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トム・クルーズのおすすめ映画。

『トップガンマーヴェリック』、快進撃が止まりません。トム映画やパラマウント映画では当然の1位を取りながらも米映画歴代5位に食い込む勢いを見せています。VODで見ることが北米では可能になりましたが、それでも映画館の収入が落ちる気配なし。やはりトムの言うとおり『映画館で見るための映画』ですから、VODではインパクトが足らないですよね。

さて、そんな私はトムが大好きな三十路間近の男。彼の筋肉美を観れば自分もトレーニング、増量。似合いもしないサングラスを買い、彼の映画はカメオ出演も含めてほぼ全て見ています。なにせ、私にとってはどんなキャラクターよりもスーパーヒーローなのです。ジェンダー的にはノーマルなのですがもはや女子のようにキャッキャしてます。ジェントルメンさも見習いたいですが、そのたび己の心の弱さを身に沁みますね(笑)。彼は凄い人です。

で、今回はそんなトムの作品から代表的なトップガンとMIシリーズをあえて抜いて(みんな見てると思うので)、お勧めをまとめてみようと思います。

1,『卒業白書』(1982)

トムの出世作・初主演作で当時20歳。トムは元々レスリングなどをしていましたが(『7月4日に生まれて』なども参照)、故障により役者に本格的にシフトしました。そんな彼ですが1人ダンスを踊るこの曲とシーンは見たことがあるのでは?10代の閉塞感からの開放を題材にした青春作品。

2.『カクテル』(1988)

ココモ、といえばこの作品。同年の『レインマン』と悩みましたがこっちをチョイス。80年代の景気の良さをよくあらわした名作です。80年代といえば角川映画が日本でも流行、内容はないのですがなんか、面白いみたいな作品が多くて、まあこれもストーリーは普通なのですが、とにかくカクテルを作るトムがカッコいいったらなんの。

3.『デイズ・オブ・サンダー』(1990)

戦闘機の次はF1レーサーだって!そんな彼のキャリアの1つになった人気作です。90年代トムの幕開けともいえる景気のいい作品で、F1カーは乗るだけでも難しいというのに、トムは運転までして見せたそうです。

4.『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)

90年代のトムといえば甘いマスクでアイドル的な側面が強かったです。この作品ではなんと吸血鬼役を演じます。不気味というより美しく、吸血鬼のイメージを根底から美しくつくりかえた作品ともいえましょう。

3.『ザ・エージェント』(1996)

『Show Me The Money!』のセリフが印象的な映画。主人公ジェリー・マグワイアがラグビー選手のエージェントとして成功していくサクセスストーリーです。最初の商社マン時代の演説後、誰もついてこないシーンは必見。

4.『アイズ・ワイド・シャット』(1999)

あのスタンリーキューブリックと組んだ作品。キューブリックらしく難解な場面が多く私もちゃんと理解しているか分からないのですが、トリビアとしては現在トムの声優を務める森川智之さんはこの作品でトム本人に『この人を吹き替えに』と納得させるほどの演技を見せたといいます。吹き替えを嫌う人もいますが、吹き替えも凄い世界なんですよ!

5.『バニラスカイ』(2001)

この辺りでトムの映画から抒情的・リリカルな作風が消え、彼はこの後からだんだんと派手なアクション作品がメインになっていきます。サスペンスというより恋愛もので、ペネロペ・クルスがメインヒロインでキャメロンディアスがかわいそうな目にあうのですが、彼女は後で紹介する『ナイト&デイ』で救われるのでよしとしましょう(笑)

6.『マイノリティリポート』(2002)

私自身がSF小説好きですので、当然この作品は知っていました。フィリップ・K・ディックの名作です。プレコグが犯罪予知を行う未来管理社会で予知能力者がもしも自分を犯人と予知したら?そんな未来を描いたストーリーです。

7.『コラテラル』(2004)

ワルなトムを観たければこれ。ジェイミーフォックス演じるタクシードライバーと出会う殺しもいとわぬトムなのですが金髪姿にひげ面と、それまでの『いいイメージ』を思いっきりひっくり返した作風で社会派となっています。こういうトムもいいよねえ・・。

