【季節はずれシリーズ】燃ゆる紅葉かな
季節はずれシリーズ第2弾です!前回に引き続き紅葉ですが、今回は「赤」。モチーフは京都の高台寺です。
モミジの木漏れ日が降り注ぐ石段。赤とオレンジのパリっとした紅葉。そして青々とした竹林。京都の魅力が詰まったモチーフです!!さてさて、水彩画にしたらどうなるのかしら・・・
完成版がコチラです!
あれ?あれあれ?なんか・・・
清々しい抜け感がないような・・・爽やかな紅葉というより・・・火曜サスペンスのような雰囲気・・・
せっかくの着物姿の女性も、「真犯人を追い詰めに行く探偵気どりの女将」にしか見えない(涙)
告白します。この作品、全然気に入っていないです。もう、恥ずかしくて仕方がないんです。本当は抹殺したい、そんな一枚です。
とにかく、赤すぎる!赤いくせに、なんか暗い!
この絵を公開するか、かなり躊躇したのですが、「挑戦する大人の背中を、恥ずかしげもなく見せる」ことをモットーにしている以上、ここは恥を忍んで出すしかない、と決心した次第です。
ということで、今回は反省会を兼ねて、自分に対する辛口ツッコミを綴ります。まずはスケッチから。
なんやねん、この白いシミは。絵具が乾いてから、テイッシュで拭いたのバレバレやで。もう空、全然見えへんやん。(※あくまで自分へのツッコミです)
続いて、セカンドウォッシュ。
ほんでなによ~この単調な緑と赤は。乾いた画面にそのまま描いたやろ。塗り絵ちゃうねんで。明暗への意識はどこにいってん。(※いまさらですが、関西育ちなんです)
さらに描き込み。
いやいや、どんだけ暗い竹林やねん。真犯人、飛び出てくるノリやん、これ。
最後の仕上げはこちら。
この際、「サスペンス劇場をモチーフにした」ってことにしとき!
・・・ということで一人反省会でした。紅葉は自分にとって非常に難易度が高いのですが、その中でも赤系は苦手分野です。反省会を踏まえての、当面の課題は2つ。
・抜け感
⇒紅葉が画面全体に広がってしまい、明るい色(水色、黄色、白)が
ほとんどなくなってしまっている
・明暗
⇒竹林など暗い部分が暗すぎる
そんなこんなで、2023年の紅葉は「抜け感」と「明暗」に苦戦しました。
今年こそは、清々しい紅葉を描けるように頑張ります!
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