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好きな石はどんな石?【ジュエリー大好き】

こんにちは記号・リュウコです。
ジュエリー、アクセサリーの制作販売をしています。

ジュエリーやアクセサリーを購入するとき
何を基準に決めていますか?
好きなデザイン、値段、流行り、好きな素材、
いろいろな理由、きっかけがあります。
これはあなたの「好き」を分解するマガジンです。



「好き嫌い」と「良い悪い」は違うモノサシ

石の話は難しいけど、ジュエリーには欠かせないですよね。

前回の記事で、

極端な話、持っている人が幸せであれば
それはどんなものでも「いい結果」
なのだと思っています。

欲しい結果を考えてみる【ジュエリー大好き】

と書きました。
評価の高い宝石がその人にとって価値のあるものか
そうでないかは他人は決められない、と思うのです。

しかし「好き嫌い」と一般的な「良い悪い」は別なのです。
これ、ごっちゃになりやすいので困っちゃう。
ルールが違うので、「まぜるな危険」案件です・・・

でも、お互いをうまく組み合わせれば
ほしい結果に近くなるかも。

今日は、
「好き」を探すために「良い悪い」の勉強をする
というのも良いかもね、というお話です。

石は石

石の楽しみ方はいろいろあります。
ジュエリーを楽しむ以外は、
お守りとして石だけ持つ、
結晶を部屋などに置く、
鉱物標本をつくる、
ルース(裸石)を集める、原石を集める、
原石をアクセサリーにする、
パワーストーンとしてもつ等・・・

恐ろしくたくさんあります。
この楽しみ方の中に
「良い悪い」と「好き嫌い」が
混ざり込むのです。

はじめは単純に好き嫌いだけだったものが
あとからその石についての
一般的な評価が気になり始めます。

だったら、ある程度知ったうえで
選べばいいんじゃないかな?と思います。

宝石が好きなら宝石を
鉱物、結晶が好きなら鉱物を。

調べていくとまた「好み」の方向へ向かいます。
結晶構造が好きになったり
石の成分でこんなに色が違うとしったり、
赤い石が好きすぎて全部調べてる、とか。
この石をジュエリーで持ちたいんだ!とかね。

自分の「好き」を探るために
評価の「良い悪い」を調べてみるのも一つです。


記号・リュウコ



【おまけ】手軽な勉強方法と私の過去の失敗談


鑑定機関のホームページを見ると無料でいろいろ学べます。

トップページをスクロールしていくと、
「宝石について」というタグがあります。

適当なネットの情報に比べたら、
灰とダイヤモンドくらいの差です。


宝石についての本は、これが一番おすすめかもしれません。
「決定版」は現時点で一番新しい版です。

下の青い表紙の版は初期のものです。
私はこれにめちゃくちゃお世話になっています。

若いころ、かなり高価な色石を
破損したことがあります。
今思い出しても恐ろしい。
担当者はじめ幹部と社長も
そろって先方に出向き、
丸く収めてくれました。
その時に、今後の加工部の
知識、技術向上のため、
新入社員教育にも活用できるように
資料を作りました。
宝石について参考資料として
この本に助けてもらった次第です。


さすが、良書なだけあって
今でも流通していますね。
しかも、1993年の初版から、
改訂版、決定版、と
更新されているようなので
やっぱりいい本なんだと思います。

とりあえずどんなものかみてみたい方は
初版を中古で買うのがおススメです。
写真が豊富なので見るだけでも楽しいです。

初版発行(30年前)から
宝石の種類や扱いも変化していますので、
最新版が欲しい方は「決定版」の方がいいかも。
ただ、鑑定など勉強する方には物足りないようです。

ちなみに私が破損した石は、
最終的にはリカットして
損害は最小限に収まりました。

人生詰んだなと思ったけど、
何とか生き延びて今があります。




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貴金属生命体つくる人/記号・リュウコ
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