見出し画像

ジョブホッパーすぎて20職種くらい経験したけど結局デザイナーになった話

「あージョブホッパーなのね。」
過去に面接で何度も言われたので、そのようです。

やってみたいことは人一倍多く、思い立ってすぐに実行するので、
今まで20職種あまりの仕事に就いてきました。

思い返せば、単発バイトが趣味だったのだなぁとも思うのですが、
決して、何でもできるぜ!という事ではなく、
何をやってもイマイチです…ということ。

そうです。
20職種あまりの挫折をしてきたということです。


ほんとに鈍くさすぎて命の危険すら感じるレベル。
うまくしゃべれない、面白いこと言えない、空気読みすぎて距離感おかしいし、所謂コミュ障。

何をやっても微妙な3番止まり。
2番め以上にはなれない。
ここぞという所で失敗する。
今までの人生のほとんどが挫折でした。

しかし、幸い(?)何かを極められるような人ではないことに早めに気づいていたため(笑)
「誰かができなくて困っていることをできるようになろう」
という隙間産業的な方針で行くことを学生の時点で決められたことだけは良かったのかもしれません。

ただ、その方針をひとことでどう説明すべきか?
何者にもなれない自分は、一体何なのか?


そう思い続けて、たどり着いたのが「デザイナー」という呼称でした。


私を説明するときの「デザイナー」はアーティストではありません。
自身のこだわりに揺るがない信念をもち、
莫大なお金と人員を動かし、世界に影響を与えるような
カッコいいクリエイターではありません。

誰かの「困った」とか「これがやりたいけど分からない」を
解決する方法を一緒に探し、
少しでも工数を減らして経費を抑えることに頭を悩ませ、
毎度、成功したら実は泣きそうなくらい喜んでいる、
そんなデザイナーという職業です。


でも、最近気づきまして。
今まで挫折してきた20あまりの職種の経験があるから、
どんな取引先でも、その「困った」を想像することができ、共感できるのだなと。


というか、デザイナーという仕事をするために一通り挫折してきたのではと思います(笑)。

なにせ極められる人ではないため、まだまだ未熟で、毎日が勉強です。
上を見ればキリがないですが、上を見続けられるのは、
たぶん「デザイナー」であることだけは譲れないからなのだと思います。

夢が叶ったとかそんなキラキラしたものではなく、ただそれが私なのだろうと思います。


高校生よりグラフィックアーツ科にてDTPを学ぶ。
卒業後は印刷物デザイン・POP デザイン・キャラクターデザイン・写真レタッチなどを行い、2015年よりEC 制作代行会社に入社。
Webサイト、EC サイトのデザイナー・ディレクターに。
その後2017年よりWeb 制作会社にて、主にWeb デザイン、制作企画、文章ライティング、ディレクター(写真撮影からの企画・プロジェクト管理)を行う。

…と、デザイナーとしてのキャリアはこんな感じなのですが、こんなお仕事をしてきました。

服屋、プールのチケット窓口、着ぐるみ付添MC、
リサーチスタッフ、チャットスタッフ、テレアポ、
遊覧船チケット窓口、モデル、ラウンジ、現場事務、
クリエイター進捗管理、試飲販売、カバン屋、骨董品屋、
バニーガール、飲食店、音楽教室受付、ティッシュ配り、
壁に絵描く人、サンプリングスタッフ、通行人数数える人、
テーマパークスタッフ、ウグイス嬢、おもちゃ修理、
ヒーローショーMC、博物館インフォメーション、
試験監、営業事務…

うげ…28あるし…まだ他にある気もする…

もしも気に入ったら、サポートお願いします! おやつを買いますので、餌付けができます。