8.『宇宙戦争』(2005)

こちらもSF、HGウェルズの作品からの実写、スピルバーグ作品です。評価は低めですが、トライポッドの描写などはリアルで子供だった当時観に行くと、人が灰になるのは怖かったですね。ちなみに昔このラジオ小説があって、それを聞いた一部の街の人たちは本当の侵略と勘違いして騒ぎになったという都市伝説があります。

8.『トロピック・サンダー』(2008)

カメオよりも助演ですね。『ワルキューレ』が同年ですが、あちらよりも印象に残りました。メインに並ぶのはまだアイアンマンになってなかった頃のロバートダウニーJrなどをはじめとした3人で、じゃあトムは?というと、なんと悪徳の太ったハゲのおっさんプロデューサーで、パワハラモラハラ三昧の最低な役を演じて見せます。それでいながら、最後は彼の変なダンスでエンドロールが流れる主人公食い。下品ですが見て損はないです。

9,『ナイト&デイ』(2010)

個人的にお勧めです。キャメロンディアスとの再共演であり、今度は痛快ラブコメアクション映画となっています。何か裏があるスパイのトムと恋愛体質のキャメロンディアス、銃弾が飛び交うのに全然緊張感がないコメディさが癖になり、しかも二人の美しさと強さははっきり演出。隙のないエン為映画です。

10,『ロックオブエイジズ』(2012)

これも助演ですが、どこかミステリアスで退廃的な7,80年代ロックスターを演じています。物語自体は主人公の女性がミュージカル調のストーリー演出の中、唐突に出てくるスーパーロックスター。でも誰もその素性を掴めないが、ステージの上での彼のロック姿はカリスマそのもの。そんな普段と違うトムを観たければぜひ。

11,『オブリヴィオン』(2013)

個人的には『オールユーニードイズキル(Edge of Tommrow)』より好きなSFです。異星人の侵略から60年。人類がほぼ滅んだ地球をテラフォームする役割を担う主人公トムと相棒の女性だが・・?2点3点するストーリーは見どころです。ちなみにM83の主題歌もいいです。

12,『ジャックリーチャーシリーズ』(2012/2017)

『アウトロー』『ネバー・ゴーバック』の二作あります。ジャックリーチャーは流浪者ながら謎の経歴を持つ男。本来は190cmの大男設定でしたがトムは170cm。しかし作者の快諾により映画化しました。推理小説的類推と硬派なアクションは見どころですが、ところどころのユーモラスな場面も是非とも見て頂きたいです。

13,『バリー・シール/アメリカをはめた男』(2017)

これもお勧めです。実話ベースでCIAに雇われたパイロットが麻薬売買もはじめ、マネーロンダリング、なんでもありの大金持ちになりあがるが、栄枯盛衰、パブロエスコバルの手下に暗殺されるまでのお話です。景気のいい場面が多いので見て見ては。

14,『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(2017)

『トムクルーズの最低作品』と言われるほどの映画でめちゃくちゃ面白くありません。ミイラの呪いものです。ハムナプトラみたいな。でもそこを進めてみます(笑)まあ何が見れるかというと、現代声優陣による豪華吹き替えとか、とにかくあやふやで適当なトムの役とか、そういう、適当が全部詰め込まれたサラダボウルみたいな駄作です。でも一回だけなら見てもいいかも?

さて、トムの作品を紹介して、MIがこのあと『フォールアウト』が続き、その次に今回のマーヴェリック、来年はMI7デッドレコニングPt1が続くという感じです。

ちなみにMIでは1作目と4の『ゴーストプロトコル』が好きなのですが、イルサ加入後の編成も好きですよ。『フォールアウト』では足首を骨折しますが、それでも演技を続けたのはプロ根性ですね。

いかがでしたか?もちろん紹介していない作品もたくさんありますが、ちょっとB寄りのAみたいな作品を集めてみました。トップガンやマーヴェリック、MIでトムを好きになったそこのあなた、是非とも色々な作品に触れてトム沼に浸かってください!

では、お疲れ様でした!



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