので、付き合いの幅を広げやすいとも言えますし、トラブルの引き金にもなりうるとも言えます。

海外生徒と交流する際のツール


 最後に、LINEは世界で見るとシェアは多くないということを付け加えておきます。2019年9月時点のデータによると、LINEは世界のアクティブユーザー数8位で、国外ではほとんど使われていないアプリなのです。つまり、海外の生徒同士でコミュニケーションをするとき「LINE交換しましょう」が通用しないので、注意したいところです。

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