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Unity1week初参加してすごく楽しい、という気持ちとメイキングとか

■はじめに

 あけましておめでとうございます。
 花倉みだれです。

 妻と一緒に暮らすようになってから覚えた楽しみはいくつかありますが、その一つに「美少女フィギュア収集」があります。

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自宅にあるフィギュア(一部)

 なんかこう、好きなキャラクターの立体物、いいですよね。
 家にあるものの半分以上はおそらく妻のものですが、それはそれとして、自分でも好きなタイトルのフィギュアは欲しいなぁ、とか思うし集めるようになりました。

 推しキャラ5人を選べと言われたら間違いなく入る『ファンタジスタドール』鵜野うずめちゃん。

 そんな感じで、好きなキャラクターのフィギュアを無料で全員にくれる! みたいなイベントがあったら可能な限り参加するに決まってますね!

 そんな神イベントを、UnityJapan&unityroom様が開催しています!

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Unityちゃんフィギュア。可愛い。欲しい

応募方法は、以下のようになっています。

応募方法&賞品
1.Unity 1週間ゲームジャム(2020年12月21日~27日 開催)にてご自身のゲームを投稿
2.あなたがゲームジャムで制作した作品のURL(=unityroom上のURL)を載せたnote記事を投稿
3.こちらのフォームから応募申込する(応募締切りは2021年1月31日まで)

 というわけで、今現在2.を書いているというわけですね!
 色々長々、備忘録的にメイキングを書いていこうかな、と思っています。

■作ったもの

 こちらになります!

■製作過程①着手までのあれこれ

 unity1weekは、お題発表から1週間以内に規定のお題のゲームをアップロードして評価をしあって……というイベントです。
 前回はお題は「ふえる」で、色々考えたものの実現可能なアイディアに行き着くことができず諦めてしまっていました。だからこそ、今回はなんとか出たいと思っていました。

前回試行錯誤していた様子

 7日のうち2日がまともに割ける工数だということはわかっていたので、その2日間は予定を入れないように心がけて、前5日間で自分が2日で出来るような企画をしっかり考えたりなんだりしよう! という計画でした。

 ところが、本当に突発的に、期間だだ被りで猛烈に手が離せず、かつ優先度最大の予定が入ってしまい、あえなく一度は断念します。

 でも、やっぱりフィギュア欲しいなぁ……と独り言ちていたところ、神が舞い降ります。

 「unityroom」というゲーム投稿サイトがあります。サイト運営されている方はUnityアンバサダーであり、ご自身も個人でゲーム開発されている ないちさんです。(先述のイベント企画noteより)

 管理人様から大丈夫! と言われることほど心強い事はありません!
 これはなんとかしないと……。と、遅刻確定からのスタート、9月になって夏休みの宿題をやる子のごとく着手しました。

■何をやるか?

 突発的な用事が入ってしまった、とはいえ「あける」で何ができるか、ということは薄ぼんやり考えてはいました。

●案1(AVG)

 十数年引きこもった子ども部屋おじさんが、親の死後一人になった部屋で
「窓を開ける」「ドアを開ける」
「箱を開ける」「開けない」
 の四択から行動を選ぶAVG
 小説だと表現しきれない「何をやってもどうしようもない」感じを表現できて面白そうかな、とか思っていました。
 ノベルゲームは『宴』という神アセットを手に入れていて、多少は遊んでいたので作成にあたっての困難が少なそうなのもポイントでした。

『宴』EXCELで色々できるのでかなり楽にノベルゲームを作れるように感じます。
『宴』を使って遊んでいたもの

 窓を開ける→絶望して飛び降りて死ぬ
 扉を開ける→何もできず死ぬ
 箱を開ける→親族が残したネット設備&パソコンだが、まともに扱うこともできず死ぬ
 開けない→飢えて死ぬ
→4回走りきったあとの選択肢でどうにかなるものが出てくる……みたいな感じで考えていたのですが、いかんせん暗い! 人様に遊んでもらうには暗すぎる! 
 
