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感覚と運動の発達凸凹マガジン

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発達障害の感覚過敏と鈍摩やDCD(発達性協調運動障害)について行っている実験心理・脳科学の研究など、研究の世界的な動向についてシェアしていこうと思います。
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”枠をとらえ”、”枠に収める”ことの個人差と不器用さ

”枠をとらえ”、”枠に収める”ことの個人差と不器用さ

この記事を書くきっかけとなったのは @pekarinhika さんのツイートに関心を惹きつけられたからでした。

この記事を読み、私たちが報告した研究結果(Umesawa et al., 2020) との関係を思い出さざるを得ませんでした。

この論文では、参加者は下図のような実験状況で、PC画面に白い”枠”と黄色い×印(ターゲット)が表れます。参加者は、まず画面上の×印の位置を記憶します。

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