(新訳)論理哲学論考 2−③

ヴィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の新しい翻訳です。

今回は、『論理哲学論考』の第2節を7つに分けた内の3つ目、2−③です。


読み解きは、以下のリンクで。




論理哲学論考 2ー②

     著:ヴィトゲンシュタイン   
     訳:メタモル・あうと郎



    2.03 事態の内で、対象は互いにぶら下がっている。
       1つの鎖の一環として。

      2.031 事態の内で、対象は特定の仕方で
          お互いにつながって振る舞っている。

      2.032 そのつながり方、事態の脈略の内での対象、
          それが事態の構造で在る。

      2.033 型は、構造の、可能性で在る。

      2.034 事実の構造は、事態の構造から成る。

    2.04 既存の事態の総計、それが世界で在る。

    2.05 既存の、決定された事態の総計は、また、
       どの事態が成立しないかも決定する。

    2.06 事態の成立そして不成立、それが現実で有る。
       (また、私たちは、事態の成立を肯定的事実と名付け、
       不成立を否定的事実と名付ける。)

      2.061 事態は、互いに独立して居る。

      2.062 1つの事態の成立または不成立から、
          その他の閉じられて居る成立または不成立が
          発生する事は無い。

      2.063 全部の現実が、世界で在る。





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