あとは、意外と素材集めに苦労しそうな気配を感じたので却下しました。

●案2(神経衰弱)

 元々作ってみたいな、と思っていたものではありました。
 グラフィック的に、カードの部分を箱にするだけで「あける」というお題はクリアできるだろう、と踏みました。
 色々ggってたら丁寧なチュートリアルを公開しているブログも発見し、これを1日かけて追いかけることにしました。

 すごく丁寧なブログで、追いかけるのも楽しかったのですが、1日書けても終わりませんでした。
 思いの外、初見のツールや機能が多く、追いかけるのに時間がかかっている印象でした。

 これはこれで後ほど完走したいと思っているのですが、取り急ぎ早く完成させるという目的だと違うかな、と一旦諦めました。

●案3(カード開封(ガチャ))

 折に触れて作りたい! 作ろう! としているものに「ガチャ」がありました。

 ちょっとズルい気もしますが、ガチャの部分をカードに見立てれば「開封」→「あける」といけるのではないか? という発想です。
 元々作ってみたかったものなのもあるので、モチベーション的にも高めにいけるのではないか、みたいなところもあります。
 そんなわけでこれで決定です!

■メイキング(カード作り)

 「開封」をメインとするなら、ある程度のボリューム感と体裁はほしいところですね。
 カードの表面に関しては、パチンコ風動画やgifアニメを作った時の外枠を流用することにしました。

パチ1zgif

パチンコ風gifアニメ

 この数字の位置に、「N」「R」「SR」の文字を入れる感じですね。
 「SR」の文字は「5000兆円ジェネレーター」様から、NとRは自分でフォトショで作ってました。

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 よく見るとうまく枠トリミングできてないですね(笑)

 イラストは、妻が自由に使っていいと言ってくれてるもののうち、版権モノではないもの、あとは15年くらい前にオリジナル同人誌を一緒に出してくれていたサークル「AquaFondue」の中の人が当時、素材は好きに使っていい、といっていたなぁというのを思い出してそこからもお借りしました。
 そんな感じで作っていったものの一部がこちらです。

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 即席で量産している割には見栄え耐えられるものにはなったんじゃないでしょうか……!

■ゲームデザイン

 一応、ゲームのコンテストという体裁な以上「ゲーム的」な要素はどうにか持たせたい気持ちはありました。
 「カードを叩いてランダムになにか一枚が出ます」だけなら、やはりwebでやれ! と言われてしまいそうですからね。

 とはいえ、引いたカードでどうこうする……みたいなことは正直作ってる余裕はありません。
 そこで「フルコンプさせたまでの手数」のランキングを作ることにしました。
 完全な運ランキングではありますが、それだけでちょっとゲームっぽくなる気がします。

 あとは、引いたカードを見ることができるギャラリーはほしいところですね。

 カードを開封する画面(トップ画面)
 カードを引いた画面
 ギャラリー
 この3つのシーンを作ることにします。

■カードを開封する画面(トップ画面)

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 こちら完成品のトップ画面

 「トップ画面」「開封後」「ギャラリー」の3つが必要、とまとめたあとですが、そう言えば提供割合と遊び方も必要だよな、ということで増えています。
 が、こちらは一枚画像見せているだけなので特にこれといったことはしていません。

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あそびかた。目が痛い……! 配色は反省の余地ありですね。

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提供割合。これを用意することに対してちょっと意識高くなってしまうのは元SPゲーム運営のサガかもしれません(笑

 色々行き当たりばったりにスパゲッティを茹でていたのでまとまったことはあまりないのですが、とにかく抽選をする場面です。
 カードの画像をクリックした時に乱数を決めて、それに応じて開いたカードを決める、通算何回目の開封かをカウントする……といったあたりのことをしています。

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 ノーマルはSRの3倍、RはSRの2倍出やすい、といった感じで数字を割り振っていって、ボタンを押した時に生成される1~136の乱数がどれに当たるかで何がでるか決まる、といった形で実装しています。

 ちなみに「トレカをイメージした画像」のテンプレートはなかったので一応自作しました。参考にしたのは「絵師100人展カードゲーム」

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 あまりにノンジャンルでフリー素材を借りて作ってまとまりがなかったので「絵師2人」がテーマである、ということでこじつけました。

■開封画面

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 「通し番号」「カード名」「解説」「イラストレーター」「カード画像そのもの」
 を、開封画面で確定した乱数を元に表示させています。
 「通算カード所持数」は、開封ボタンをクリックした数を足して言っている感じですね。
 「コンプリート率」は、初めて入手したカードをそれぞれ正誤で記録して、56から引き算する感じで表示しています。
 「コンプリートまでに剥いた数」は「コンプリート率」が56/56になった時の「通算カード所持数」を記録して表示させています。ここがなけなしのゲーム要素、ランキング込みの部分です。
 あとは、SRの時だけ、紙吹雪をイメージしたパーティクルを降らしています。

