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相談するなら、相手の同情と共感を見極めろ

さて、本日のテーマは、
相談するなら、同情と共感を見極めろ、です。
これは、多分…相当ブーメランな話題です。
相談のあり方…私も自分のこと、振り返らなきゃいけないな、なんて思います。

結論を先にお伝えするなら、

たいして話を聞きもせず「わかる」なんて言ってしまう人は、相手のことを本当の意味で「理解」なんてしてないし、たいていの場合、苦しみなんてのは、本人にしかわからない。

ということで、

他人の苦しさに対する理解のしかたと、本当の意味で人に寄り添うってどういうことか、ということを私なりに語ってみたいなと思います。

まず最初にかなり辛辣な言い方をしますが、言わせてください。

誰かから相談を受けたとき…人の悩み、苦しみを聞きかじりでわかったふり、してる人、多くないですか?

これしてる人、多分
共感ではなく同情している可能性が高いです。

あなたが相談を受けたとき、

もらった一部分の情報だけで、問題の全容、つかめますか?

あなたは、その相手のなにを知ってますか?

…すみません、ちょっと言葉選ばなさすぎ、ですが、

もう少しだけ聞いていってください。

これってまさに、ツイッターでいうところのクソリプだな、て思います…

リプライをすることは悪いことじゃないですけどね、キズを抉るくらいなら思ってるだけに留めておけばいいのに…って思ったりします。

で…私の相談に対する考え方は、

相談した相手が本当に納得できる答えを伝えなきゃ、相談なんてお互いにしんどいだけなんじゃない?

なんて今の私は思うんです。

私自身、昔はすごく相談しにいってしまうタイプでした。人からの言葉に従ってみたりして、頑張ってみたりしたんですが、結果的に余計に自分が、どうしたかったのか、わからなくなってしまうことに気がつきました。

その時、もらった言葉をあまりにも鵜呑みにしすぎてた気がするんですよね…

私のことを考えて出してくれた答えだから、提案にのらなきゃ失礼だろう…、そういう考え方をしてたんですね。確かに時間を割いて出してくれた精一杯の答えでしょう。でも…人がしぼり出してきた答えと、私にとっての最適解は残念ながら、違うことが多いんだ、ということに気づいたのです。

その理由は、
私の本当の胸の内は、あまりにも言葉にも行動にもしてきておらず、私の求めること、が他人には伝わってなさすぎてたこと、伝えるために行動を起こそうとしても、普段と違いすぎて、受け止めてもらえないことが圧倒的に多いこと、でした。

…世間的にいうところの、いい子ちゃんでいるように努めていた、かつての私は、自分の内にあるものよりも、周りの刺激を受け取りすぎて、同調しすぎていたんですね…

話をもとに戻します。

こんな感じで、あくまで私の場合の話で恐縮ですが、そういう人も少なからずいると思うのでこんな人間だって存在するということを伝えさせてもらった上で、話を進めさせてください。

あなたが見ている姿が、相談相手の本当の姿とは限らないんです。相手の考え方とか、特性とか、環境とか…そういうものを理解するように努めないと、その相談に対する答えは、的外れで、願ったような効果を生まない可能性もあるんです。…さらにいえば、これは相手次第ではあるんですが、うまくいかなかったことで、恨まれる可能性だってあるわけです。…相手のことを私達はコントロールすることができません。あくまで相手がアドバイスに対してどんな反応をするか推測することまでしかやれることはない、と思ってください。その推測だって、確実とはいえません。相手の置かれてる立場やメンタルの状況、周りの環境などでいくらでも変動するのだ、ということを頭の片隅に置いて、話を聞く…

ここまでして、ようやく、同情ではなく、共感に近づけると考えます。

結局のところ、相手が納得して、その結果に満足できるものでないと、相談を解決した、とは、本来、言えるものじゃない、と思うんです。

相談に対して、「こうしたらいいのに、こうしたら解決するよ!」という答えを返すのは、あくまで答える側の予想や理想であって、必ずしも相談者の望む結論にたどり着けないことがある

