つかみ食べ戦争
離乳食はグルメとの戦いである
孫も1歳になった。歯も上下4本づつ、合計8本生えている。
離乳食完了期は12ヶ月~18ヶ月らしいので、もう半年しかないわけだ。
されど半年で、好みもはっきりしてくる事もあり、より一層の精進努力が専属料理人に求められるのである。
赤ちゃんの味覚は鋭敏だ。大体において食べてくれるが、気に入らないと泣き喚いて嫌がる。
もしくはニコニコしながら、口から出してプレゼントしてくれる(泣)
そこに一切の妥協も忖度も無い。
特に最初に目に付いた物を食べてみて、気に入らなければ残りすべてに駄目を出す、手強いグルメなのである。
何が気に入らなかったのか分からない。固さ?味?温度?気分じゃないから?
グルメ評価サイトに戦々恐々とする、飲食店店主以上の必死さで、お客様の顔色を窺う。
手づかみ食べは成長へのステップですってよ
離乳食完了期ともなれば、つかみ食べである。
汚すのが嫌とか、つかみ食べをしなくても、大きくなれば皆食事の仕方は憶えているよね、という意見もある。
確かにテーブルマナー的なものなら小学生でも憶えられるだろう。
それぞれの家庭の事情や、赤ちゃんの好みもあるので一概には言えないが、ここでのキーワードは脳・感覚・認知機能だ。
将来的に差が出る能力を育てると言われると、手づかみ食べ出来る料理を提供するのも吝かではないのである。
(能力開発的な文言におばあちゃんは弱い)
いっそ認知症予防に、私も手づかみ食べをするべきであろうか(違う)
落とす分も含めて1食だ
とは言いつつ、つかみ食べは汚れる。そりゃあもう汚れる。
仕事に育児に頑張っているパパやママ達が、疲れ果てるのも無理は無い。
落とす分、投げる分を加算して、一食分の量を決めなくてはならない。
計算に入れないと、栄養不足になると思う。そのくらい落とすからね。
我が家の場合はまず先にある程度スプーンで食べさせてから、つかみ食べできる料理を出す。
これで必要最低量の栄養を取らせてから、メインのお楽しみへとなだれ込むのだ。
もちろん椅子の下には常に保護シートが敷いてあり、さっと拭くだけでOKにしてある。
エプロンはお気に入りのポケットタイプで、液体も受け止めるのでずいぶん楽になった。
三秒ルールを適用します!(スタッフ)
今はとにかく消毒の時代である。クラスターの発生源が手洗い所の蛇口だったと聞いた時には、なんとも悲しい気持ちがしたものだ。
特に離乳食ならば食材はもちろん、まな板・包丁・食器に至るまで、煮沸消毒、薬剤消毒は当たり前である。
ご飯前には、テーブル・椅子・床のシートも可能な限り綺麗にして、ポロッと落ちたパン位は拾う。そしてスタッフが戴く。
女優の杏氏はシングルマザーで3人の子育てを頑張っているらしい。
ついでに犬2匹も飼育して、子供が落としたご飯は食べてくれる賢いワンちゃんらしい。
今まであまり存じ上げなかった杏氏だが、好感度が上がってしまった。さすがに牛乳は無理だけどこぼしたおやつの焼き芋は三秒ルール適応で、スタッフが美味しく戴きますね。
ここまで来たら、後もう少しだ。頑張ろう!(ただし子育ては続く・・・。)
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