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ひさびさの #JBUG札幌 オフライン開催 〜仕事の"うまい"進め方〜

2年半ぶりの #JBUG札幌 のオフラインイベントを`23年5月24(水)に開催しました。本記事では当日の様子とセッションの概要を紹介します。

前回は'20年10月に開催したオンラインイベントでした。
昨年より、全国でJBUGのオフラインイベントが再開されている流れにのり、札幌でも #JBUG札幌 を再開することにしました。

イベントの様子

当日は登壇者と運営メンバー合わせて25名程の参加となりました。

会場

会場はNeos Sapporo Developers Park、オシャレな雰囲気で再スタート!
※札幌にシステム開発の拠点を置くネオス様にご協力いただきました

Neos Sapporo Developers Park

Twitterまとめ

当日は参加者の皆さんにたくさんのTweetをいただきました。
翌日にはtogetterまとめ作成しています。参加できなかった方は当日の様子をTwitterでご覧いただけると嬉しいです。

セッション概要

LT1.  Backlogを活用して業務課題をなんとかする

ネオス株式会社 垂水さんのセッション

2年前にネオス株式会社へ転職した垂水さん。ご自身が見直した「仕事の進め方やタスク管理」の経験が共有されました。
「チャットの返事がなかなか来ない」や「Backlogの課題ステータスが保留だらけ」などの業務課題に対し、原因を仮定されていました。

原因を仮定する

課題を解決するために着目したのはBacklogのコメントとウォッチ機能。

コメント機能のカイゼン(Before→After)
ウォッチ機能のカイゼン(Before→After)

課題に対し、ご自身の働きかけでBacklogをうまく活用している姿はまさにリアルなカイゼン・ジャーニーを見ているようでした。

LT2. 「無ければ作る」Backlogに欲しい機能を自分で作った話

ネオス株式会社 鈴木さんのセッション

リードアーキテクトの鈴木さん。「Backlog記法をリアルタイムプレビューしたい・・・」という想いをChrome拡張で実現したお話がライブのデモを交えて紹介されました。

その名は『Backlog Realtime Preview』。Backlog記法の構文解析器をつくってみたい!という意気込みで開発に着手したとのこと。

会場からは「おー!」「すごい、使いたい・・・!!」という声が上がりました。Chrome拡張のストアには公開されていませんが、今後のアップデートが楽しみです。

LT3. 見える化だけじゃ進まない!Backlogを使った課題管理術

SCSK北海道株式会社 川筋さんのセッション

バックエンドエンジニアの川筋さん。JBUG札幌では2度目の登壇です。
最近Backlogとの再会を果たした川筋さん。セッションはJBUG#4のLTを踏まえ、川筋さん自身の戦いの歴史から語られました。

課題管理への意気込みが伝わるスライド

スモールスタートで課題管理を始めたものの、早々に挫折しかけた川筋さんが工夫した4つのことが紹介されました。

4つの工夫

カイゼンに向けて「どんな状態が理想なのか?」を目標として課題管理に取り組む姿勢は学びにつながりました。

ゲストセッション. 全ての仕事は合意形成だとしたら、病気のサルを生み出さないために僕たちは他者に対して何を書き伝えるべきなのか

株式会社ヌーラボ 中道さんのセッション

島根からお越しいただいた中道さん。セッションの主題は「合意形成」です。ヌーラボ社へ転職した後のプロジェクトマネージャーとして経験したコミュニケーションの事例を交えつつ、合意形成における「病気のサル」の扱い方が紹介されました。

合意形成そのものを仕事にしてきた中道さんが悩んだ末に行き着いた答えは、「合意形成こそがプロジェクトマネージャーの仕事の核」である。ということ。

仕事の核

現実的な合意形成を成立させるためのルールや考え方は、参加者の思考を刺激するような内容でした。

セッションでは、「1分間マネジャーの時間管理」という書籍が紹介されました。「病気のサル」はこの書籍で取り上げられている考え方とのこと。個人的にメッセージ性の強さを感じたスライドを紹介します。

