平日は整頓だけ、5分以内に終わらせる(仕事が捗る部屋片づけ.008)

こんにちは。捨てない整理収納アドバイザーの米田まりなです。今回は、片づけにどの程度の時間を割くべきか、タイムマネジメントについてお話していきたいと思います。

筋トレのように、こまめにサイクルを回そう!

「いざ、片づけをしよう!」と思い立っても、せっかくの休日を潰して 、丸一日 作業時間を確保するのはなかなか大変ですよね。

片づけは長時間かけて一気に行なうより、短時間でこまめに繰り返すことで効果が発揮されます。まず片づけを大きく、3つの作業に分類します

1: 整理 1つひとつのモノを所有する意味を定義する
2:収納 モノを使いやすい状態に配置する
3:整頓 使い終わったモノを定位置に戻す


次にそれぞれの作業に対し「時間ルール」を設定します。

1 :「整理+収納」はワンセット
2 :「整理+収納」は30分1セット(休日など時間に余裕がある時に)
3:「整頓」は毎日5分だけ

このルールを守るようにすればいいのです。
家全体を片づけるのに平均すると20~30時間かかると言われています。ビジネパーソンがそれだけの時間を休日に確保するのは至難の業でしょう。

そこで、「整理+収納」 を、30分1セットで、必要な回数だけ 繰り返します 。

片づけと筋トレは似ています。一夜漬けでやっても意味がなく、また見え方(ポージング)だけ気にしても意味がないですよね。

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筋トレメニューのように、まずは1サイクルをこなし、余裕がある日は2セット・3セットと回数を増やしていきましょう。何セットか繰り返して、「ものの定位置がしっくり来るな」と感じるようになれば、そこで「整理+収納」はクリアです。

片付けが苦手な人ほど、「整理+収納」のステップを飛ばして、出ているものをとりあえず奥にしまう 「整頓」の作業から手をつけてしまいがちです。ものの定位置が定まらない状態で整頓を繰り返しても、時間の無駄で、すぐにリバウンドしてしまいます。「整理・収納」をやり遂げれば、「整頓」は1日5分以内で、無理なく完璧にこなせるようになります。

部屋が片づかない原因の9割が、①整理にあります。②収納は、スキルがなくても誰でもできるのです。そして取り組む順番としては、①→②→③の順に取り組まないと、リバウンドの原因になります。

平日は1日5分まで!「やりすぎない」がゴールへの近道

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「机の上のゴミを片づけていたら、本棚や文具入れも気になって、いつのまにか何時間も片づけをしていた…」という経験が、あなたもあるかもしれません。このような「気分次第で一気に片づける」方法をとっていると、片づけへのハードルが回を重ねるごとに上がり、定期的な習慣として身につきません。

仕事が忙しい人は、「平日は5分以上、片づけをしない」とルールを決めましょう。そして「整理+収納」には手をつけず、あくまで「整頓」。使ったモノを元の場所に戻すことだけをやりましょう。
そのぶん、休日には「整理+収納」を、 30分1セットで こなしていきましょう。 どんなに忙しい方でも、洗濯を回している間や、宅急便を待っている間など、「30分間」の時間は 意識すれば確保できますよね 。

ここで 長時間欲張るのは禁物です。人が1日に判断できる回数は上限が決まっていると言われています。スティーブ・ジョブスやオバマ大統領が、本質的な意思決定に集中するために、着る服の種類を制限していたのは有名な話ですよね。片付けのうち、特に「整理」は、思考力・決断力を要する作業。私が片付けを担当したクライアントさんは、集中して2時間取り組むと、皆さんヘトヘトになっていました。

1日中筋トレをやり続けても、ひどい筋肉痛に襲われるだけで、効果は半減ですよね。脳疲労で翌日のパフォーマンスを落とさないためにも、1セット30分、1日最大4セットまでを上限に、無理なく続けていきましょう。

「整理+収納」は、 最初は時間がかかっても、だんだん効率よく行なうことができるようになります。手元にストップウォッチをおき、1セット30分を測りながら取り組みましょう。取り組んだ時間を記録したいときは、「集中」という名前のアプリが便利です。トレーニングや勉強とも併用して記録できて、便利ですよ。

読んで頂き、ありがとうございました!! 次回は、4ステップの片づけ基本ルールについてお話をしていきます。よろしければぜひ、フォローをお願いしますU^ェ^U

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