 なんか書いてるとすごく簡単なことな気がしますね……!
 ほどほどに頑張ったような気がするのですが(笑

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 ちなみに、これを書いている時点のフルコンプランキングはこの通りになっています。振れ幅大きい……!
 しかも多くの方に完走してもらっているようでありがたい限りです!(私は499のところです)

■ギャラリー

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 ギャラリー画面

 本当はスクロールできたほうがいいのかな、とも思ったのですが、率直にまだノータッチの機能なので今回は無理やり並べました。
 「グリッド・レイアウトグループ」という機能で等間隔に並べられたのがとても便利でしたね。

 そう、このブログ、神経衰弱の方のブログの方です!
 神経衰弱チュートリアルでもやり方解説していただいて、回り回って役に立つ引き出しになってたのが面白いなぁ、とか思ったりしました。

 未所持のときは未所持の画像を、持っていたらそれぞれの画像を表示、それぞれの画像の上下にカード番号と所持枚数、レアリティを表示させています。
 それだけ! 簡単そうですね!

 このサムネイルをクリックすると大きい画像を見れる……というものなのですが、時間的に専用のギャラリーシーンを作ることは諦めました。
 そこで「ギャラリーの各画像を押すと、開封時に決める乱数のうち、その画像が出る数字を持って開封画面に行く」という方法を取りました。
 その中で、増えてしまうような数値(所持数や開封数など)は減産して相殺する……というかなり強引な方法を取っています。
 一応変に数字が増えたり減ったりしないような形で省エネに機能として実現できたのは良かったのですが、このあたりは折を見てブラッシュアップできるといいなぁと思っています。

■参加してみて……

 遅刻なのでどうかなぁ、とか思っていたのですが、結果的にはフィギュア以外にもたくさんの得るものがあったと思います。

 なんだかんだで、作ったものに対して反応がある、というのはとても嬉しいものです。
 また「同じテーマで作った」という前提のもと他のかたのゲームを遊ぶと、本当に強い強いリスペクトを持つことができます。

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 現時点で評価21,コメント4(8なのはそれぞれに返信しているため)と、大凡私にはもったいない数の反応を頂けています。

 この「有象無象にも反応してあげよう!」というのをシステム的に色々補助しているのもunity1weekの暖かく素晴らしい点だと思います。

 「自分のゲームをプレイしていて、自分がプレイしていないゲーム」のことを教えてくれます。
 一方的に遊ばせているのは忍びないですし、この人達のだけでもぜひやろう! という気持ちになりますよね。
 そういった形で反応していただいた方も少なからずいるのかな、と思いますが、なんにしたってありがたいものです。

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相互評価の仕組みより(https://tayori.com/faq/6576cccd2de7b548d60280b8397dd590612b6837/detail/4ba2e0155d7697096caf4ab54010b13cc71e98cc

 その他にも「他の参加者のゲームを多くプレイするほど、自身も評価がもらいやすくなる」ロジックが組み込まれているらしく、積極的な人ほど色々な人にコメントする……良い循環が回るようになっている気がします。
 こういったシステムには大いに救われている側なので、優しいシステムを構築している運営様には感謝です。

 あまりまとまりない記事になってしまいましたが、とにもかくにも楽しいです!
 次の機会こそ、スケジュールどうにかしてバッチリ期間内にいい感じのものを出せるようになりたいと思います!

■他のかたのゲームをプレイしてみた感想(Twitter引用)

 自身でプレイしたものについてはunityroom内で感想を書いているほか、Twitterでも記録していましたが、流れてしまうのでここにも一旦残しておきます。これでこの記事を終わります!

●天地開闢

●ドーナツホール工業株式会社

●Time to GOLF

●ナコアケール

●Nice Door

●Unlocker Escape

●アケルとポン

●ロボ・アンボクシング

●あなあけパンチ!

●シムアクト

●CYBER DIGGER

●ねこりプッシャー

●あけロータス

●パーティー師匠あける

●あけろ! マトリョーシカ!

●エアフォースレジェンド ~蒼穹の戦士たち~

●逮捕

●37°

●『24日夜、空いてますか?』

●ギャルとダンジョン

●除夜の鐘RTA

●ファスナー開けば未来も開ける

●おみくじ 

●ChampagneChampion

●あけあけ!

●OneDay


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