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無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語

「無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語」という本の紹介したいと思います。

この本は、「りらくる」の創業者である、竹之内教博さんの本になります。竹之内さんは、「りらくる」を創業から7年で、600店舗まで展開、その後、「りらくる」の株の売却で270億円手にした方になります。

現在は十数ものビジネスを展開する他、Youtubeで経営に関する発想法や、今までの失敗談などの動画を投稿しています。
僕が竹之内さんを知ったきっかけも、Youtubeでした。

この本や、竹之内さんのYoutubeでは、「経営者としてのビジネスの考え方」「経費削減の考え方」「仕事の仕組化について」など、経営する上で大切なことを色々学ぶことができます。

そんな竹之内さんの経営のやり方、考え方を紹介したいと思います。

①徹底的にパクる

ビジネスマン

竹之内さんのYoutubeでもよく出てくる言葉です。
略してTTP(T:徹底 T:的に Pパクる)です。

これはただパクればよいのではなく、売れている本質をしっかり見極めて、そこをTTPするのです。

この本では、その考えに至った経験談が語られていて、

美容師時代、人気No.1のお店に、人気の理由を探りに見学に行った。

すると、お客様がみんな綺麗な格好の人しかいないことに気づいた。「そもそも客層が違う」と一瞬思った。

しかし、見学を続けると、このお店では髪を乾かしながら、アイロンで巻いたりなどのスタイリングをしていることに気づいた。そして、そのスタイリングの方法を、お客様が家でできるよう教えていた

お客様はここに来ると綺麗になれる、だからそれに見合った綺麗な格好をしているし、その綺麗になれる方法を教えてもらえる

それを自分のお店で取り入れたところ、お客様が増えただけでなく、ヘアアイロンなどの商品も売れるようになった。

ここで大切なのは、「綺麗な格好の人しかいないのは、客層が違うから」などで、すぐに考えるのをやめてはダメだと語っていて

売れている理由は、技術やブランド力ではなく「スタイリングしてもらえる」「その方法を教えてもらえる」ことだった。

そのお店が売れている本質をしっかり見極め、そこを徹底的にパクる、ということが大事だそうです。

②経費削減の考え方

お金

竹之内さんの経費削減の考え方は、僕的にはすごく理にかなっていて、普段の生活でもこの考え方で考えるようになりました。

それは、「その投資が、回収できるかどうか」です。

りらくるの店舗の足ふきマット(1枚5000円)を例に挙げると、考えるのは以下の2つで

①この汚れた足ふきマットを使い続けることで、来なくなるお客様がいるのか
②足ふきマットを買い替えることで、どのくらいお客様が増えるのか

りらくるで5000円というと、お客様約2人分の売り上げで、りらくるは安いのが魅力なリラクゼーションサロンなので、それによって2人のお客様が来なくなる、または増える可能性は低いと考え

お客様の数が変わらないのであれば、まだ買い替えなくてよい

という結論になるということです。

竹之内さんは、どんなに小さな経費でもこのような判断基準で決めるそうです。

そこで僕は、コンビニでいつも「レジ袋いりますか?」と聞かれるたびに考えていた、レジ袋かマイバッグ、どっちが経費削減的にいいのかで考えてみました。

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1日1回買い物するとして、レジ袋が1日3円。1年で1095円。
マイバッグ1つ500円だとすると、半年で回収することができます。
マイバッグを年に1回買い替えるとしても、レジ袋を買うより年間500円お得になります。

よって、節約を考えているのであれば、マイバッグを使うほうがお得、という結論になります。

経費削減の考え方のイメージはこのような感じで「その投資が、回収できるかどうか」で考えてみましょう。

③仕事を仕組化する

本リンゴ

竹之内さんは店舗ビジネスなど、自分がいなくても成り立つようにする際は、「誰がやっても成果がでるよう、仕事を仕組化する」と語ります。

そして、仕組化する際やっているのは以下の4つで

①優秀な人がやっている作業を掘り下げて分解する。
②その中から、他の人とは違うことをして売上げアップしている部分を見つける。
③見つけた部分を誰でもできるルールにする。
④それがやれているのかチェックできるようにする。

竹之内さんが美容師時代に実際に仕組化した例が

優秀な人はシャンプーの際にトリートメントを勧めており、それをルール化した。
トリートメントの紹介をしたお客様には「黒いターバン」、まだのお客様には「白いターバン」を頭に巻き、ターバンの色でトリートメントを紹介したかどうか、全スタッフがわかるようにした。

白いターバンのお客様がいると、担当のスタッフに確認できる。
スタッフからすれば、白いターバンを巻きたくないので、きちんと紹介するようになるとのことです。

このように仕組化することで、優秀な人しかやってなかった行動を、全員がやることになり、誰がやっても成果が出るようになると言います。

それによって、多店舗展開して自分が店舗いなくても、成果がでるようになるそうです。

まとめ

①徹底的にパクる
売れている本質をしっかり見極め、そこを徹底的にパクる
②経費削減の考え方
経費は、「その投資が、回収できるかどうか」で考える
③仕事を仕組化する
誰がやっても成果がでるよう、仕事を仕組化する

最初に述べた通り、この本以外にも竹之内さんYoutubeもやっています。
今回紹介したこと以外にも、勉強になる内容の動画沢山ありますので、興味がある方は、竹之内さんのYoutube拝見してみて下さい。


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