【実践報告】〜ビジョントレーニング〜
前回の投稿
前回の投稿では、一般社団法人メンタルウェルネストレーニング協会認定の「ビジョントレーニング指導者2級」取得について、投稿しました。
ビジョントレーニングは単なる“眼”のトレーニングではなく、講座内のキーワードに「発達」という言葉であり、子育てや幼児教育、特別支援教育に関わっている方にとって有益かもしれない。
つまり、ビジョントレーニングは単なる眼のトレーニングではなく、いろいろな可能性に満ちているトレーニングだということを書きました。
ビジョントレーニングとは
まず、“ビジョン”とは日本語訳すると「視覚」という言葉です。
「視力」でもなければ、「眼球」でもありません。
つまり、ビジョントレーニングは“視覚”機能を向上させるトレーニングということです。
の3つの機能を鍛えるトレーニングを総じて“ビジョントレーニング”といいます。
眼球を動かすだけではなく、それを“情報処理”することや、それに基づき“体を思い通りに動かす”ことも含まれます。
“情報処理”することや、それに基づき“体を思い通りに動かす”こともビジョントレーニングだということは、このトレーニングは子どもの「発達」に関わり、子育てや幼児教育、特別支援教育に関わる方々に有益だと考えられます。
本校での実践
野球においても、皆さんも容易に想像できるかと思いますが、ビジョントレーニングは重要です。
野球というスポーツは、投手の手から離れて約0.4秒後にホームベースに到達する小さなボールを細いバットで正確に打つなど、高度な視覚機能を必要とします。
本校野球部でも、ビジョントレーニングは約3年前から導入しました。
本校で日頃から行っているのは、【親指フォーカス】という跳躍性眼球運動をして左右の親指に焦点を合わせる非常に簡単でオーソドックスなメニューと、テニスボールを使うメニューです。
下記のURLがその動画です。
ぜひご覧ください。
https://youtu.be/VuVNMQVeG98
▲ ウォーミングアップ時のビジョントレーニング(親指フォーカス)
https://youtu.be/2L55kAw51jc
▲ テニスボールを使ったビジョントレーニング(片手・両手同時パス)
https://youtu.be/8TtesybEDME
▲ テニスボールを使ったビジョントレーニング(3人組片手同時パス)
https://youtu.be/FsxNXHL-C-M
▲ テニスボールを使ったビジョントレーニング(ボール落とし)
なかなか効果を数字などの目で見える形で実感することは難しいですが、各個人の中で効果を感じてくれているのではないかと思います。
他にも、ナンバータッチや間違い探し、点つなぎなど、ビジョントレーニングにはいろいろなメニューがありますが、他のメニューは部活動においてはあまりできず、クラスでの活動の中で“目覚ましゲーム”と称して多く実践しました。
今後は、部活動指導においても、親指フォーカスやテニスボールキャッチボール以外のメニューにも挑戦していきたいと思います。
また機会があれば、より深く、詳しい内容を投稿してみようと思います。
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