過活動膀胱による頻尿と、切迫性尿漏れの記録




<要約>

7月頃、次第にトイレが近くなってきて、8月、突然切迫性尿漏れが起きるようになってしまった。これはその後の治療と体の反応の記録である。

・市販薬を試すよりまず泌尿器科で相談。尿漏れも色んな原因があるので、プロに相談するのが一番。
・過活動膀胱には抗コリン薬のトビエースが効いた。トイレが近いと困る時の頓服でもOK。その後ベオーバに変えた。
・この他の対策:膀胱のマッサージ(1回で治った人も!)、骨盤底筋体操、骨盤底筋のマッサージ、スクワット、青竹踏み

<はじめの頃>

以下、時系列。
■’23年6月半ばから腹筋を毎日がんばっていた。 その後次第にトイレが近くなり、8月には突発的にトイレに行きたくなって、がまんしていると少し漏れる、という状況に。調べたら、過活動膀胱による切迫性尿漏れと呼ぶそう。
腹筋運動は骨盤底筋を弱らせる事があるので、頻尿には良くないと知り、そくやめた(ノ゚ο゚)ノ 

■骨盤底筋体操を始めたら、少し尿漏れが減ったが、完治には程遠い。

■膀胱のあたりを押してマッサージしたら一度で治ったケースも

https://twitter.com/powered_blanket/status/1684577598138097665
過活動になってる筋肉か神経に良い影響があるのかな…🤔
早速、膀胱を持ち上げるイメージでマッサージしてみたら、その後しばらくはトイレに行きたくなる間隔がぐっと長くなった(ノ゚ο゚)ノ これ、専門家の本や記事では見たことのない方法なんだけど、すごい効果だった。
ただし、切迫性の尿漏れは防げなかったし、しばらくするとまた頻尿に戻る。リンク先のケースでは、過活動膀胱になった直後だったから完治したのかも。

<泌尿器科で聞いたことなど>

8月下旬。女性の医師のいる病院を、Google Mapの口コミを頼りに探したら、とても良い病院を見つけられた。
尿検査とエコーを受けた。エコーで、子宮が膀胱を圧迫していない事や、残っている尿の量(?)を見たと言われたと思う。

★過活動膀胱による頻尿には抗コリン薬が効くそうで、トビエースを処方された。 この薬、とん服でも使えるので、トイレが近くなると困る時にだけ使う事もできるそう。 ってことはライブや観劇の時にも使える・・・!! トイレが近くて困ってる人は、気軽に泌尿器科で相談してみると良いのでは。

■市販薬を飲むより、泌尿器科に行く方が良いそう。
https://kanno-clinic.com/free/129
なので迷っている方は、気軽に行ってみるといいと思う。恥ずかしいと思う人もいるっていうのが、ちょっと意外だった。必要な病院に行くのは当たり前だから、全然恥ずかしくないよ。

■漢方薬の八味地黄丸は、過活動膀胱には効かないそう。(byかかりつけ医)

■薬を飲むのをやめるとまた再発するので、飲み続けることになると言われたけれど、下記のサイトの病院では8割の患者は断薬できたそうなので、これを目指そうと思う。
https://kanno-clinic.com/free/129
2回目の通院の際、困らなければ頓服で飲むのでも良い、とのことだった。

<トビエースを飲んだ結果>


過活動膀胱がかなり収まった。が、日によっては急に切迫する事もあった。
その後、4回飲んだあたりで、たまたまかもしれないけれど、変化が。動悸まではいかないけれど、妙に呼吸が浅くてリラックスできなくて不安感があって落ち着かなくなった。
トビエースが副交感神経を抑えるせいかなと思ってやめてみたら、治った。(薬局で聞いたら、そういう副作用は聞いたことがないとのことだったが、原理的にはありえそう。)普段から私は、薬が処方量の半分以下で効いたり、副作用が出やすかったりするので、薬の影響が出やすい体質なのだと思う。普通はこういう事はないだろう。

不安感を感じる時、それが体調の不安なのか、精神的なものなのか、薬の影響なのかの判別がつかないので、どれも最初は精神的なものに見えてしまう。 推測しかできないのだけれど、全部が精神的なものだと思ってしまうと、いたずらに不安感を増やしてしまうと思うので、分けて考えたい。

