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4.お金の管理② 利益と黒字にする方法

前回、『お金の管理①』で利益について考える事をお伝えしました。

▼前回の記事はこちら▼

利益とは、収入から支出を引いて残ったお金のことです。
収入は、国や自治体、利用者様からいただく報酬。
支出は、職員の給料、光熱費、家賃など施設運営のために使うお金です。
 
収入 ー 支出 = 残ったお金(利益)
 
ざっくり言いますと、残ったお金(利益)がプラスになることを黒字。マイナスになることを赤字と言います。
このことから赤字になる原因は、収入より支出が多くなること以外にはないことが分かります。
では赤字を黒字にする方法どうすれば良いのでしょうか?
それは、
・収入を増やす
・支出を減らす
の2つの方法です。

施設長がやりがちな赤字克服策

もし施設が赤字だった場合、どうしたら黒字になるのでしょうか?
ここでほとんどの施設長は、電気代やガス代、水道代に目を向けます。
こまめに電気を消したりエアコンの温度を○○度に設定します。
そして翌月、電気料金を見て1万円下がったと喜ぶでしょう。
やっていることは悪いことではないです。
やらないよりやったほうが良いですが、支出のなかで光熱費の割合は数%程度です。
がんばっても数万円しか変わりません。
もし、マイナスが大きいのであればこの方法だと焼け石に水です。
施設長はそれよりもっと金額が大きいものに目を向けるべきです。
その金額とは、収入のことです。

収入が多い少ないはどう見分ける?

「今の施設の収入が多いのか少ないのか分からない」と言う施設長もいるでしょう。
それが分かる指標があります。それは、稼働率です。
どの施設にも1日の定員が決まっています。稼働率とは1日の平均利用者数が定員の何%なのかを示す値です。
もし稼働率が定員の80%以上であれば収入に問題はないでしょう。
しかし、80%未満であれば収入に問題があると思って差し支えないです。
すぐに稼働率を上げるべく努力をしなければいけません。
 
皆さんの施設はどうですか?
 
稼働率(%) = 
1日の平均利用者数(人) ÷ 施設定員(人) × 100
 
 

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今日のまとめ
稼働率を出してみる