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どうする?陰キャな彼のファッションセンス

なぜそこに行きついた!?
と、陰キャ、もしくは非モテキャラっぽい人のファッションにツッコミを入れた事、ありませんか。

私も、飲み会等で男性陣の中でごくたまにいる残念なファッションの人を見た時などに、密かに思ったことがあります。

別に意識していない妻帯者や上司のファッションには何も思いませんが、
(ちょっとこの人良いな~)
と思っている人が残念なファッションだと、こっちも残念になりますよね。
正直、少しだけ良いなと思ってい男性のファッションセンスの無さを目の当たりにして、一気に好意が冷めてしまったこともあります。

ちなみに、陽キャな方々で壊滅的なファッションセンスの方に出会ったことがありません。
やはり外に行き慣れているせいか、外見にもしっかり気を配っているのでしょう。
明るく外交的で、ファッションにもセンスを使っている。
モテる要因しかありません。

逆に、陰キャ、非モテキャラ、内向的な方々のファッションは、無難なものが多い気もします。
そして残念なファッションを着ているのも、こちらの方々…。

でも悔しくありませんか?
中身は控えめで優しい人たちが、ファッションセンスを知らないだけで、かっこよくないなんていうレッテルを貼られてしまうなんて。
こんなに中身が良い人なのに、見た目だけで残念な雰囲気になってしまうなんて。
自分の彼氏やパートナーなら尚更悔しい。

私の内向的で人見知りな旦那様も、昔は・・・。

「中身は私好みだ。文句はない。
こんないい人放っておくなんて出来ない
でもセンスは…」
と、私も肩を落としました。

でも今は、お出かけの際は私好みにかっこよく出来ています。
別に万人受けしなくてもいいんです、私だけがかっこいいと思う格好にしてくれていればそれだけで。

では、どうやって私好みのイケメンにイメチェンさせたか。
この記事は、内向的でちょっとセンスの残念な男性をイケメン風にイメチェンさせたお話です。

陰キャの無難なファッション

陰キャ という言葉から連想されるファッションを、思い浮かべて見て下さい。

・・・

いかがですか?
私は、
「チェックのシャツ(毛羽立ちあり)をジーンズにインしちゃった眼鏡の少~しふくよかな男性」
を思い浮かべてしまいました・・・。
ちょっと、一緒に歩けない感じ、ではありませんか?

陰キャな彼らは、なぜか「見目麗しくないお姿をしていらっしゃる」というイメージがついてしまっています。
残念ながら、映画やドラマなどで出てくるオタクなキャラクターが陰キャで、尚且つ「The オタク」という格好をしている所以でしょう。

ですが、実際に周りを見て下さい。
一部地域を除けば、そういう「The オタク」な格好をしている男性はほぼ見当たりません。
もちろん年齢が上に上がれば、そういった格好が普通という方もいらっしゃるでしょう。

簡単に言えば、ちょっと地味。
そんな格好の内向的な男性が多くありませんか?
私は地方に住んでいますが、目立つほどダサい格好をした男性は、あまり見かけたことがありません。
更には、都会に行ったときに時々見かける「ファッションセンスが素晴らしい」男性も、あまり見かけません。
ダサいも少ない。
けれども格好いいも少ない。
女性のように、体系に合うワンピースやスカートを着たりするだけで可愛くなれる、というわけではなさそうなので、男性の方が少しファッションという点では難しいのかもしれません。
こういうと、ちょっと男性がかわいそうになってきました・・・。

が、しかし。
実際に、
そのファッションセンスどうなの何年前のポロシャツ(!)着てるの!
と、激しく突っ込みを入れたくなるような男性がいるのも、また事実です。

頑張って良く言えば、物持ちが良い。
悪く言えば、ダサい。
一緒にショッピングモールを歩けるか、と聞かれたら・・・

一緒に歩けない。

一択です。

それが、実は私のカワイイ旦那様でした。

出会った頃はまだ20代後半でした。
とあるスポーツを通して知り合ったせいか、初めの3回まではジャージ姿しか見たことが無かったのです。
だから、正直申せば、

「こんな人もいるんだ~。穏やかでいい人だな~」

という、内面しか見れなかったのです。
穏やかで優しくて控えめで。
なんて私の好みに合った人なんだ!
こんな人が同年代でしかもフリーだなんて!
と、感動すら覚えたものです。
今思えばジャージのおかげで良い方向に転んだようなものです。

が、初めて私服姿を見た時、

「なぜそこに行きついた!?」

と、激しくツッコミを入れたものです。
冒頭のツッコミはまさに私が旦那様の私服を初めて見た時の感想だったのです。

その残念無念な旦那様のファッション。
白と緑と茶色の3~4枚の布地を合わせたポロシャツ。
更には襟元がちょっと黄ばんでいる・・・。
そこに、ダボダボダメージジーンズ。
ダメージだけならともかく赤土で汚れましたか?というような色合いのダメージジーンズ。

ジーンズは分かりませんが、ポロシャツはよく聞く中堅ブランドの物でした。
ここまでダサいと連呼していますので、もうそのブランド名は言えません。
もしかしたらそれがかっこいいのかもしれませんが、私の中の数少ない「男性のファッションセンス」の辞書の中にはまったくなかったのです。

次の時に着てきたのは、白Tに白ジャケット。
に、例の汚いとしか言えない色合いのダメージジーンズ。
もしかしたら私が「汚い色合い」が許せないだけで、かっこよかったかもしれません。
でも当時は、
せめて細身のネイビーブルージーンズかカーキの細身カーゴならなんとかなったかもしれないのに!!!
と内心自分のことのように悔しく思ったものです。

では、そんなダサダサな内向的な男性の旦那様を、どのように私好みの男性にしたか。
本題に入りたいと思います。

書店でデート?

