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秋めいてきた午後、法隆寺と五重塔

”VIVANT最終回興奮”からの作品投稿、第2弾!続いてのモチーフは、古都奈良にある世界遺産「法隆寺」です!人生で一度も行ったことがないのに、なぜか馴染みがあるのは、やはり歴史の授業の影響でしょうか。

モチーフ:あの有名な五重塔もばっちり入っています。

今回は制作過程もしっかり残したので、完成までの流れでご紹介します。

下絵:五重塔だけあって、なかなかバランスよく描くのが難しい・・・!
右手前の土壁は、しっかりと角度をつけることがポイント。
ファーストウォッシュ:空はコンポーズブルー、中央からイエローオーカー、
地面はラベンダーを加えて。参道はスケッチブックの白を活かすために、塗り残ります。
セカンドウォッシュ:今回、五重塔はあえて描きこまずにシルエットで表現しています。
その方が絵の前後感を出るんです(By水彩画の先生)
描きこみ:土壁を暗く入れると一気に奥行がうまれる。1つ前の絵とぜひ見比べてみてください
絵作りのこの瞬間が何よりも楽しい。
最後は細かい線は人物を入れて、絵のストーリー性を加える。
こちらが完成版!

今回、水彩紙の紙質を「中目」から「荒目(Rough)」に変えてみました。その名の通り、紙の表面がより荒いです。よりかすれた感じなどを出しやすいと聞いて、挑戦してみました。うまく描けるのか・・・とドキドキしながら筆をとりましたが、思いのほか描きやすい!表面が荒いので、1ストロークでもざらざら感が出て、空を塗りつぶすときはちょっと焦りましたが、いい感じのかすれも出せてとても楽しく描けました。

いやぁ・・もっと早く「荒目」の存在を知りたかった。習い事を始めるとき、形から入るケースもあるかと思いますが、変なプライドが邪魔をして、「最初に指定された道具で描くぜ!」とここ2年半くらい頑なにイキっていましたが、、道具も大事(笑)これからはイキらずに、道具にも頼っていこうと思います。次は新しい筆かな。

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