これまで行った旅先の思い出を一つあげるとしたら?#02
2020東京五輪決定の瞬間を、敵国スペインで見届けた
2013年9月7日 2020年東京大会の開催が決まった。
立候補していたのは、
【東京・イスタンブール(トルコ)・マドリード(スペイン)】の3都市
この時、私はスペインのバルセロナに居た。
現地時間22時(日本時間:朝5時頃)テレビを付けたら、この中継に出くわした。
帰国の荷造りそっちのけで、夫とテレビに食いつく。
当時のバルセロナの様子
日中散歩しながら、こんな会話をしていた。
夫「スペインもマドリードが招致しているけど、賑わってないね」
私「・・確かに!!」
日本では五輪招致に関連する広告をよく見かけていたが、
それを匂わすものがバルセロナには無かった。
マドリード-バルセロナ間は大体500kmとのこと。
この2つの都市は仲が芳しくない歴史もあるようだけど、
東京ー大阪間がおよそ400kmなので、当時の大阪の温度感が気になる。
海外あるある?
これは英語圏以外に住んでいる日本人の「あるある」かもしれない。
英語もスペイン語でかぶせるのね・・
そりゃそうだ、自国語なのだから。でもなんだろう、このもどかしさ。
進行や各国のプレゼンは英語がメイン。
その英語をわざわざスペイン語に通訳している。
私は英語は話せないけど、単語を拾って流れを掴むことは多少出来る。
でも英語とスペイン語が常にハウリングしているので、さっぱりわからない。
途中で耳がおかしくなった。
投票がはじまった
1回目の投票で東京は1位通過。
イスタンブールとマドリードの再投票で、マドリード落選。
東京とイスタンブールで最終投票し、東京が選ばれた。
Istanbul Madrid Tokyo と書いてあるボードから
突如 Tokyo の文字が消えた。
TV越しで何を言っているかわからないのだから、投票システムもわからない。
「TOKYO落ちた」と思い込み落胆。
でも、何かがおかしい。
マドリードの様子を中継しているが、みんな顔が引きつっている。
重い空気を出しながら帰る人まで現れていた。
なんとか状況を把握し、いよいよ2回目の投票へ。
「トーキョー」
唯一理解できた言葉だった。もうこれさえ理解できれば良いか(笑)
どの旅行も思い出深いので迷ったけど、貴重な体験をした&プルタブメンバーのマイコちゃんが現在バルセロナに住んでいるので、この体験記を選びました。
あなたがこれまで行った旅先の思い出を一つあげるとしたら、何ですか?
この記事は、女性クリエイター限定の勉強会「プルタブ」のマラソン企画です。
同じテーマで、プルタブのメンバーがそれぞれ記事を書いています。
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