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【イベントレポート】12/1『専門家に憧れた私が複業フリーランスを選んだ理由』後編

本記事は、12月1日に開催したTwitterスペース『専門家に憧れた私が複業フリーランスを選んだ理由』についてのイベントレポートです。


こんにちは!しおりと申します。
先日開催された、みえだ舞子さんのTwitterスペースについてまとめました。
アーカイブは下記ツイートにてご確認ください。※視聴期限あり

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前半のレポートはこちら

当日の様子
前編に続き、複業フリーランスの収入の「3本柱」について、さらに詳しくお話していただいています。

◆3本柱の1本目:キャリアコーチング

向いていないと思ったディレクター業務を辞めたかった時期、当時は「1ヶ月で辞めるなんてダメだ」という気持ちがあった。キャリアアドバイザーからSHEへ転職した知人へ連絡相談したところ「経験値を力に変えていかないと、もったいないよ」と言ってもらえた。ちょうどマルシーでコーチを探しているタイミングで、副業として関わらせていただくことになった。

本業以外で自分の時間やスキルを使うことにより、プラスで数万円を得ることができた。会社員で月収を5万上げるのは相当大変。自分は会社員に向いていなかったから、昇給や評価される経験がなく、凄いことだと感じた。自分のスキルで本業以外、会社の名前以外で稼ぐということが自分の中で成功体験になった。数ヶ月続けて自信になったし、副業の凄さを身をもって体験し感動を覚えた。

◆3本柱の2本目:カメラマン

プロフィール撮影を仕事にしたくて、副業収入分を現金でおろして箱に入れ、見える形にして、そのお金で20万円のカメラを買った。

仕事を辞めるには、仕事を増やしていこうと考えた。シーライクスは特殊な環境で、コーチングとは何かと聞かれたことはないが、おそらく地元の友達には私が何をしているか一切理解されていない。ちょっと怪しげなビジネスをやってる人と思われているかもしれない(笑)それは何故かというと「コーチング」という言葉がまだ世の中に浸透していないから。このデメリットとして、人は知らないものにはお金を払わない。だからコーチングだけでフリーランスとしてやっていくのは無理だなと判断した。

生計を立てていくため、たとえば月30万円は必要だなと考えたときに、コーチングだけでなくもう2つぐらい収入の柱が欲しいなと思った。もともと演劇関係で写真を撮っていたので、そういえば人を撮るのが好きだったなと思い、仕事にする前提でカメラを買い直そうと思った。コーチング=価値があまりわかってもらえないものだからこそ、カメラ=価値を分かってもらいやすくていいなと思い、本体価格20万円(レンズは別)のカメラを買った。それを買えたのは副業をやっていたから。

▼リスナーからのコメント
「確かに得意だったり、好きな仕事でも、自分の求める自由さと違うとつらそう」 

切り口はたくさんある。好きな仕事でも、たとえば一緒に働く人が合わないとか、在宅or出社など環境面もあるかもしれない。営業範囲がどれぐらいか、ユーザーが見えるかなど、いろんな側面がある。舞台制作の仕事はやれる人があまりいないので「私がいないと回らないですよね」という自己肯定感を保つ仕事を当時やりたかったんだと思う。

無自覚だけど、自分は結構「無意識の戦略家」。そこに入るため、嫌なことから逃げるためにはどうしたらいいんだ?みたいなことも本気で考え始めると、戦略的思考が働くところがある。

◆3本柱の3本目:採用広報

複業フリーランスとして、2つの軸だけだと心もとなく、会社を辞めるまでには至らなかった。しばらく期間を空けて、採用広報をやるようになった。オリジナルサービスや単発仕事はコンスタントに受けていたが、採用広報の仕事は業界経験を活かせるし、もう1個の柱が欲しかったので相当数の応募をした。

このあたりから自分の生徒さんに仕事を振れる機会が増え、もう1個、複業フリーランスとしてやることのバリューを感じることができた。私が複業フリーランスであることのメリットは、業界を横断して価値提供ができること。会社員との大きな違いは、業務委託など物理的に契約する会社が1個ではないので、人との繋がりが本当に増えること。

今、業務委託として、コンスタントに依頼いただくのが2社。他にライター・カメラマンなどを入れると5社ぐらい。そこで繋がりがまず生まれる。コーチはそんなに言われることはないけれど、撮影やライターなどクリエイター職で携わっているところでは「デザイナーさん/ライターさんで良い人いません?」といったことを相談されることが多い。

その際に、自分が回しきれない部分のライター業を個別インタビューレッスンの卒業生に紹介したり、自分が入っているインタビュー記事のサムネイルや、フリーランスカレッジのバナー・LP制作などを卒業生に作ってもらうことがある。

