必死の食(触)レポ

1歳を過ぎて、孫の離乳食の進みが悪くなった。

特に今まで食べてくれていた、ご飯がダメになった。

日本人の心である(個人の感想です)お米より、フランスパンを好んでいる。
小麦粉つながりでも、お焼きのムッチリ系はダメらしい。

なんと言っても若い1歳から、唾液ヨダレの分泌が多くて堅いパンでもふやけるのかもしれない。

そろそろ歯が心配なおばあちゃんは、うらやましい限りである。

炊き方を変えたら食いつきが違う

我が家は健康に気を遣う世代なので、玄米食だ。

今まで圧力鍋で炊いていたので、モチモチで白米と遜色ないと思っている。
どうやらそれが、孫のお気に召さないらしい。

モチモチ玄米を手でつかんで、エイッと投げる。
残念ながら、モチモチだから手に付いたままだけどね。

試行錯誤をして炊飯器で炊くようにしてみた。
我が家の場合であるが、圧力鍋だとモチモチ、炊飯器の玄米モードだとパラリ(ボソボソ?)となる。

よく言えばチャーハンにピッタリのパラパラさがお気に召して、孫のつかみ食べ戦争がますます激化したのである。


味より触感

今まで食べていた味でも、歯ごたえが気に入らないと食べなくなった。
そこで必死に娘と情報共有することになる。

ただの歯ごたえじゃダメなのよ。
キノコみたいなぐにゅとするのはダメで、噛んだときにボロっとするのが好きみたい。

練り物を前歯で噛みきった時の、プツッとするのは嫌いみたい。
でもソーセージのブツッとした食感は大好きよ。


そのうちエスカレートして、

外側はおばあちゃんのかかと位の硬さで、内側は生まれたてのヒヨコ位の柔らかいパンを喜んで食べてたわ。

など、自分でもよく分からないエセソムリエか食(触)レポのような迷言を吐いているのだ。

歯ごたえのある人生を

今日も孫は元気につかみ食べをしている。

軟弱な硬さの食を否定し、白く輝く8本の歯で、夢中で口に詰め込んでいる(そして7割こぼす》

ベビーハイチェアの下に膝をついて、一生懸命こぼれた料理を掃除していると、頭をポンポンと撫でて?くれた。

歯ごたえのある人生を歩みそうな孫は、おばあちゃん敗者にも優しい。
某ハム会社のCMのごとく、わんぱくでもいい、人生を噛み砕いて生きていってほしいものだ。

でもご飯粒の付いた手は、拭かせてね。おばあちゃんの髪にも優しさがほしいのである。














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