メッセージ

なんとなく想像できた方やこのスライドに刺激を受けた方は、中道さんのスライドから気づきを得られるのではないでしょうか。

セッションの最後には、Backlogの課題には合意形成に必須である「なぜ」を書き、伝えることをBacklogの課題テンプレート機能を踏まえて紹介されました。

Whyのある課題テンプレート

私もゴールデン・サークルに出会い、「Why(なぜ)」を言語化することを大事にしています。Backlogの課題テンプレートを使ったことがない方は良いテンプレートに出会ったのではないでしょうか。

まとめ

以上、4名のセッション概要を紹介しました。
4つのセッションに共通するのは「課題を言語化し、現場に合った課題解決方法」だと感じました。それぞれのセッションで紹介された"仕事のうまい進め方"が、似たような課題のある現場のカイゼン活動のきっかけになれば幸いです。

当日のイベントで投影されたスライドはconnpassイベントページに掲載しています。どれも参加者の共感が多い内容でした。ぜひ御覧ください。

JBUG札幌について

JBUGとは

ヌーラボ社が提供するプロジェクト管理ツールBacklogのユーザーグループです。JBUGでは「Backlogの使い方にこだわらない仕事のうまい進め方」をシェア、学び合う場として発足しました。

JBUGとは

JBUG札幌発足当初は7ヶ所ほどであった開催地も今では全国14ヶ所で開催実績があります。'22年〜'23年にはオフライン開催が各地で復活、'23年には宮城と鹿児島でもJBUGが発足しました。

全国14ヶ所の開催実績

JBUG札幌のこれまで

JBUG札幌は'18年7月〜'20年10月迄に7回開催しています。うち1回はオフラインで開催しました。

JBUG札幌の特徴

オフライン開催に限った運営側の目線でJBUG札幌の特徴を5つ挙げてみます。過去6回の開催から間は空きましたが、今回も同様の特徴がありました。

  • 手作り感(いい意味で)

  • 参加者が登壇する傾向

  • 懇親会で次回の登壇者が決まる

  • 懇親会出席率が高い

  • 初参加が半数

今回の出席者アンケートで印象に残ったのは、参加者の職種が多様であったこと。

様々な職種の方が参加

今後も会を重ねるごとにJBUG札幌らしさが出るといいなと思っています。

JBUG札幌のご当地キャラクター

JBUG札幌には、JBUG札幌のご当地キャラクターが作成しました!
※キャラクターは株式会社ハムワークス様にご協力いただきました。

可愛いですよね!(自画自賛)公開当初から多方面から反響をいただいています。このキャラクターと共に、今後もJBUG札幌を盛り上げていきます。

運営メンバー

運営リードの私は、JBUG札幌の初回立ち上げから運営に携わっています。
現在はテックタッチ株式会社のQAエンジニアとして、札幌のEZOHUB SAPPOROというコワーキングスペースでフルリモート勤務しています。

私のこと

最初は1人だった運営メンバーも今は5名の有志と協力して開催しています。
また、JBUGに関わるきっかけや、想いは以下のnoteに書いています。

さいごに

恒例のbポーズでグループフォト撮影!
次回は10月頃に開催します。ご興味あるかたは @jbugSapporo をフォロー!

はい!ポーズ!(笑顔がすてき)

おまけ

以下はJBUG札幌のリンク集です。ご興味ある方は是非どうぞ☆
多くの方にJBUG札幌を知ってもらえると嬉しいです。


JBUG札幌noteマガジン

オフライン
JBUG札幌#1 '18年7月20日(レポートブログ)
JBUG札幌#2 '18年10月26日(レポートブログ)
JBUG札幌#3 '19年2月22日(レポートブログ)
JBUG札幌#4 '19年6月14日(レポートブログ)
JBUG札幌#5 '19年9月13日(レポートブログ)
JBUG札幌#6 '19年12月12日(レポートブログ)

オンライン(FacebookLIVE
JBUG札幌#7 '20年10月30日(アーカイブ, レポートブログ)




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