「チーム舞子」というクリエイターチームを結成し、スポットで依頼している。自分がいろんな業界や企業と繋がることにより、私と繋がる生徒さん(駆け出しのデザイナー、ライター、カメラマンなど)に対して、仕事・雇用を生み出せることがここ1年で凄く増えて楽しい!私と信頼関係がある人たちへ機会を提供できているのは、素敵なことをしてるな、楽しいなと思う。

▼リスナーからのコメント
「いろんな柱って、バラバラで、掛け算にならなくてもいい?」

いいと思う!自分もコーチングを掛け合わせられるとは思っていなかった。コーチングは降って沸いたような仕事だったけれど、カメラはひたすらもう自己満足、自己完結型で楽しくて満たされる。 可愛い女の子を魅力的に切り取れた瞬間は(ちょっと気持ち悪いけどw)もう本当に幸せ!やっぱり私って天才!とか思いながら見ているし、同じぐらいにお客さんが喜んでくれる。

「人の魅力を切り取る」というところが好きだったから、仕事に一旦してみようと思って、結果的にスキルの掛け合わせに繋がった。どこに繋がるかは本当にわからない。他の人から「これできませんか」と言われるかもしれないし、 自分だけの脳内で限界値を決めなくていい、やりたいことをやった方がいいと思う!

▼リスナーからのコメント
「転職したばかりで、会社員向きだと思うが、副業関係の準備をしている」

会社員に向いているのは、本当にひとつの才能だと思ってほしい!フリーランス側から言うと、今の日本では会社員が生きやすいと思う。不自由さは結構あるとは思うけど、メリット・デメリットを比べたうえで自分はフリーランスを選んでいる。会社員に向いているとご自身で認識されていることが逆に羨ましい。いいことだと思うから、そこは自信を持ってください! 

業務委託なのかオリジナルサービスなのかにもよるが、オリジナルサービスをやろうと思っているなら、ちゃんとターゲットを見据えたうえでプロモーションやご自身の認知拡大策をやったほうがいい。「募集します」だけで売れる訳ではない。うまくいくとき・いかないときがあるが、種まきが8割。オリジナルサービスをやるなら、戦略を相談できる伴走者がいた方がうまくいくかもしれない。

今は「誰から買うか」がお客さんに大事にされている。強みや、競合からの差別化ポイントなど、サービス的なコンテンツのマーケティングはちゃんと設定をした方がいいかなと思う。シンプルにいうと「お客さんが誰で、その人たちが何に困っていて、あなたがどういう世界に連れていきたいのか」というゴール。何が提供できるのか見せていくのを意識した方がいい。
 

▼リスナーからのコメント
「こっそりファンをしています✨」

堂々とファンしてください、みんな隠れないで(笑)。

▼リスナーからのコメント
「今は会社員。プラスで副業、オリジナルサービスを考えている」

これもまた難しい話だけど、副業など「会社以外にやること」に対して、優先順位として何を一番求めているか?それをやった末に何を自分が得たいのか?会社の外で、自分でリスクを背負ってまで何故やりたいのか?というところを明確にした方がいい。

シンプルにお金や他のコミュニティを求めるなら、業務委託がいいと思う。コンスタントに安定した収入を得られるし、企業が守ってくれるというところがあり、リスクは最小限に抑えられる。

オリジナルサービスに関しては・・・
・自分がやっていきたいことに対して共感できる既存のサービスがない
・誰かの土俵に乗りたいのではなく自分で世界を作りたい

後者については私がそうだけど、本当に自我の塊で、自分がやる大義名分が欲しいから自分のサービスを作っている。自分の提供したい価値に対して、もちろん同じような方向や、同じようにお客さんたちを連れていきたいゴールを見据えているサービスは世の中にある。けれど、そこにひとつの歯車として入りたいのではなく、私が世の中に何かを残したいと思っている。だからフリーランスカレッジを始めた。もしくは共同主催という形で、立場が同等でないと多分やらないかなと思っている。

収入の3本柱は、一旦何かを作っておいて、結果的に「掛け算できるぞ」と後付けしても全然問題ない。

プロフィール写真:
東京以外で出張撮影も可能。自信家みたいな言い方をするけど、プロフィール写真はとても大事だし、みんな私に撮ってもらった方がいいと思っている(笑)実績を見ていただいて、怪しくなさそうであれば(笑)ご依頼いただければなと思うし、女性を撮らせたらピカイチなので!不思議と「撮影が苦手なんです」という方が、なぜか私に依頼してきてくれる。自然体に撮ることが本当に得意なので、LINEでもDMでもぜひご依頼いただければ。12月は満席になってしまったので、1月以降でご相談を!

