[エッセイ]みるちゃん
毎日一緒にいる。
時々、一緒にいすぎて離れたくなるときもある。
でも、時々、どうしようもなく愛しくなるときがある。
電車に乗ってる時、授業中、ふと「いまごろ日なたぼっこして寝てるのかな」と考える。
そんな愛しい、私の愛犬について話そう。
私が自分の部屋に行くと、みるちゃんもついてくる。
作業中、ふと横を見ると、背中を見せて、しっぽを下げてふせをしている。
「かまってほしいなぁ」
上手くできない自分が嫌だった。
なんでこんなに勉強できないのかな、もう勉強なんかしたくないよ。
私はうわんと泣いた。
ふと下を見ると、みるちゃんはいつも通り寝ていた。
私が泣いて悲しんでるのに、至って興味はなさそう。
私が顔を近づけても、嫌がるだけで涙を拭いてはくれない。
よく犬は、人間の気持ちを察するとか言うけれど、そんなことないじゃないか。
夜、夕食の時間が終わり、親の寝室兼愛犬の部屋へみるちゃんと行く。
私は敷布団の上で、アルバイト先を探すためにDOMOを読んでいた。
ここ良さそうだな。
いや、よく見ると募集してる時間帯が深夜じゃないか。
ここも良さそうだな。
でも、人の雰囲気とかどうなのかな。
あれよこれよと考えては、なかなか決まらない。
あぁどうしようか、と思っていると、かまってくれない私に痺れを切らしたみるちゃんが、雑誌上に座る。
クゥンともすんとも言わず、ただ黙っておすわりをしている。
「かまってほしいなぁ」
背中で語る男、それがみるちゃんなのだ。
私は甘ったれ飼い主なので、「今日も可愛いね、可愛い可愛い」と言いながら、みるちゃんをたっぷり可愛がったのである。
p.s. 毎日noteをやると宣言し、二日目にして投稿しなかったこと、お詫び申し上げます。
夜23時、目覚まし時計をセットしている時に思い出しました。
やろうかと思いましたが、ショボショボの目がこれ以上虐めないでくれ、と言ってきたので昨日はお休みをいただきました。
#エッセイ #散文 #スキしてみて #毎日note #高校生
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