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アクアワールド大洗ですよ
サメはいいぞ。
こちらの「系統樹マンダラ・サメ編」のクラウドファンディングなんですけどね、今70%弱で残り10日であると。
完成してかっこいいサメマンダラが世に出るにはもう一押しが必要だよなあってことで、2016年のクリスマスに行っておいて全然レポートしていなかったアクアワールド大洗のことを書こうと思います。
なにせサメ・マンボウ日本一を謳っていますからね。
このとき鳥インフルエンザの影響で屋外展示が見られなかったので現況と異なることをご了承ください。まあ今回の主役サメですし。
入館するとセミクジラと地元の女子高生が出迎えてくれます。パンツァーフォー。
ポルトガルからやってきたスモールスポッテドキャットシャークです。あらかわいい。
常設展示の始まりは近海の水産重要種たちです。2枚目の貝はエゾアワビ。
天井の吹き抜けにウバザメの雄姿が!ところで胸鰭大きいですね。おそらくヒゲクジラ、特にナガスクジラ科のもののように、大きく開いた口に働く抵抗で頭が下がらないように胸鰭に働く揚力で支えているものと思われます。
外の海も見える岩礁の水槽です。ここがまた屋外展示休止の影響で様子がいつもと違うらしかったのですが、
常設で最初に出会うサメがカスザメとは意外でしたね。
本来屋外にいるアオリイカです。ツツイカ類が魚と一緒にいるのはめずらしいですね。
館の内側へと踏み入れていきましょう。
大胆に湾曲した大きな水槽が現れます!
中型以上の比較的温厚なサメやシノノメサカタザメ(エイの一種です)が揃っています!コバンザメ(硬骨魚類です)がサメに群がる一幕も。
廊下を過ぎるとこの大水槽が平板の窓で広々と見られます。
広間から抜けるとクラゲのコーナーです。これは目玉焼きそっくりに見える瞬間の写真で有名なサムクラゲです。
続いて深海コーナー、地元の名産でもあるキアンコウです。輪郭絶対誤魔化すマン。
おかしなものの写真を載せてしまったわけではありません。軟体動物(貝やイカ・タコの系統)の中でも基盤的で貝殻を持たない溝腹綱の一員、サンゴノフトヒモです。つまりこう見えて(進化の歴史上殻を持ったことがないけど)貝!
深海の水槽にもツノザメ類がいます。
深海生物のジオラマやタカアシガニ等を眺めつつ進んでいくと、エスカレーターはなにやら波間へ……
ついに大型サメの登場!
ということで、サメ濃度MAXのエリアです!さっき見えた水槽で飼育員さんが解説をしてくださっているところですね。
いかにもサメといった流線型をした大型のサメが何尾も!
シロワニやレモンザメ、クロヘリメジロザメといった勇ましいサメが悠々と行き交います。
隣の水槽は比較的小型のサメなんですが、ご覧くださいこの多様性!陸上の肉食動物がヘビからライオンまでいるのと同等以上に、様々な種類のサメがいるのです。
……これは紹介しきれないのも仕方ありませんね。
……。
シロシュモクザメは分かりやすくてかわいいなあ。
ウシバナトビエイも分かりやすくてかわいいなあ。
誰だか知らんけど模様が素敵だなあ。(レパードシャークです)
こんな具合でサメばっかり(あとエイ)とはいえ決して見飽きることはないでしょう。
歩くので有名なエパウレットシャークですね。水槽の中でも水底を歩きます。
アラビアンカーペットシャークだと思いますが、メスに噛み付く荒々しい産卵行動に3尾ものオスが加わって大変なことに。
サメは出産方法も多様ですがシンプルな卵生でも卵の形がまた面白いのです。後のミュージアムスペースにも他の卵がありますよ。
サンゴ礁の魚の水槽もあるんですが、こっちにまでまたサメが。オオセ科のスポッテッドウォビゴングです。
トラフザメ。大型のサメの中でも特にかわいいですね。
同じフロアから最初のほうの大水槽が見られるんですが、時期柄なんだかとっても華やかなことに。
マンボウも日本一ということで、マンボウもサメ達と同じフロアです。大柄ではないですが数が多いのでそういう意味では観察しやすく、またちゃんとビニールカーテンのある専用水槽です。餌を求めて意外と早く泳ぐところも見られますよ。
ミュージアムコーナーで口火を切るのもマンボウとウシマンボウです。
海を支えるプランクトンを紹介し、またそれを最初にもいたマイワシが吸い込みます。
鯨類の展示もこの模型や、頭骨など充実しています。
怖っ。
もちろんサメの展示もたっぷりありますよ。
ペンギンの展示も不思議な充実ぶりを見せます。
ミュージアムスペースを抜けると、すでに2階に来ていたので吹き抜けのウバザメやセミクジラをより近くで見られます。
ちょっとアミューズメントパークっぽい空間へ。けっこうこういう場所の多い館内なんですが、実はこういうのけっこう好みです。階段で構成された空間にワクワクします。
エトピリカとゴマフアザラシが登場です。
そしてバックヤードが見える展示も。ここで生まれたシマネコザメがいました。
山の上の水源を表現した岩とアミューズメント風が入り混じった不思議空間です。
遊具とタッチプールが組み合わさっていますね。
こっちも科学館的な展示をしています。解説会なども開かれます。
私の推し、マダラトビエイの頭骨です。シャベルとペンチを兼ねる機能的な歯列が見えますね。
淡水展示を辿ります。
サケの稚魚です。
上流から下流へというジオラマ風水槽ですが、空間に没入させるというよりは若干科学館的です。
見慣れない体型の魚がいると思ったらやたら太いオオウナギでした。どう育ったらこんな姿に。
個水槽のヨーロッパウナギです。丸顔で可愛いですね。
順路的には淡水エリアの延長線上に、メダカの水槽があります。
さて、ここのフードコートは非常に大きい上に地元の海産物がよりどりみどりです。ここもお見逃しなく。
というわけで、サメに盛り上がり、それ以外もじっくりと楽しめて、疲れたらのんびりと過ごすこともできる、個性的でありながら正統派の水族館でした!
大洗のサメにご感心いただけましたら改めてサメマンダラのほうもよろしくお願いいたします。
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