まずは、一緒に書店に行って、一緒に男性誌を読みます。
今どきの男性のファッションを見せ、そこで、「自分が好きな男性ファッション」を見せて言うのです。

「あ、このファッション、似合いそう」
「〇〇君は(彼に似合いそうな色)とか似合いそう」

「このファッションかっこいいね」
とは言わないのです。
あくまでも、「彼に似合いそう」と言うのです。
 ”あなたにだけ、興味があります。”
 ”あなたに似合いそうだから、興味があります。”
という姿勢を見せつつ、ファッション誌を一緒に見るのです。

何事も知らなくては始まりません。
まずは興味を抱かせる第一歩を踏み出させるのです。

今はスマホ一つでファッション誌も見れますので、おしゃれなカフェで一つの画面で仲良く最新のファッションチェックも、ちょっと顔と顔が近くてドキドキできるかもしれません。

ちなみに上記の台詞は、私が実際に旦那様に伝えた言葉です。
これで、私が考える旦那様に似合いそうでなおかつ私の好みのファッションを伝えたのです。
たとえ旦那様よりかっこいいメンズモデル見ても、
「このモデルかっこいい!」
なんて言いませんでした。
言ってはいけません。

あの頃の遊びを思い出して

次に、メンズファッションのお店に行きます。
そして、
「自分好みの」スタイルで、
「本当に彼に似合う色の」シャツやジャケットなどを、彼に着せるのです。
彼を使って、着せ替えごっこをさせていただくのです。

もちろんここは、

彼の好みと本当に似合う色
こちらの好みのファッション

の中間を選ぶ必要があります。
どうしても彼の好みから離れていたりすると、着てくれないからです。
こちらのファッションに寄りつつ、あちらの許容範囲内かつ似合う色の服を選んで、鏡の前で合わせる。
そして即座に言うのです。

「かっこいい!!」

少しオーバーなくらいに言いましょう。
即座に出た言葉は真実しかありません。
自分が選んだ自分好みなので、もちろん嘘はありませんよね。

こんなことを、1つのお店で2~3着くらい繰り返すのです。

我が旦那様の場合も、あまり興味のなさそうだった色にも、
「俺に似合うのはこういう色なのか・・・」
「こんなファッションも、ありかも・・・」
と彼なりにインプットし、自分でも手に取って反応してくれるように。
更には、
「こういうの持ってないし、いいかも」
と購入してくれる時さえありました。

眼鏡も、私が自分用を探すようなふりをして眼鏡ショップに入り、試着している時に、
「かけてみてよ」
と、私が彼の眼鏡を外し、黒縁眼鏡をかけ、
「かっこいい!」
と満面の笑顔で伝えたりしました。
こちらはすぐにとはいきませんでしたが、
次に眼鏡を購入するときには黒縁眼鏡を選んでくれたのです。
元々かけていた眼鏡が、おじいちゃんがはめるような(私の感想です)上半分だけシルバーフレームのものだったので、大進歩です。

このように、買ってくれるようになればもうこっちのものです。

ちなみにこれは余談ではありますが、
彼のセンスを育て上げるという使命に勝手に燃え上がってしまった結果、自分のものそっちのけで男性モノばかり物色していた私に、当時の旦那様は

「着せ替えごっこ楽しい?」

と聞いてきました・・・。
旦那様、ごめんなさい。
「うん、楽しい!」
と私が答えた真意は、

あなたのファッションセンスどうにかしないと!!

と、必死だったのです・・・。

大げさが丁度いい

購入したものを着てくれたときは、しっかりそのかっこよさを褒めます。
ふと会話が止まった瞬間や、運転する横顔に向かって、何度か褒めるのです。
「かっこいいね」
と。
少しくらい大げさに言う方が、こちらの喜びが伝わるというものです。

私の旦那様の場合は、私がかっこいいと連呼した結果、次のデートで購入した服を着てきてくれたのです。
カワイイ旦那様です。
もちろん
「かっこいいね!」
と、上機嫌で伝える事も忘れません。
こうして、彼は私の好みをアウトプットしてくれるように。

プレゼントで追い詰める

失礼しました。追い詰めるは、言い過ぎかもしれません。
ですが、誕生日やクリスマスのプレゼントでかっこいいジャケットやロンTやファッショングッズを送ってしまえば、彼の中でどうしても範囲外でなければ、着てくれるというものです。

デートで食事に連れて行ってくれたりドライブに連れていていってくれたお礼にと、なんでもない時にTシャツをプレゼントしたりもしました。

すると、それを次のデートの時に着てくれて、結果・・・
黒ジャケット、
黒縁眼鏡、
ロンT、
細身キレイめネイビージーンズ
を着用した、当時の私好みのイケメン風ファッションセンスの男性の出来上がり。

Happily ever after…

いかがでしたでしょうか。

  1. ファッション雑誌で似合いそうなファッションを教え込み、

  2. 着せ替えごっこでインプット

  3. アウトプットが来たら大げさに褒めまくって

  4. プレゼントで詰める

こんな風に、ファッションの残念な内向的な旦那様の意識改革を起こさせました。
これは一例ではありますが、やはり人間、褒めれば伸びるのです。
かっこいい服を着てきたときは褒めればいい、そうでなければ、それとな~く教え込めばいいのです。

中身が大事。
それは当たり前。
でもやっぱりかっこいい方がいい!
わかりますわかります。本当にそれですよね!

だったら作り上げようじゃないですか。
中身は優しい、
外はかっこいい
最高のパートナーを。


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