ということを、相談受ける側は、相談者に伝えておく必要があると考えます。

結果は保障はできないよ、あなたの事だからあなたが納得したうえで行動に起こしてね。

…その一言がないと、いや、あったとしても相手によっては、結果が満足いくものではない場合、恨まれてしまうことは、避けられないんじゃないかな…と思います。

なので私の場合は、まず、相手の考え方に繋がった生い立ちや問題の背景などを掴めないうちは、相談ごとは、聞くだけにして、「絶対大丈夫」と思わせるような解決策などは伝えないようにしてます。まずは、相手がどうしたいと思っているか、それは周りに影響されて出てきてるだけではないか、心の奥底で思っている気持ちと食い違ってないか、などをきちんと信用してもらってから吐き出してもらって、それから一緒にあれやこれやと考える…これが私の考える相談の受け方です。

これだけいろんなこと考えるとかなり頭と心を使います。相談受ける人って、本当に相手のことを、考えないと、相談を解決するって力を発揮することが難しいんです。何故って、相手の相談に対する結論が、相談を受けた側の意見の押しつけになってはいけないから。
…結果的に、相談者を苦しめることに繋がりますからね。その提案にのって相手が不利益を被ったとき、その責任を、とることは正直、他人には難しいですから。

そんなわけで、相談、共感は相当パワーがないと、私自身、かなり苦しいです。しかも相手からもし恨まれようものなら、お豆腐メンタルはかんたんにズタズタになってしまいます…自分を守るためにも、心に余裕がないときには、人の痛みに触れない…頼まれてしまったら、嫌われても仕方ない…と割り切った上で、今は難しいと意思表示をする…

反対に、相談者側は相談にのってもらったとしても、そこでもらう答えはあくまでアドバイスとして、選択肢のひとつに加える、ぐらいに一歩離れた視点で考えていないと、結局はあなたが本当に望む結果にはたどり着けない可能性があるんだ、ということを、知っておいたほうがいいと思います。もしそう思える人が増えたら、相手に解決までを期待して相談をし、結果、傷ついてしまう人が減るのかもしれないな、なんて思います。

人から相談を受けたとき、あなたの出した答えは、相手に、寄り添ったものであるといえますか?…これは私自身もまだ模索中ですが、今の私は、まず思いや感情を吐き出させることからスタートする、を心がけています。感情を受け止めてもらえるだけで心が救われる、と私は経験から感じるので、これは間違っていないのかな、と思いながら、話が聞けそうな時だけ、相談にのるようにしてます。だから、答えを伝えて、はい、おしまい、ってことはできません。せめて本人が後悔しない納得のいく答えにたどり着けるように、関わりたいな…と思います。

もし、身の回りにそういった相談の聞き方をしてくれる人がいない!って人は、悩んでいることについて自分で調べてみてください。少しでもあなたの価値観に近い、似た思想を持っている人を見つけてください。どんな風に乗り越えたか発信してる人がいると思います。私の場合は、好きなアーティストさんがそうでした。今は若い子でもネットがある程度自由に使えて情報を探すのは難しくない時代です。…たぶん、初めはなかなか見つからないかもしれませんが、でも探していれば答えになるものに出会える機会が訪れるかもしれません。そのなかで今の自分にもできそうなこと見つけて、取り組んでみてください。私の場合は、好きなこと、の中にそのヒントがありました。出会えたなら、少しだけ心が軽くなると思います。藻掻きながらでも納得のいく答えを見つけたほうが、人生の充実度は上がる気がしますよ。

今回の話をまとめます…
相談する相手は選ばないと、結果的には、苦しくなります。特に同情で話を聴く人は、あなたが本当に目指す結論と自分の答えが違う可能性を考えていないことが多いと思います。少しでも共感を示して、一緒に悩みながら話を聴いてくれる人に相談はするようにしたら、少なくとも自分が、納得のいく結論を導き出せるヒントを見つけていけるのではないでしょうか。聞いた話は参考程度で、どれが自分に合うかしっかりと見極めて行動していくと解決に近づくかもしれませんね。

こちらの記事、音声版がございます▼
https://radiotalk.jp/talk/234925

このnoteでは、私の経験を通して、なんとなく掴んできた、自分の心をラクにする『好きを大切にする』生き方を、話しています。

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そんなわけで、本日はここまでです。

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