田舎で暮らすということ その1
タイトルをその1にしたのは、これからいくつも書けそうだと思うからです。
田舎移住を考えている人は、こういった記事をたくさん読まれているでしょう。
メリットもデメリットも実際あります。
現実は想像より驚くことが多い、こんなはずじゃなかった体験なんて耳がタコになるほど目がイカになるほどに見て、もはや手垢がつきまくっている話かもしれませんが
田舎に生まれ育ち東京で暮らし、田舎のことをよく理解したうえで、このオールインターネット時代に暮らすには田舎でもそう不便はあるまい、と考えていた40代のわたしでも少し不便と思うことがあるので書いてみます。
靴問題
Kutooのほうの問題ではありません。
最近はスニーカーもブームですが、やはりヒールは好きだし履きたいと思うこともあります。
そんな時、東京なら主要な街に出向けばたいていきちんとしたものが買えます。
わたしはよく伊勢丹に行っていました。種類は豊富、サイズも豊富です。さらにちゃんとしたシューフィッターさんがアドバイスもくれますし、サイズも中敷を入れて調整してくれたりもします。
一方でわたしが暮らす田舎。県庁所在地ではありますが、百貨店はいくつか。伊勢丹と比べてはならぬことなど分かっていても、靴売り場の狭さには驚きます。
まあでも今はネットで買えるじゃん、それは事実ですが送ってもらって試着→返品というのはそう何度もできるものではありません。
一言でいうとめんどくさい。
では、めんどくさいのは我慢したとて、困ったのはヒールのかかと修理です。都会は駅の構内やコンコースを歩くことが多く、街中の歩道も割と舗装されていますが、田舎はアスファルト感ありまくり野性味溢れる道路も多いです。
そこを日々たかだか10分程度でも通勤していると、ヒールはあっという間にやられます。
都内には下手すれば駅ごとに靴の修理店、Mr.ミニットがあるくらいですが、まあ田舎には靴の修理をしてくれるところがない!ない!
Mr.ミニットはこの街に1つ、しかも駅にはありません。なので、脱いでその場で修理を待つよりも持ち込みをすることが多かったです。
職場でみんなどうしているか聞いたら、修理して履くような靴は持ってない、と言うのが大半でした…なるほど。需要がないのだからあるわけがないのですね。
とはいえ、田舎に暮らして5年以上経ち、いまはスニーカーが主になりました。
理由は、腰がやられてしまったという年齢的要因でハイヒールを履けなくなったことも大いにありますが、上記理由も影響があることは間違いありません。
スニーカーならいいだろう、とお思いでしょうが、これはこれで別問題が発生します。
種類が圧倒的にない!
一時期流行ったRivieraというスリッポンタイプの靴があるんですが
※画像は公式ページのスクリーンショットです
わたしが暮らす田舎、当然ショップはありません。セレクトショップに置いてありますが、3足くらいです。
盛っていません、3足くらいです。メンズも合わせたってそのくらいです。わたしもひとまず買いました。数が少ないのは、当時人気だったので売り切れているのかも?と思っていましたが、たまたまそのあと出かけた東京でビックリ、Rivieraがズラリと陳列されていました。
…ですよね。
とはいえ、順応したせいか歳のせいか、最近はもっぱらスニーカーですのでまあなんとかやっています。
でもスニーカーですら欲しいものはなかなか見つからないという問題はあります。そんな時は足を使ってあらゆるお店をくまなく探すのです、靴だけに!
というか、まさかのその1は靴問題だけで終わってしまいました…。
※修正 はじめ片田舎ということばをタイトルおよび本文内に用いていましたが、へんぴな場所という意味を含んでいるようなので田舎に修正しました。わたしは愛を持って田舎を語っていますが伝わり方が違う気がしたので…。
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