見出し画像

【季節はずれシリーズ】鎌倉浄明寺のイチョウ吹雪

いきなり季節外れの投稿でスミマセン!笑 実は、年末のバタバタで投稿できずにいた作品が数枚あり・・・どうせなら【季節はずれシリーズ】にでもするか、と思い立った次第です。よろしければ、しばらくお付き合いください。

今回の季節はずれは、鎌倉浄妙寺の本堂とイチョウの木です。まだ行ったことはないですが、境内に英国ガーデンテラスがあるとのこと。こういうなんでも受け入れる日本の受容性(?!)、すごくスキ(笑)

モチーフ(本堂の屋根は「銅葺き屋根」とのこと。ダイナミックですね!)

水彩画にしたものがコチラ。お気に入りポイントは、イチョウの黄色と青い空の相性。秋晴れ、最高!そして風に舞う葉っぱたち。

完成版:黄色い絵の具を思いっきりスパッタリングをして、イチョウ吹雪にしてみました。

制作過程はこちら。

下絵のスケッチ。いま見返してみると、ほぼ何も描いていない(笑)

続いてファーストウォッシュ。

黄色(パーマネントイェロー)はイチョウの木だけではなく、地面にも。乾くと色が薄くなるので、ここは絵具をチューブからダイレクトに載せる、くらいのノリで。

セカンドウォッシュでは、紅葉の暗い部分や木陰、本堂を描き込んでいきます。

セカンドウォッシュ。

セカンドウォッシュは割と不安になりがちなタイミング。特に紅葉の場合、ファーストウォッシュで塗った鮮やかな色が濁っていくので、「このまま失敗しないかな…」とものすごくドキドキする。ここは「セカンドウォッシュの影が後で絶対に活きる!」と信じて描いていくしかない。

描き込みでは、青系の木陰をさらに入れていく。イチョウの幹は後で暗い色を入れていくので、あえて描かない。そして、本堂に裏にも茶緑系の木々を。本堂の屋根が浮き上がるのに効果的なのです。

セカンドウォッシュの後の描き込み。イチョウの幹だけ真っ白で不思議な状態。

いよいよ仕上げ。イチョウの幹・枝を入れ、右手前に暗い木の幹を入れて奥行きをつくる。黄色や赤色の絵具をスパッタリングし、風に舞う葉を演出。これをやるだけで、絵のムードがグッとで出てくる。

完成版。木陰の位置(変なハの字になっちゃった)は修行が必要ですね!笑

以上、季節はずれの紅葉をお届けしました!

この記事が参加している募集

私の作品紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?