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Excelで麻雀使って遊んでいた話

■はじめに

 こんにちは。清一色の待ちの聴牌判断、正しい待ち牌がアナログだと瞬時にわからない程度の麻雀力の花倉みだれです。
 最近はExcelでよく遊んでいました。

 その流れで、麻雀の配牌を作ってニヤニヤして遊ぶものを作っていたので、その話をします。

■出来たもの

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 できたのはこんなものです。リロード一発で洗牌から配牌まで一瞬でやってくれます。他家の配牌やその後の自摸まで一目瞭然! (鳴く子はいない世界とします)
 麻雀の攻略理論はたくさんありますが、より直観的な実戦経験(これを捨ててたと思うけど裏目になるなぁとか配牌一向聴とかって本当に滅多にないんだな……)みたいなのを脳内で無限に簡単にできるのは結構私は楽しいです。配牌と自摸だけでドラマが生まれるというか、どういう展開になるかなとか妄想する種としては十分ですね。
 やりたかったことはできたのでそれなりに満足しています。

■応用するとしたら

 私は結構本気で競技M:tg(マジック:ザ・ギャザリング)に取り組んでいた時期がありました。また基本的にTCGはゲームジャンルとしてかなり好きな部類です。

 M:tgを始めとしたトレーディングカードゲームでは任意のカードを規定の枚数選んでデッキを組むわけですが、その過程では結構ソリティア(一人プレイ)を行います。カードをとりあえず組んでみて、シャッフルして7枚引いて、数ターン実際にプレイする……という工程ですね。より実戦的なタイミングであれば一人二役で仮想敵のプレイも並行して行います。(余談ですが、TCG--タイトルは言えませんが--のバランス調整のお仕事をしていた時も人手がない時は一人二役でテストプレイしてレポート出したりしていました)
 ただこれをアナログでやるのって結構時間はかかります。楽しいですし結果が直感的にわかるのがよいのですが。

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DECK-UP様のテストプレイ画面

 M:tgにおけるDECK-UP(旧TeamY,s)様など、充実したデジタルテスト環境があるものは適宜有効活用していきたいところですが、マイナータイトルだと望むサポートを探すのも難しいものがあります。
 そういった時に、自分と相手の初手、その後数ターンのドローをワンボタンでポンポン目の前に表示できるツールを簡単に自作できるというのは引き出しとして結構便利そうな気がしています。
 それこそ、Excelしか使えない環境で暇つぶししなければいけない学生などは選択肢に入れておけるのではないでしょうか(笑)

■配牌・自摸表作り方(私流)

 例によってもっとやりやすい方法や最適化された方法はあると思うので、話半分に聞いてもらえればと思います。メモです。

 シートは2つ使います。乱数作成やデータベース用と実際に表示させるメイン用のシートです。
 そこで作った乱数をみんな大好きVLOOKUP君で引っ張ってくるだけではあります。以前の野球のやつに比べて、データ量も画像を引っ張る手間もないので単純に簡単です(笑)

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 全種の牌を縦に書いたら、その横にRANDとRANKで被らない乱数を作るようにします。

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 あとは、VLOOKUP君で引っ張ってくるだけです。どうせランダムだし、とわかりやすさ優先で1~14を持ってくるようにしていますが、こだわるなら引っ張ってくる番号を実際の配牌を取る間隔と同じロジック(1,2,3,4...17,18,19,20....)にしてもよいかもしれません。

 これだけだと並びが理牌前で気持ち悪い感じなので、通し番号を引っ張ってきてその順番に並べ替えます。縦列版VLOOKUPのHLOOKUP君が火を吹きます。萬子→索子→筒子→字牌の順が好みなので最初からその順で書いてます。

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 スッキリ!

 その後の自摸は並べ替える必要がないので、単純に自摸順の数字から引っ張っていきます。

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 他家と王牌も、同じような要領で被らないように引っ張ってくれば完成です。条件付き書式で「萬」「索」「筒」を含むセルの文字色を変えるようにしただけですがそれだけでも見た目的なわかりやすさは十分担保されてるかなと思います。

 TCG版とかトランプ版とか、いくらでも替えが効く上で作るの楽なので、今後も必要に応じてこそこそ遊ぶことはありそうです。


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