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#偏愛編集 No.9 - シング・ストリート

実はわたしは、インプットの手段として映画は不向きだと思っていて(あくまでわたしが映画に向いていない、という意味ね。)。
観たいと思う映画があれば映画館へは足を運ぶけれど、自分には本や音楽の方がすっと染み込む感じがしている。

多分、「言葉から景色を想像すること・そこから思考を広げること」が自分の心地よい落とし込み方なんだろうな。映画だと映像がすでにそこにあるから、自分の気持ちや想いを入れ込む余地を見つけにくいのだと思う。

そんなわたしが映画館での観賞を経て、パンフ・サントラ・円盤をコンプリートした唯一の映画が、『シング・ストリート 未来へのうた』。

めちゃくちゃ大まかに言うと「人生どん底の少年がバンドを組んで、恋・友情・家庭の葛藤の中で成長していく姿を描いた」というようなところで、ストーリーについて賛否両論あるのは、まぁわかる。

じゃあなんでこの映画が好きなのかというと、音楽を放つことの素晴らしさは自分が身を以て感じてきたことだから。
曲作りや練習、MV撮影風景、どうしたって1つ1つに昔の自分を重ねたりしてしまうし、終盤の学校でのギグのシーンはとても爽快で、あぁやっぱりバンドっていいなと思わせてくれる。
劇中の楽曲そのものもいい。

映画を観終わった後はとにかく心の火照りがすごくて、またバンドやりたい音楽やりたいって衝動が押し寄せた。

昔バンドマンだったあなた、ぜひ。音楽が好きなあなたもぜひ。

余談ですが、Gt.エイモンの家にはうさぎがたくさんいて、ぴょんぴょこ出てくるシーンがはちゃめちゃにかわいいので必見です。

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