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ミルクちゃんの柄網のタイツが破れてしまいました。
店長不在のカフェを経営するLos。可愛い制服にあこがれてバイトをはじめた、ミルク(見空)。エム(笑)ミルクに誘われてJungle Cafeで仕事を始る。下宿を改装した建物で同居中。
前回までの話
割れた食器の破片が足のふくらはぎのあたりを縦に割いた
場面を華やかに彩るために本来よりも赤く着色されているのかと思うぐらいなワインの血は噴き出して白い大理石の床と光を乱反射している食器と絡まっていった
ミルクは右の足からでる血を「どんぐらいでるんやろ」と思わず見入ってしまっていた。
大丈夫ですか?
と目の前には先ほど同じ耳をしていると思って気になっていたお客さんが
声を出そうとおもったけどなんだかつっかえてでなかったので、顔をふって大丈夫といった
「とりあえず座って血を止めましょう」
といって手を引っ張られて近くの椅子に座った
右足がひやっこい
不思議な透明感のある布を足にあてられている
しばらく血が止まるまで抑えないといけませんという。ヒンヤリとする不思議な布はすぐに真っ赤になってしまって、でもそれと同時に血もだんだんとおさまったようだった
ミルクはいつもはいている柄網の分厚いタイツが破れてしまって、そこから毛が、がっつりと見えてしまっているのに気が付いた
布で血を抑えながら「ん.....これは私と同じぐらいの」
と声にでかけて、今はなんとなくパニックになっている様子と、血をとめることが先ですねと思い言葉を飲み込んだ。
ただの産毛が濃いというレベルではない
かなりびっしりと生えている。
私が知っている限り女性ホモサピエンスでこのように濃い体毛は拝見したことがございません、ホモサピエンスではないのでしょうか?鼻孔を通ってくる血の香りを分析するも同種ばかりが脳裏に映る
お姉ちゃんたちからは先祖返りかもしれないねと言われたりしている
これが私の特殊能力・・・・なのかもしれないと思うとなんだか落ち込んでいた悩みの種
毛がこんなところで人目にさらされてとても気まずかった
そうだ!と思い思案気に冷やっこい布を血がでなくなるまであ当ててくれていた人の手をぎゅっとつかんでぐいぐいと店の奥へ歩き出した。
「ぬおっ?」
つづく
*今回のJungleCafe創作に登場する、ワイルドな印象のお客様はこちらのnoterさんがモデルになっております。(いつもコメントありがとうございます。( ᴗ̤ .̮ ᴗ̤人) アイテム:「ひんやりとした不思議な透明の布」もこちらの記事からイメージをいただいています。
自然の力を活用した新素材は素晴らしいです。
**NJ様もし創作にあたってのモデル・イメージ使用などについてなにかある場合は教えてくださいよろしくお願いいたします。