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2022/7/31「やりたいことを見つけなきゃダメ?」対話レポ

「深く考えて対話してみるお茶会」を開催しました!
今回はタウンニュースの記事を見て参加した下さった方や哲学カフェを自分でもやってみたい、という方など、8名の方が参加してくださいました。男性3名、女性5名という割合でした。
 
宿題として「やりたいことを見つけなきゃダメなの?」「自分がやりたいことを見つけている人はどんなきっかけで?」「やりたいことが見つかるまでは、どんな感じで過ごしていたか」を各自、考えてきてもらいました。
 
特に問いを決めることなく、各人が考えてきた宿題を話すというところから対話をスタートしました。
 

「やりたいことを見つけなきゃダメなの?」に関して


・やりたいことは、なきゃダメだと思う。あった方が楽しい。学生などで、「やりたいことがない」という人には、「何にもやらないのではなく、やりたくないことはやらなくていいから、消去法で何かしらをやるよう」にすすめている。
・私はやりたいことがたくさんあって、どれをやろうか、という感じ。子どもの時に好きだったことが、いまやりたいことと繋がっている。
・「やりたいことがない」のはよくない、というような社会があり、無意識によくないと思ってしまっているのでは?「want to do」やりたいこと、手段ではなく、「want to be」自分はどうありたいか、が大事だと思う。
・人に勧められたものは、素直に行動している。いろいろな人と関わることで自分の成長につながる。やりたいことは絶対見つかると思う。
・自分は今までやりたいことを仕事にしてきた。とりあえずやってみよう、という姿勢が大事。やってみて意外と好きかも、と気づく。嫌ならやめればいい。転職は悪いことじゃない。
・好きなことを仕事にしている人は元気。
・私は逆に、仕事とやりたいことは分けている。仕事で辛かったことをやりたいことで発散している。
・「やりたいこと」に種類があって、ゲームをやりたい、おしゃれがしたい、などというのは多くの人が考える「やりたいこと」で、やり易いこと。やり遂げることが難しいこと、確率が低いけれどやりたい!というのもある。確率が低いからそこに価値を置くような。例えばやりたいことを仕事にして成功するなど。やりたいことがあるけれど、ムリだと思って、ゲームやおしゃれなどに逃げている場合もあると思う。また家庭環境によっては、金銭的にやりたいと言い出せないこともあると思う。
・縛られた状態の中で、やりたいことはなに?どうするの?と聞かれてもダメ。自由な環境でやりたいことは出てくるもの。
・天才と言われる人たちは、幼少期からやりたいことを自然に見つけている。
・それは、やらせれている可能性もある。祖父の代から柔道家の野村さんや、安倍総理なども。
 

後半は「やりたいことを見つけるには、本人の努力が必要なのか?」をテーマで対話


・本人の、努力まではいかないが、踏み出す勇気は必要。他人からの強要はダメ。人の勧めに従うのはいいかも。
・頭で考えるのではなく、感覚でやりたいことを決める。
・やりたいことは、変化する。
・数値化されたもので、比べたがる。人格は数値化できないので、わからない。でも、数値の評価が高いものを目指してしまう。本来、やりたいこと好きなことは自然に見つかる。
・好きなことをみつけるのに努力はいらない。無意識でやっていることが好きなこと。
・好きなことは無意識で見つけられるが、それを仕事にしようと思うと、努力がいると思う。
・好きだけでは続かない。向いていない場合もある。好きなものでも、山あり谷あり。でも光が見えるからやる。向いてない間合いは、光が見えないと思う。
・やりたいことを見つけるのに努力が必要、とすると、やりたいことが見つかっていない人は、努力が足りない人という自己責任論になってしまう。支え合いが大事。天才にしても、天才を支えていた人たちがいる。「道徳」〇〇であるべきではなく、「倫理」違いを理をつくして説明することが大事。
・寅さんの映画の中で、「この人のためなら死ねる」というのが愛。頭で考えることじゃないという場面がある。好きになるのに努力は要らない。理由もない。
・やりたいことのアンテナを立てていると、きっかけが見つかりやすいかも。
・人に必要とされているから、やることもある。役に立ちたい気持ちから。
・やりたいことのなかには、愛をあげたいとか、奉仕したいとか、形にならないものもある。
 

まとめ

・やりたいことと、仕事は別々であって、それをよしとしている方の意見を聞き、びっくりしました。私の中では、やりたいことを仕事にするのが一番いいと思っていたので。
・やりたいことは何か?を考えるよりも自分はどうありたいか?、を考えるのが大事というご意見も印象に残りました。確かに。じっくり考えていきたいと思います。
 
今日もどうもありがとうございました!

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