撮影日程候補やスケジュール、料金なども見やすくなっているので、公式LINEが一番スムーズ。 

▼公式LINE友だち追加はこちらから♬

実は来年の10月にオーストラリアへの移住が決まっている。冬に撮れるのは今年が一旦最後!冬の女の子はマフラーをモコモコさせるとか、手袋をするだけで可愛い。帰国したら撮影も再開するつもりだけど、日本での撮影を直近で受けられるのは、来年の9月までかな。夏以降は確約できないので、向こう半年ぐらいで考えていただけるとありがたいなと。オーストラリアに、来年の秋以降で来る方がいたら、ぜひ遊んでください。

◆フリーランスに対してのハードルを下げる

複業フリーランスだけでなく、フリーランスに対してのハードルを感じるところももちろんあると思う。

副業駆け出しのころ、clubhouseが流行っていた。会社を辞めたかったから、clubhouseで起業家・フリーランス・経営者などがやっている部屋を回り、入り浸っていた。話を聞き、この人はいいなと思ったらすぐ手を上げて「こういうことってどうですか?」などと積極的に質問していた。これはもしかしたら戦略ということになるかもしれない。今日のように自分が話す立場になると、コメントしたり質問したりしてくれる人はとてもありがたい。「どういう経緯で今のキャリアにたどり着いたんですか?」「私はこういう状況なんですけど、どうしたらいいですか?」といったことを聞きまくり、本当にいろんなところで、ある意味ターゲティングというか目をつけた。

たとえば毎週、フリーランスの方が同じサイクルで開催している部屋があったら、googleカレンダーにスケジュールを入れて、一番最初に部屋に入れるように待機。これは何がいいかというと、開始時の「皆さん、こんばんは」という段階にいてくれる人、ずっと聞いてくれてる人は絶対覚える。この人いつも聞きに来てくれてるな、コメントくれるな、と本当にわかる。ある意味オタクが推しに認知されるみたいなもの。これはとても大事で、登壇者も何かこの人のためにしてあげたいと思ったり、アドバイスしたりしたくなる。いろんな人に認知され、人脈を広げる・絡みに行くということも大事なんだけど、いろんなフリーランスのパターンを知ることができるし自分のストックになる。本を読んでいるよりも、リアルに自分には伝わってきた。

「フリーランスで好きなことをして、自由に生きてる(ように見える)人って本当にいるんだな」ということを信じられなかった時期が自分にもあった。それを信じられるようになったのは、そういう人たちとたくさん話をしたり聞いたりしたから、どんどん頭でわかるというよりも腑に落ちていった。これは訓練だと思っていて、自分にはできないかもと迷うなら、周りにいる人やスクールの卒業生などから話を聞いてみるといい。このあたりもスペースでまた話せたらいいな。

会社員として組織でのし上がれるなら、投げ出すのはもったいない。会社外のやりたいことと両立させたい気持ちが強いのは、才能で資質で強み。会社員とフリーランス、適正のある方で咲いた方が、人間は絶対活かされると思うから、会社員向きだと思うなら自信を持ってのし上がってほしい。会社外でこれがやりたいと決まっているなら、オリジナルサービスとしてやったらいいと思う!

自分でもそんなに戦略家の自覚はなかったけど、好きなことのためだったら、だいぶ自分は戦略家なのかなと最近は思っている。お客さんに教えてもらったところが多いかな。撮影を依頼してくれるお客さん、生徒さんとかもそうなんだけど「これは結構誰かのためになるんだな」ということを思う機会が多い。複業フリーランスとして絶対やっていきたかったというよりは、自分の性格、適性、理想の暮らし方、理想の稼ぎ方を考えたら、結果的にトライをしていったうえで複業フリーランスになってしまった、というのが結構近い。

1個の専門家で、たとえばフリーランスのカメラマンだったら、レベルが高くないとできないと思う人も多いかもしれない。でも本当にそんなことはなくて、1個の仕事で10万円を稼げれば、それを3つすると計30万円になり、東京でも生きていけるんじゃないかな?みたいな金額になってくるんです

おわりに

後編をお送りしました。
この夜も聞き応えのあるTwitterスペースでした。舞子さんのお話を聞いていると、自分のスキルを掛け合わせれば、複業フリーランスになることは全く不可能ではないのかも?と思えてきます。

舞子さんはいつも「フリーランスや複業に興味がある人は何でも聞いてね!」というスタンスでいるのが素敵ですよね。踏み出したいけど勇気が無い…という方は、タイミングが合えばぜひ、リアルタイムでTwitterスペースに参加・質問してみてくださいね!

また、夜間の開催や急な告知だと難しいという方は、質問や聞きたい内容を舞子さんにDMしてみてはいかがでしょうか?どこかで答えていただけるかもしれません。スペースがリアルタイムで聴けないときは、こちらのnoteに掲載するイベントレポートでチェックしてくださいね。


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