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壱百満天原サロメというリーサルウェポン

VTAから3人組の『ラナンキュラス』のデビューからまだ間もない段階でありながら、とんでもない核弾頭がにじさんじから発射されましたわね。着弾後、配信界隈は大変なフォールアウトに見舞われているそうですわ。

・お嬢様口調/容姿(20代/一般女性)

キリコ様もリオン様も驚きの『ですわ』キャラクターが、早速委員長がマークした加賀美社長以来の『わたくし』キャラがやってまいりましたわね。ですが、あのお方、一般庶民らしいですわ。

・止まらぬ加速度

初週の『バイオ7』『Euro Tracksimulator2』配信で同時接続最大12万人。再生数は裕に100万を超えています。1日おきに10万人がチャンネル登録。1週間であの人気の『さんばか』越えを成してしまったとんでもない人物です。しかも既に100万人を超えている人気を誇る葛葉さんチャンネルはちゃんと恒常数字の人数が見ているわけですから、つまるところ外部からのアクティブユーザーが増えているか、休眠状態のリスナーが見ているということになります。こうなってくると、女性にじさんじライバーで上に居るのがもはや委員長のみになりつつあるというかつてない危機的(?)状態になっています。(※追記 委員長も越えました)この数字が現時点で出るのが多分ホロライブの3Dライブか、さくらみこさんのWWE配信くらいで、ちょっとびっくりするくらいの人が見ていて驚いています。正直今の勢いだけならホロ越えです。

・ユニークな言葉選び。

どこをとってもユニークです。お嬢様口調ではありますが、『きったねえですわ』に『くっせえですわ』に『わたくしが死神でしてよ~』と、内容はとってもヴァイオレンス。流石口ばかりお嬢であります。ですが、時々『ガソリンスタンドで働いたことがある』とか妙な一般人的闇が出てきて聞いていると思わず笑ってしまうそのワードセンスは中々卓越したものがあります。また、凄いのがですわ口調が意外なまでに崩れないのです。まるでそこに最初からそんなお嬢様風一般人がいたかのような錯覚を抱かせます。

・どこからこんな秘蔵っ子が?

VTAとしては順当な教育を受けたラナンキュラスの3人が出てきたわけですが、サロメ嬢は告知もいきなりでVTAというわけでもないらしく、出自不明、ただいきなりポンと出てきて爆発を巻き起こしたとんでもない逸材となっています。えにからが懐の中で熟成したのか、どっか野生の平原から連れてきたのかわかりませんが、あんな配信に向いた人早々いませんよ・・。

・にじさんじ先達への敬意は忘れていない。

圧倒的人気でスタートしながらも本人はいたって謙虚。『自分がこうして人気を得られたのは先達のにじさんじの方々がいてこそ』と礎を築いてきた面々への敬意は忘れていません。この点も高評価な部分でしょう。その少し後に偶然委員長がツイートで『初期の頃に着けていた日記に5000人行った時のことが書いてあり、その時に『この際1万人を目指してみるか!』と書いていた。』という節の内容が投稿され結構エモいなと思いました。最初はVtuber、特にLive2DのVtuber様式もまるで浸透していなかった黎明・草創期。1,2期生やSeedsをはじめ、多くのメンバーがにじさんじをあらゆる面から作り上げてきました。そこへの感謝は決して忘れるべきではないのです。

・一本調子にならないように。

唯一危惧することといえば、ここまで鮮烈なデビューを果たしてしまったうえ、キャラ設定が濃いながらに分かりやすくパターン芸的な側面もあるので、同じ繰り返しで飽きられないようにする努力はいずれ必要になるでしょう。Vtuberを普段見ない人も取り込んでいるサロメ嬢ですから、いかに顧客にしていけるかが中期からの勝負ポイントとなるでしょう。初速の風速は圧倒的ですから、まずはどんな企画や配信を行うか、どれだけ他のライバーと差別化を行った配信ができるか、まさに腕を試されることとなるでしょう。となると、矢張りコラボなども視野に入れていくと面白い化学反応が続々出てきそうです。特にさっそくマークした委員長とのコラボは変人同士なので見てみたいですしお嬢様コラボも見たいですよね。

・もちろん

当然ですがこの先サロメ嬢が100万人行こうが200万人行こうが、同接が凄かろうが、にじさんじの代紋を背負おうが、会社じゃあるまい数字しか見ていないわけではないので、平等にライバーの面々を見ていく所存です。だって、にじさんじのライバーさんはみんな個性派揃いでカッティングエッジの極み。誰を見ても誰一つ同じようにはなりません。全員が個性なのですから別にそこに優劣をつけるなんて無意味ですし、バカらしいことこの上ありません。ですから、新たにサロメイトでありながらもこれまで通り、委員長を最推しの人間として、さんばかをはじめ色んなにじメンバーを推している人間の一人としてもっともっと広がっていく世界を楽しみたいと思います!!

※6/8追記

えーっと、予想はしてたんですけどデビューからたった14日にして100万人達成しちゃいましたね。翌日で110万人。これはにじさんじやホロライブに関わらずVtuber全体における異例の快挙と言えます。2位に桁差をつけてVtuberの先駆者キズナアイさんがランクイン、以後ホロライブメンバーなどが並ぶに至ります。今回のことに非常に大きく寄与したのはコメントから類推するにやはり『Vtuber』を見なかった層をかなり抱えることができたことや、それに付随する話題性と拡散性が非常に高かったことによるかと思います。多分100万人は全然マイルストーンレベルです、まだ伸びますよこれ。凄いですね!にじさんじにおける飛車角の位置は確定でしょうか。

いや、ANYCOLORの東証グロース上場日前日というのは狙ったのか期せずしてなのか中々分かり辛いラインですね。いってみればVtuber初の偉業の次の日に上場という景気のいい展開ですから、ある程度サロメ嬢という人が集客が見込めると考えての売り出しだったのかなあ?でもそれならえにから内部で名の通りリーサルウェポンとして培養されていた可能性が高くなりますね。となるとVTAの立場は?ってなっちゃいます。ちなみに中々の買いらしいですよ、えにから株。確かにユメノグラフィアみたいなサービスは素晴らしいのですが価格設定や広報が弱かったのも含めて、キャストから恨みを買う切り捨て事業もあったのですが、まあ学生起業のベンチャー、それもVtuberという未開の事業種類と考えると、初期融資すらまともに貰えたのか分からないですし、まあそう考えるとよくここまで来たなとは思います。にじさんじが先行して作り上げた現代プラットフォームのLive2Dでのライバー生配信形式に、ホロライブなどがそれを利用した別パターンの売り出しを行い、Vtuber業界は活況となっています。ともあれ、サロメ嬢の登場はホロライブ一強になりつつあった現状に再びにじさんじが矢を放った形になります。Vを知らない外様のお客様が多いのでVtuber界隈全体のより拡大に貢献しているのは間違いないようです。

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