■9月、トビエースをやめたら5日後にまた過活動膀胱が復活したので、またトビエースを飲んだ。過活動膀胱はおさまったけれど、また息苦しくなってきた。(特に副作用が起きるのではと身構える事もなく、普通に過ごしているのだけれど、気が付いたら息苦しかったので、やっぱり薬の影響かと思う。)

<泌尿器科で相談して、ベオーバに変更>


「(私の場合)頓服ならトビエースでも良いが、続けるならベオーバに変えた方が良さそうですね。どちらにしますか?」と聞いてくれたので、続ける方を選択。
トビエースは全身に影響が出る事があるけれど、ベオーバは膀胱の筋肉にだけ効くので、他の副作用が少ないとのこと。(という説明からして、トビエースで不安感が増したのはありえる事だったのだなと思った。)

最初は特に副作用は感じなかった。が、4回目に飲んだ時、動悸、胃もたれ、腹痛(偶然の可能性もあるが)。特に胃もたれは、昼過ぎにベオーバを飲んで、それから丸1日、何を食べても気持ち悪くなってあまり食べられなくなった。副作用の一覧に「消化不良」とあるから、そのせいでは。ひどかったので、もう飲みたくない。

しかも飲んだ翌日、トイレに行ってから4、5時間経っても尿意がなく、効きすぎている感じ。副作用の可能性から、4分の1錠に割って持ち歩く。 または元の抗コリン薬に戻す。ただしトビエースは割って使う事ができない徐放性製剤なので、割って使える抗コリン薬があるか聞いてみる。

<薬がほとんどいらなくなった>

薬をベオーバに変えてもらいつつ、困る時しか飲まず、後述する筋トレ・つぼ押し・マッサージをしていたら、ほとんど薬なしでよくなった。早めに対処したのが良かったのかも。

■骨盤底筋体操とマッサージ

骨盤底筋体操は、頻尿に実際少し効果があった。医師も続けた方が良いとのことだったので、続けている。


「実際に臨床場面では、骨盤底筋の機能回復を図るために、単に筋力強化だけではなく、骨盤底筋や周囲筋へのストレッチやマッサージを併せて行なっていることがほとんどです」
「そこで骨盤底筋へのセルフマッサージの効果を予備的に検討したところ、尿失禁症状が低減する傾向が示されました。具体的には、片方のお尻の下にボールを置き、その上に座るように自分の体重をかけ、骨盤底筋を押圧するという方法になります。」

https://academist-cf.com/projects/289?lang=ja

→テニスボールを使ってのマッサージを試したところ、しづらかった。骨盤底筋は指で指圧するのが良いと思う。寝てするのが特に簡単だった。

★ローラーで会陰をマッサージ、という方法もあるそうだ。
https://kamike.net/somaplane

■膣のケア・マッサージ

★外性器にオイルマッサージをしたり、オイルをたっぷり塗った指を膣に入れて会陰をマッサージすることも、助産師の方の監修する本で推奨している。(『ちつのトリセツ』(たつのゆりこ 監修)pp.88~101)
女性器は放っておくと乾燥したり固くなったりする。膣が固くなるという事は、骨盤底筋も固くなる。それが頻尿、生理痛、不定愁訴などにつながるそう。セックスも良いし、膣のオイルマッサージも良いとのこと。

オイルの手ごろな入手先としては、生活の木などが紹介されていた。
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/section/S107020109

上記の本と同様の膣マッサージをネットで見つけた。(『ちつトレ』の関口由紀医師 監修)
https://i-voce.jp/feed/970941/3/
*注意:ただしこの中の「湯船の中で膣に指を入れる」のは、衛生上良くないそうだ。体温より高い温度の指が入る事で、粘膜がはがれてしまい、そこにお風呂のお湯の雑菌が入ることで膣トラブルの原因になるとのこと。(出典:『女医が教える潤うからだづくり』(二宮 典子医師)p.57)

■オイルで巻き爪が治った体験談

『ちつのトリセツ』では、オイルによる全身のマッサージや、オイルを塗ってから湯船に入る事も勧めている。
足の爪にもオイルを塗っていたら、5か月ほどで巻き爪の下に健康な爪が生えてきて、その後巻き爪が治ったそう。写真で変化がはっきりわかる。すごい。(p.227~231)

■その他の対策

★スクワット、青竹踏みも良いそう。
https://www.nikkei.com/nstyle-article/DGXMZO63780980S0A910C2000000/


(また後日追記します。)

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