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法学編入試験対策 参考書の紹介③ ~ウォーミングアップ法学~


1.はじめに


 前回に引き続き、今回も法学編入試験対策におススメの1冊を紹介します。

2.ウォーミングアップ法学


 法学入門系の書籍は、アカデミックな内容に寄っており、試験まで1年を切っている状況において、あまり”試験対策”としておススメできる書籍が多くないのですが、『ウォーミングアップ法学』はおススメできる書籍の1冊です。

 『ウォーミングアップ法学』は、日本の法制度について学ぶための最初の一冊としておススメできます。この本は、法学を学び始める前の初学者に向けて、法の基礎知識を分かりやすく解説しています。

3.書籍の全体像


⑴ 法とは何か
 法の2つの分野、司法制度、法の分類、法源、法の解釈と適用、法と社会規範、法と歴史について説明されています。
⑵ 法律の読み方
 条文の読み方と構造、わかりにくい法律用語や表現についての解説があります。
⑶ 憲法
 憲法の意義、人権の考え方と分類、個別の人権規定、統治機構について詳しく説明されています。
⑷ 民法
 人および物、法律行為、期間の計算・時効、物権法と債権法、親族法と相続法についての基本的な知識が提供されています。
⑸ 刑法
 刑法の基本構造、犯罪の成立要件、刑法各論の概観について解説されています。

 このように、法学編入試験対策の全体像を見渡すことのできる構成になっています。

4.使用上の注意点


 ページ数が398頁と多いので、ともすると平坦に通読しがちになってしまいます。「1回読んだけど、全然頭に残らなかった・・・」では読む意味が低下してしまいます。
 ・志望校の過去問を照らし合わせながら、関連する箇所から先に読む
 ・予備校の講義進度に合わせながら読む

など、メリハリをつけて通読できるように工夫しましょう。


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