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データ分析グループで新卒が半年働いた今のリアル

こんにちは、エムスリーデータ分析グループの星野です。
今回は私が新卒でエムスリーに入って実施してきたプロジェクトの紹介と、一日の流れ、半年働いてみた感想をまとめました。
特に学生の方にとって、新卒でエムスリーのデータ分析グループに入った時のイメージが少しでもクリアになればと思います。

業務内容

私が担当している業務は大きく分けて3つあります。

  • A. 製薬企業のマーケティング支援

  • B. ジョイントベンチャーでのデータ分析による支援

  • C. 推計サービスの開発・運用

Aの製薬企業向けマーケティング支援業務では、m3.comを活用したマーケティングの売上効果を検証したり、アンケートの回答から医師のペルソナを作成する等、データを活用した様々な施策を実施しています。また、データ分析を通じて出来ることをアピールするために、営業担当の方にクライアントのニーズを聞いたり、ニーズに合わせた分析方法を提案したりもしています。

Bのジョイントベンチャーでのデータ分析は、Aと比較してさらに深く特定の薬剤に向けて分析を実施しています。具体的には営業担当の方と密に連携して、マーケティング戦略を決めるにあたってニーズを直接ヒアリングしたり、より具体的な配信対象の選定を行ったりするなど、マーケティングの戦略から具体的な施策まで様々なレイヤーで施策案を作成、提案しています。

最後にCの推計サービスの開発、運用では、現在エムスリーで提供している機械学習を用いたデータ販売サービスについて、推計アルゴリズムの開発や、運用を行っています。

新米データサイエンティストの一日

大枠の業務内容だけではイメージがつきにくいと思うので、実際のある一日の流れを書き出してみました。

9:00~10:00 ジョイントベンチャー社内ミーティング(B)

営業チームとの合同ミーティングです。クライアント向けの資料の確認を行ったり、前日のクライアントミーティングを踏まえて今後の方針を決めたりします。

10:00~11:00 グループ内ミーティング(A)

製薬企業向けマーケティング支援業務を行っている10名程度でのミーティングです。事務連絡や、今抱えている案件の分析相談を行っています。

11:00~11:30 モデル精度確認、推計結果共有(C)

前日に推計していたモデルについて、精度の検証と結果の共有を行っていました。

11:30~12:30 データ分析グループランチ

Tips : オフィス周辺のご飯屋さんは学生街と同じくらい量が多いので食が細い人は注意しましょう。

12:30~13:00 営業向け提案資料作成(A)

以前営業担当の方からニーズとして聞いていた、過去配信コンテンツの分析について、分析方法の提案資料を作成しました。

13:00~13:30 製薬会社向け分析・戦略会議(A)

自分の担当クライアントについて、現在どのクライアントのどのサービスについて貢献できているかの報告や、今後サポートしたいサービスの確認をしました。

13:30~14:30 売上効果検証の実施、報告資料作成(B)

過去エムスリーやクライアントのMRさんが実施してきた各施策について、効果を検証しました。検証結果をベースとして、今後のマーケティングプランを議論していきます。

14:30~15:00 製薬Bizユニット事例共有会

製薬企業向けの分析を行っているグループ(製薬Bizユニット)で週一回実施している、事例共有会です。他のチームメンバーがどのような分析をしているのか聞けるので、似た需要を抱えたクライアントに提案する時や、分析する時の参考になります。

15:00~16:30 推計モデルの開発、検証(C)

現在推計モデルの改善を行っており、推計方法を変更するプログラムの開発と行っていました。また、変更による効果について実験してみて検証しました。

16:30~17:00 竹崎さん 1 on 1

メンターの竹崎さんとの1on1です。ジョイントベンチャー向けの共有資料を確認していただいたり、製薬企業向けヒアリング資料を確認してもらったりしていました。普段は雑談多めです。

17:00~17:30 基盤整備勉強会

同じデータ分析グループの穴澤さんから、分析基盤周りのあれこれを教えてもらう勉強・質問会です。分析基盤や環境は詳しくないのでとても勉強になります。

半年間働いてみての感想

半年間エムスリーで働いてみて、とにかくあっという間の半年間でした。特にエムスリーに入って良かったと感じたことは2つです。

様々なプロジェクトに参加させてもらえる

私はこの半年で非常に多くのプロジェクトに参加させていただきました。
以前こちらのnoteで、「複数のプロジェクトに同時にかかわっているため、常時ジャグリングしている感覚」と書いてありましたが、今それを実感しています。

一方で、単にプロジェクトの量が多いわけでなく、様々な種類のプロジェクトに関われていることは、非常にやりがいがあります。例えば、MR君の配信対象を考えるようなミクロな分析から、マーケティング戦略全体に関わるような医師ペルソナの特定まで様々な粒度の分析を経験しました。また、機械学習モデルを開発するようなエンジニアリングに近い領域から、クライアントのニーズを直接聞いて分析に落とし込むようなビジネスに近い領域まで様々な角度でプロジェクトに参加できました。

周囲の社員が優秀で安心感がある

多くのプロジェクトに参加させていただけるのはメリットであると同時に、自分では自信のないような案件も増えてきます。そんな時も、周りのメンバーに聞くと的確な回答が返ってきます。また、自分の考えた分析の筋が悪い時もあるのですが、そういった場合も一言相談することでより効果的な分析方法をいただけることも多いです。このように、困ったら周りに頼っていけるという安心感から、様々なプロジェクトにチャレンジできています。

まとめ

今回は私が入社してからの半年間で実施してきた業務と、入社して良かったことについてご紹介しました。この記事を通して、エムスリーのデータ分析グループで働くイメージが沸いたら嬉しいです!

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