ソーシャルメディアラボの裏側:愛される定番記事をラクに作る手順
今回も記事コンテンツの企画について書いていきます。
弊社メディアでは大体月7~10本前後の記事を更新しているのですが、うち半数が新規記事です。
一度出した記事は検索順位や媒体アップデートに応じてSEOや現場の意見、検証を踏まえてリライトするわけですが、新規記事はそもそもゼロイチで企画が必要。
ここでは編集部ができるだけラクに、よく読まれる新規記事を作っていくのか紹介していきます。
弊社メディアのコンテンツの種類
・SEO(基本操作、事例、Q&Aコンテンツなど)
・他社取材、コンサルタントに語らせる系記事
・思いっきり調査記事 など
弊社メディアでは「SNSマーケティングの健全な市場成長に貢献する」をテーマに運営しています。
そのため担当者さんの知りたい情報を網羅すべく、基本的なSEO記事(「●● とは」、「●● 使い方」等)や先進企業さんの取材記事、自社コンサルタント記事、調査記事など、けっこう泥臭く愚直にやっています。
ただ編集部は全員がコンサルタントではないため、アイデア出しに限界があります。そこでどうしているのか紹介していきます。
企画サイクルは、情報共有部屋と企画会議で回る
そもそもチーム横断で、部署の全員が入っているチャット部屋が複数あります。【マーケ依頼部屋】と【ニュース共有部屋】が代表的です。
■情報共有するための部屋
前者【マーケ依頼部屋】はコンサルから調査依頼を受けて、メディアを運営しているマーケ部が調査まとめたり実験したりするチャットワークの部屋。
後者【ニュース共有部屋】は(読んで字のごとく)各メンバーが面白いと思ったニュースにコメント入れて投稿するFacebookグループです。
ここから記事ネタがリストアップされて、最終的にマーケ部(にある編集部)が仕上げていきます。一例を出すと下記みたいなアウトプット。
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■企画会議
SNSはアップデートが激しいため調査依頼が乱発したり、ビッグトピック(ex. Instagramのストーリーズに広告出稿可能に!とか)が立て込んだりします。
そうすると既存記事のリライト含めて、記事の更新管理が必要に。そのために編集部では週に一度、定期のMTGを行います。
ベタですが更新管理表を作って、新規とリライト分の優先度決めてアップ日をチェック。次項では具体的な企画作業について説明していきます。
ウケた企画は「定点調査」をかける
ここまで弊社編集部が企業のSNS担当者の悩みを想定したりコンサル現場の要望を吸い上げたりして、コンテンツ企画している様子をお伝えしました。
ただリソースにも限界があるため、できるだけ効率よくサイクルを回す記事ネタの作り方を少し紹介します。
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結論から言うと【定番を作ろう】です。上記の記事は弊社メディアのなかでも好評いただいている定期企画の記事。
当初はタダの「あったら良いな」の単発企画でした。実は上記のLINE投稿時間の調査記事は3本目です。
弊社ではアウトソーシングや編集部の体制(前回記事)を作り、仕組み化したことで定期配信できるまでになりました。思考の順番としては下記。
【遊びで発想 ⇒ ひとまず記事化 ⇒ 反応見て調査を継続 ⇒ 半年、一年で再度記事化】
具体的には、こんな風に月々納品していただけるように手配しています。
肝は、こうした情報の貯蓄を何個も用意して常々アップデートすることです。
最初の発想は遊び。それらをどこまで増やし、ルーチン企画のタネになるか。かつ余計な労力をかけず、かつ読者に喜ばれるコンテンツに仕上げられるかどうか工夫の問題です。
■ゆるく、ランチできれば
■私が過去に書いたnote記事
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