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成長には2種類あって、まずはクッソうまいラーメンを創りたいっていう話。

成長には、「価値磨きによる成長」と「拡大活動による成長」の2種類がある。

例えば、ラーメン店を新たに開業したとする。

売上を伸ばすためには、
①ひたすら味を磨いてリピートや口コミで伸ばす
こともできれば、
②店舗数拡大や広告出稿をして伸ばす
こともできる。

この①が「価値磨きによる成長」、②が「拡大活動による成長」である。

ただ、味を磨かないまま拡大活動をして短期的に売上が伸びても、より美味しい店(競合)が近くに現れたら負けるし、広告依存でかつマーケ効率も悪く利益率が低くなる。
また、店舗数を増やしてしまってから味を変えるのは、1店舗の状態で味を変えるのに比べて難しい。

だから創業から当分は、会社の活動のうち、価値磨きのウェイトが大きい方が良い。必ずしも価値磨き:拡大を10:0でやるのが正しいとは限らず、8:2とか7:3とかが良いケースもあると思うが(一定ユーザーがいないと価値が出ないサービスの場合など)、
ただそれでも、自分たちが価値磨きのフェーズにあることをしっかりと理解した上で、価値磨きの活動に力を注がなければならない。

Shopifyが売上1000億円以上あるにも関わらず、「まだProduct-Market-Fitしてないです」って言ってるのは、自分たちがまだ価値磨きのフェーズにあると考えているということ。

LabBaseはどうか。もちろんまだまだ、価値磨きのフェーズである。

弊社の1つ目のサービス『LabBase』。世界最大の科学技術人材のキャリアプラットフォーム(研究者版のLinkedIn的な)を目指すサービスで、新卒領域(理系学生が今のメインターゲット)から始めている。研究内容やスキルを登録しておけば、企業からスカウトが届き、効率的に自分に合ったキャリアの選択肢を広げられるサービスだ。
現在登録学生数20,000名以上、利用企業約200社(有料サブスク課金)と、リリースから3年弱で国内最大の理系特化キャリアサービスになった。

今後、マーケ、営業、CSを頑張れば、売上は伸びていく。
でも、これらは拡大活動。
もっともっと価値を磨かないと、よりユーザー視点/お客様視点で良いサービスが出てくれば負けてしまうし、新規顧客獲得やCSの効率も低いままになってしまう。

では、価値を磨くにはどうすれば良いのか。

ラーメンの場合、お客様の声/感想を聞いたり、あるいはひたすら自分で作って自分で食べて、本当に美味しいと思えるものになるまで試行錯誤をし続ける。
LabBaseの場合も、学生や企業の声を聞いたり、自分たちで使って、本当に使いやすいものになるまで試行錯誤をし続ける。加えてラーメンと違ってWebサービスの場合ユーザーの反応が数値で見れるので、その点ラーメンよりロジカルに改善しやすい。

POLでは日々、CS部やSS部(Student Success部:学生ユーザー向けのCS)やセールス部のメンバーが、企業さんや学生さんに接している。この接客活動とプロダクト開発をがっちり噛み合わせて、価値磨きのサイクルをぶん回したい。

CSやSSの役割は、人力でサポートして価値を提供することだけではない。
セールスの役割は、新たなお客様を増やすことだけではない。

価値磨きのPDCAの(ユーザー/お客様への)接地部分として、課題仮説/価値仮説に則って動き、彼らの真の課題やニーズを組織全体にフィードバックし、プロダクト改善(価値磨き)に貢献することでもある。

昨年は、全員CSを掲げ、全部署全員で、お客様の成功を支援した。
次は、全員PdM全員で、プロダクトを、価値を、磨いていきたい。

クッソうまいラーメン創りたい。
お客さんが感動してつい口コミで広めてしまうような、
創っている自分たちも誇れるような、
業界を激震させてマーケット全体の基準が上がるような。


書いてたらラーメン食べたくなってきた。

一緒にクッソうまいラーメン創りませんか?


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