めんどくさい広報部員

私の性格はめんどくさい。

自分でもそう思うのだから、
周りの人はこの上なくめんどくさいと思うだろう。
いや、その前に何を以てめんどくさいと思うか基準が曖昧だ。
思うにそれは、自分が容易に理解・行動できる許容範囲を超えているか否か・・というところか。
ただ人によってめんどくさいと感じる基準は違うだろうし、その日の気分にも左右され・・・


と、まあこのように開始早々からもうめんどくさいのだ。
このめんどくささは、私が常に「疑問」を持つようにして過ごしているが故のカルマだ。(ちなみにカルマの使い方が正しいかどうかは知らない。)

疑問をもって過ごすことは物事の本質を常に見極めようとしている姿勢だ。
今終えたこの仕事のやり方は本当に正しかったのか、
説明不足なあの上司は何を言おうとしているのか、
ご近所トラブルの当事者の言い分は本当に真実なのか、
浮気をされた彼氏・彼女が仕返しに浮気をすることは是か非か、
男女差別の基準は何なのか、
右界隈の人と左界隈の人の意見は何故相いれないのか・・

きちんと判断材料を集め、考え、決して憶測ではなく、事実のみで判断し、真の理解をしようとすること。
そのスタート地点は全て「疑問を持つ」ということだと私は考えている。

noteを始めしようとしたきっかけは、
日々の仕事の中で感じたことや疑問、課題等を頭の中で整理するためだ。
読み進めるとわかるのだが、ほぼ愚痴である。
今思うと私はとても愚痴が多い。
だからと言って、常にイライラしているわけではないし、
どちらかと言えば温厚な性格だと思っている。
周りに愚痴をこぼすことはないし、何かに八つ当たりすることもない。
しかし、だからこそ不平不満や疑問は常に頭にストックされていく。
これを執筆することでそのストレスを発散している面もあるかもしれない

このような性格で生きていると、
今の世の中が私(のような人)にとって実に生きにくいことが分かる。
「この人ってなんでこんなに偉そうなんだろう」
「なんでそんな小さな事で怒っているんだろう」
「なぜ、この人はあの人のことをバカにするんだろう」
こんな風に常に疑問が頭にストックされていき、非常に疲れる。
「今の世の中が」と表現したのは、加えてネットの世界での疲弊があるからだ。

こんな事を言っていると「優しいのねあなた」と
年上のお姉さまに慰めてほしいものだが、実は私のこの愚痴は
「同族嫌悪」や「嫉妬」からきているものだとわかってくる。

多分私の本質は性格が悪いし、たがが外れれば周りを卑下しているかもしれない。周りの生き方を妬みながらも、「アホくさ」と下に見ているのかもしれない。しかし、そんな性格を認めたくなくて「まあまあ、そういう生き方もあるさ」と自分に言い聞かせる。
にも関わらず、私の人間性を認めてくれる人が目の前に現れると「裏がありそう・・」などと勘ぐってしまう。
とにかくめんどくさい天邪鬼なのだ。

このnoteは個人的な私の意見でしかないが、
極力偏見や感情論のようなものを排除するように心がけている。
人の感情ほど変化に富むものはない。
この間言っていたことと、今言っていることが違うこともしばしばある。
それは、人間が常に成長している証かもしれない。
常に勉強し、新たな知識、新たな価値に出会うことで、
考え方が一八〇度変わることもあるだろう。
それはとても素晴らしいことであるし、
私自身、常に新しい視点で物事を考えるように心がけてはいる。

しかし、感情というものは時に視野を狭くしてしまう。
あなたの信頼する人物がいたとして、
あなたはその人物の本質を本当に捉えているだろうか。
その人とビジネスをするときに無条件に信頼してはいないだろうか。
「この人が言うなら間違いない」と感じた時、
それは相手にとってはこの上ない誉め言葉だが、
その人が昨日と同じ人物である保証はどこにもないのだ。

さて、そろそろ気づいていると思うが、その通り。
私には友達がいない。
めんどくさい性格をここで再燃させると、
そもそも「友達」の定義が分からない。

いや、一般的に友達と言われるような人物は少なからずいる。
高校ではバンドをしていたし、
いわゆるリア充のような生活をしていたかもしれない。
お酒はあまり飲まないが、飲み会に誘われれば喜んで行くし、
周りから見ればそれは立派な「友達」だろう。

「友達」を辞書で引くと
「勤務、学校あるいは志などを共にしていて、同等の相手として交わっている人。友人。」と出てくる。

・・・同等の相手??

果たして彼(彼女)と私は同等と言えるのか?
夢半ばで諦めた(というより子供じみた夢を見ていた)私と、
今一生懸命夢を追いかけている彼は果たして同等なのか。
もしくは、いい歳して夢を見ている彼女を私は下に見ていないか?
大学できちんと単位を取得して勉強し、大企業に勤めている彼は、
果たして私を同等とみてくれているだろうか・・・。

そのような事を考えていると、
私には本当の意味での友達はいないのではないかと感じてしまうのだ。
(なんて屁理屈を言ってはみたが、普段連絡を取らずとも、たまに飲みに行き、たわいのない話をして、また1年程連絡をとらない彼・彼女は私の大切な友人です。)

長くなってしまったが、このnoteはそんなめんどくさい性格の私が日頃思ったことをつづり、似たような境遇の同志たちに、少しでも「わかるー」と共感して頂くためだけにある。

ビジネスにおける戦略なんてものはここでは学べないし、
自己啓発もできない。
齢三十四のしがない広報部員の独り言だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?