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古生物飼育小説Lv100 第七十四話をサイトに掲載しました

次回で折り返しなので前半が終わっております。今回もよろしくお願いいたします。

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カクヨム

以下はネタバレ込みの解説です。

今回はお年寄りのエウロパサウルスであるザックス以外はオンライン会議(むろんですがZoomと思っていただいて問題ありません)の背景としてしか古生物が登場せず、人間側の話し合いに終始しております。

大型の、しかも未知の部分がけっこう多い恐竜を世界で初めて飼育するとなると、こうして時間をかけて多くの人と議論を重ねるものと思われます。

また、全国の動物園や水族館はお互いをパイを奪い合うライバルではなく同じパイを作り出す仲間と見なしているので、ノウハウを共有して協力し合うものなのです。といっても今回のお話のように特別な場を作って大仰にというより普段からの何気ない感じで、というのが実態だとは思いますが。

オロチ編が始まってからずっとオンラインでの交流を描いていて、異なった組織や地域の人々があまり直接対面しないようにしているのですが、これは今の情勢からいってそのほうが実感があるので劇中でネットを活用しているのであって、劇中でも感染症が流行しているわけではないです。「アレ」が劇中で流行していない理由はまた次回あたりに。

楢崎と大林の仲が深まっていきますが、園長を書いていて、こういう「若者の背中を(自分の都合のいい方向へと)押すおじさん」を最初の連載でも出したけどやっぱり好きなんだな……と再認識しました。

今回はあんまり古生物が出ませんでしたが、次回はすごく派手なものが出ます。

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